The Bangles／『Different Light』

数日前に紹介したThe Bugglesと名前が似ていて随分間違うことの多かったThe Bangles。『80s紙ジャケコレクション』シリーズとして、今回デビュー盤を含む3タイトルがリリースされたが、その中から『Different Light』を購入した。

The Bugglesも1980年代を代表するバンドのひとつで、The Go-Go'sに次ぐメンバー全員が女性のグループとしても好きな存在だった。

今回のリイシューでは当初、『Everything』とこの『Different Light』のどちらを購入しようか、かなり迷った。『Everything』にも『Eternal Flame』という名曲があり捨て難いアルバムだったが、Princeの手掛けた『Manic Monday』を含め『Walk Like An Egyptian』のヒットなどで大ブレイクした『Different Light』を購入することにした。

『Different Light』からの1stシングル『Manic Monday』は、Susanna Hoffsのボーカルがとても好きで、当初『Manic Monday』はPrinceがApollonia 6の為に用意した曲だった。しかし、The Banglesの『Manic Monday』は全米全英のシングル・チャートで2位にまで上がるヒットを記録した。

続くアルバム・タイトルを含む『In A Different Light』はシングルにならなかったが、このアルバムで好きな曲のひとつ。続く『Walking Down Your Street』はこのアルバムからの4枚目のシングルになった。

そして、The Bangles最大のヒットともいえる『Walk Like An Egyptian』は、全米シングル・チャートで4週連続No.1を記録。中東の香りが漂う曲調に加え、メンバーのユニークな動きがあるPVも相まって『Walk Like An Egyptian』は1980年代を代表する曲のひとつになった。

他にもメンバーのコーラス・ワークが綺麗な曲が多く、合計で5枚のシングルがカットされた『Different Light』は、アルバム・チャートでもデビュー盤を大きく凌ぎ、全米全英のアルバム・チャートで2位を記録。売上げ面でも全米だけで300万枚のセールスを記録した。

これだけの成功を収めたThe Banglesだが、次第にボーカルのSusanna Hoffsをメインに据えた動きが周囲から出始めると、他のメンバーとの関係にも影響。続く3rdアルバム『Everything』からのシングル『Eternal Flame』はSusanna Hoffsのソロともいえるような曲だった。

『Everything』発表前にはSimon & Garfunkelの『Hazy Shade Of Winter』をスマッシュ・ヒットさせ、バンド関係に影響なし? とも思われたが、『Eternal Flame』を最後にメンバーは散り散りに。1999年の映画『Austin Powers: The Spy Who Shagged Me』に提供した『Get The Girl』再び顔を合わせたThe Banglesは、その後、2000年にVocal Group Hall of Fameに選出されている。

『Different Light』
Manic Monday
In A Different Light
Walking Down Your Street
Walk Like An Egyptian
Standing in the Hallway
Return Post
If She Knew What She Wants
Let It Go
September Gurls
Angels Don't Fall In Love
Following
Not Like You

タグ：1986 The Bangles