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The Rolling Stones/『England's Newest Hit Makers』 [CD]

iconicon今、1960年代のThe Rolling StonesのCDは、アメリカ編集版が基本になっていて、デビュー盤も『England's Newest Hit Makers』だけがリリースされている。

1964年4月にまずイギリスでDecca Recordsからジャケットにメンバーの写真以外が印刷されていないセルフ・タイトルのデビュー盤がリリースされ、続く5月にアメリカでLondon Recordsから『England's Newest Hit Makers』というタイトルとバンド名が印刷されたデビュー盤がリリースされた。

UK盤は1曲目に『Route 66』が収録されたが、US盤では『Not Fade Away』が1曲目に配置。『Not Fade Away』はUK盤にはなく、代わりにEllas McDaniel作の『Mona』が収録された。その他に収録曲の違いはなく、当時のLPのB面にあたる『I'm A King Bee』から始まる後半6曲はどちらの盤にも収められている。

『Not Fade Away』はアメリカではデビュー盤の発売に先駆け、同年3月にアメリカ初のシングルとしてリリースされ最高48位を記録。イギリスでは4枚目のシングルとしてアメリカより早い2月にリリースされ、それまでのシングルとしては最高の3位を記録した。

US盤はこれ以降もUK盤と異なる編集が続き、その都度、ヒット・シングルが収められ、この特徴は既にこのUSデビュー盤の『England's Newest Hit Makers』から表れていた。

US盤と対照的にUK盤にはシングル・リリースされた曲はアルバムにほとんど含まれず、『Not Fade Away』までにリリースされた4枚のシングルに含まれた8曲中7曲がUKデビュー盤には収録されていない。唯一、『Not Fade Away』のB面だった『Little By Little』のみがUKデビュー盤には収録されている。

イギリスではこの様な編集方針が功を奏したのか、デビュー盤はアルバム・チャートで12週にわたってNo.1を記録。US盤は最高が11位どまりだったが、ゴールド・ディスクを獲得している。

アメリカではデビュー盤リリース後の8月に『Tell Me』が3枚目のシングルとしてリリースされ、それまでのシングルで最高の24位を記録している。

デビュー盤でのThe Rolling Stonesは、まだまだオリジナル曲が少なくアルバムの大半がカバー曲だが、『Route 66』や『Carol』、『Can I Get A Witness』などで聴ける荒々しい感じが今聴いても新鮮で、ライブでもステージ映えするようなカバー曲がたくさんこのデビュー盤には詰まっている。

『England's Newest Hit Makers』
Not Fade Away
Route 66
I Just Want To Make Love To You
Honest I Do
Now I've Got A Witness
Little By Little
I'm A King Bee
Carol
Tell Me
Can I Get A Witness
You Can Make It if You Try
Walking The Dog



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