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Vanessa Paradis/『Vanessa Paradis』 [CD]

iconicon1992年にリリースされたVanessa Paradisの通算3枚目のアルバム『Vanessa Paradis』。日本盤は『Be My Baby』と違うタイトルだったような記憶もあるが、現在はどちらも廃盤のようで入手が難しい状況だが、このCDも先日届いたブックオフのお買い物券で交換してきた。

CDの内容は既にご存知のように、Vanessa Paradisの当時の恋人だったLenny Kravitzがプロデュースを務め、全編にその影響が色濃く出ている。Lou Reed作の『I'm Waiting for the Man』だけが唯一の外部ライターによる曲で、これ以外の全ての作曲にLenny Kravitzが絡んでいる。

今回手に入れたCDはアメリカ盤なので、日本盤のボーナス・トラックだったLenny Kravitzへのトリビュート・ソング『Gotta Have It』は含まれていない。

このアルバムで英語圏でのデビューを果たしたVanessa Paradisだが、アルバムの制作や作曲に関わったのもこの『Vanessa Paradis』が最初だといわれている。

アルバムからは『Be My Baby』と『Sunday Mondays』がシングル・カットされ、前者は全英チャートで最高6位を記録。フランスのアルバム・チャートでは見事1位を獲得し、『Be My Baby』もフランスでは最高5位を記録した。

1990年代にリリースされたアルバムなのにLenny Kravitzの影響もあって、アルバムに収録された曲の多くは1960年代のポップスの香りが満載で、これが当時はとても新鮮だった。バラードの『Silver and Gold』で聴かせるVanessa Paradisの声などは、この当時、まだ20歳だったとは思えないほどだ。

続く『Be My Baby』で聴ける1960年代の雰囲気はまるで誰かのカバー曲を歌っているような錯覚を感じるほど1960年代のサウンドに染まっていて、Vanessa Paradisの舌っ足らずなボーカルが見事にハマっていた。

『Lonely Rainbows』は再びバラードだが、ここでもVanessa Paradisのボーカルは瑞々しい。途中に入る男性のボーカルは恐らくLenny Kravitzだろうが、この両者の共演はぜひ見てみたいシーンだ。

アルバムからの2ndシングル『Sunday Mondays』では曲のクレジットにVanessa Paradisの名前もある。ドラムの音、キーボードの音、どれもが懐かしいクラシックな雰囲気を醸し出している。

と、アルバムに収録されているどの曲も懐かしい雰囲気を持つ安心して聴けるアルバムで、Lenny Kravitzという才能が弱冠20歳のVanessa Paradisの魅力を十分引き出した好盤だ。

『Vanessa Paradis』
Natural High
I'm Waiting for the Man
Silver and Gold
Be My Baby
Lonely Rainbows
Sunday Mondays
Your Love Has Got a Handle on My Mind
The Future Song
Paradis
Just as Long as You Are There



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