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George Harrison/『Brainwashed』 [CD]

Brainwashed夕べ、SonicStageVにまだ録り込んでいないCDを片っ端から転送していたときに、George Harrisonの死後、2002年にリリースされた『Brainwashed』を見つけた。

リリース当時、『Brainwashed』は限定ボックス仕様もリリースされ、Dark Horseのステッカーと『Brainwashed』のポスター、そして制作風景を収録したDVDが収められていた。確か、このボックスにはGeorgeのサイン入りギター・ピックを収めた仕様もあったが、残念ながら手元にあるボックスにギター・ピックは含まれていなかった。

1988年頃から温めていた素材が使われているといわれる『Brainwashed』でGeorgeは、息子のDhaniとともに全てのアイデアを共有。1997年に肺ガンを患うようになって以降は、よりこのアルバムの制作に集中し、旧友Jeff Lynneを含めた共同作業を続けたという。

しかし、アルバムは2001年11月29日にGeorgeが亡くなる前に完成することはなく、その後はDhaniとJeffの手にアルバムは委ねられた。

Georgeの死から約1年後の2002年に発表されたGeorgeの遺作『Brainwashed』は高い評価を受け、全米アルバム・チャートでは最高18位、全英チャートで29位を記録した。アルバムのトップを飾るシングルにもなった『Any Road』は全英チャートで37位に入り、同作収録の『Marwa Blues』は2004年のグラミー賞でBest Pop Instrumental Performanceにも選出された。

『Brainwashed』でGeorgeは多くの楽器をプレイし、ウクレレやスライド・ギターでとても温かみのあるプレイを披露している。ここにGeorgeの優しいボーカルが加わると、あたかも目の前でGeorgeが歌っているかのようにも思えてくる。

共同プロデューサーに名を連ねるJeff Lynneの働きで、ややサウンドはElectric Light Orchestraに似たつくりにもなっているが、これは仕方のないところか? しかし、シングルになった『Any Road』にみられるようなGeorgeらしい曲が、『Brainwashed』では全編で聴くことができる。

最近、Georgeのキャリアを総括したベスト盤『Let It Roll』がリリースされたが、この遺作となった『Brainwashed』にも再び注目が集まって欲しいと思う。

『Brainwashed』
Any Road
P2 Vatican Blues (Last Saturday Night)
Pisces Fish
Looking for My Life
Rising Sun
Marwa Blues
Stuck Inside a Cloud
Run So Far
Never Get Over You
Between the Devil and the Deep Blue Sea
Rocking Chair in Hawaii
Brainwashed



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