森高千里／『LUCKY7』

いつも楽しい話題を提供してくれるMASAさんのブログの『森高千里のアルバム』という記事で紹介されていたCDを、先日頂いたブックオフのお買い物券で交換してきた。今回紹介する『LUCKY7』を含めて9枚の森高千里のCDを見つけ、その全てが250円だったので、思い切って9枚全てをお買い物券で交換してきた。

MASAさんの記事の中でこの『LUCKY7』は、「森高のアルバムの中でも1、2を争う名作だと思う」と紹介されている。MASAさんがお勧めに挙げた『私の夏』、『ハエ男』、『渡良瀬橋』の他にも、『遠い昔』や『手をたたこう』、『Memories』など、とてもクォリティが高い曲が『LUCKY7』にはたくさん詰まっている。

普段あまりJ-Popを聴く機会がない毎日だが、こうやって1枚のアルバムをじっくり通して聴いてみると、『LUCKY7』にはちょっとした聴きどころがそこかしこにあって、「なかなか面白いな、森高千里!」と、感心してしまった。

その「面白い」と感じたところは、ある曲ではイントロの部分であったり、ある曲では間奏の部分であったり、もちろん森高千里のボーカルであったりとまちまちなのだが、ここまで森高千里のアルバムの1曲1曲に聴き入ってしまうとは自分でも予想外の展開だった。

ジャケットを見ただけでは今までの傾向からして絶対手を出さないジャンルなのだが、『食わず嫌い』というフレーズが森高千里にはピタリとあてはまってしまい、今回手に入れることのできなかった他のアルバムも時間をかけて探してみようかと思い始めている。

というのも、この『LUCKY7』も含め比較的最近のアルバム以外、昔のアルバムは既に廃盤状態で、ブックオフなど中古ショップをマメに探すしかないのが森高千里のアルバムの現状だ。MASAさんもブログでも書かれていたように「きちんと再評価」されれば、（自分も含め…）意外なファン層の掘り起こしに繋がるのではないかと思う。

洋楽をメインに紹介するこのブログでJ-Popを紹介する機会はあまり多くないが、幅広い洋楽ジャンルのどこかに通じるJ-Popもある。この『LUCKY7』がリリースされたのは1993年。前回紹介したVanessa Paradisのアルバムが1992年にリリースと、同じ時期にリリースされた2枚のアルバムをじっくり聴いてみるのも面白いだろう。

ちなみに『Vanessa Paradis』と同じ1992年にリリースされた『ペパーランド』と、The Beatlesの『Everybody's Got Something To Hide Except Me And My Monkey』をカバーした『STEP BY STEP』も今回手に入れた9枚の中にあるので、またの機会にこの2枚の感想もこのブログで紹介してみたいと思っている。

『LUCKY7』
手をたたこう
短気は損気
晴れた日曜日
地味な女
遠い昔
ばっさりやってよ
私の夏 (アルバム・ヴァージョン)
I LOVE YOU
ハエ男
渡良瀬橋
さよなら私の恋
友達の彼
男のロマン
Memories

タグ：森高千里 1993

コメント 2

こんばんは。
僕もアイドルのCDを買ったことがあるのは森高千里だけなんですが、彼女には「道」「コンサートの夜」「雨」など名曲がたくさんあるし、「ハエ男」「ザ・ストレス」などのポップなモリタカ・ワールドにも感心してしまいました。　森高千里を再評価せよ！とマジメに思ってます。
by music70s (2009-08-25 01:16) 

music70sさん、夜分遅くにコメントありがとうございます。私は記事内に書いたMASAさんの紹介がなければ森高千里は聴く機会がきっとなかったと思います。新しいお気に入りの発見でした! 最近の活動がないのが寂しい限りです。ぜひ、再評価の機運が高まって欲しいですね。海外アーティストみたいにヒット曲やレア曲を振り返るボックスセットなんか出ないでしょうかネ。
by MCMLXV_65 (2009-08-25 01:35)