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Joan Jett/『Bad Reputation』 [CD]

iconicon元The Runawaysの一員だったJoan Jettは、デビュー盤『Joan Jett』を自主制作で1980年にリリース。コンサート会場などで売られた『Joan Jett』は、1981年に『Bad Reputation』としてBoardwalk Recordsから再発された。

ロックなアルバムが聴きたくなって探してきた『Bad Reputation』は、音作りがとてもチープな感じに聴こえてしまうが、ハスキーな声で歌うJoan Jettのロックは、とても気持ちがいい!

この『Bad Reputation』にはカバー曲も多数収録されている。Joan Jettのアルバムにはカバー曲がいろいろ入っていて、1990年にリリースされた『The Hit List』はカバー曲を集めたコンピレーションの名盤でもあった。

『Bad Reputation』では、Gary Glitter作の『Do You Wanna Touch Me (Oh Yeah)』と『Doing All Right With The Boys』、The Isley Brothersの『Shout』、Sam the Shamの『Wooly Bully』が聴きどころのひとつ。時折入るJoan Jettの叫び声ではガレージ・バンドみたいなノリも大いに楽しめる。

そうかと思うと2曲目『Make Believe』では囁くような感じの歌いだしで、こんなJoan Jettもいいな! と思ってしまう。もちろん、サビの部分ではJoan Jettらしいシャウトが聴ける。

『You Don't Own Me』は1964年のLesley Goreのヒット曲。当時、18歳のLesley Goreはこの曲で全米2位のヒットを飛ばしている。Dusty Springfieldもカバーしているちょっと切ない感じの曲をJoan Jettが取り上げているのも面白い。

オリジナル曲もタイトル・トラック『Bad Reputation』を始め、イキのいいロックンロールがあって、意外とこのメジャーデビュー盤は楽しめる内容が満載だ。

Joan Jettの代表的なアルバムとなると次回作の『I Love Rock 'n' Roll』が有名で、そして一発屋のイメージも強いが、このデビュー盤を含め4枚目あたりまでは1980年代前半のちょっと華やかなイメージが詰まっていて、どれも好きなアルバムだ。

『Bad Reputation』 Bad Reputation (Remastered) - Joan Jett
Bad Reputation
Make Believe
You Don't Know What You've Got
You Don't Own Me
Too Bad On Your Birthday
Do You Wanna Touch Me (Oh Yeah)
Let Me Go
Doing All Right With The Boys
Shout
Jezebel
Don't Abuse Me
Wooly Bully

タグ:Joan Jett 1981


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