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Ana Popović/『Still Making History』 [CD]

iconiconセルビア共和国の首都ベオグラードが故郷というブルース・ギタリスト Ana Popović のステージでの映像を数年前から You Tube で見かけ CD を探していたのだが、輸入盤でもなかなか売っているところがなく、当然、国内盤もない状態が長らく続いていた。

最近になり、レコード・レーベルが Delta Groove 傘下の eclecto Groove Records に変わったことで国内盤もようやくリリースされ、この『Still Making History』をやっと手に入れることができた。このアルバムは2007年にリリースされ、Ana の通算3枚目のスタジオ・アルバムになる。

ジャケットだけを見るとルックスが売りのアイドル・シンガー? と誤解されてしまいそうだが、サウンドはブルースやソウル。女性アーティストでこれだけのブルースを披露してくれるのは誰以来だろう…と、思うほどだ。

強いて例えを挙げるなら、女性版 Stevie Ray Vaughan とすると分かりやすいだろうか。

1976年5月13日生まれの Ana は今年でまだ33歳、『Still Making History』発表時点もちょうど30歳前後だった。それでいてこんな情感たっぷりのブルースを披露してくれるとは、最初に Ana のサウンドを聴いたときは信じ難い思いだった。

父親がギタリストだったこともあり、幼い頃から父親が影響を受けたブルースやソウルのレコードを聴いて育った Ana は、15歳の頃に父親の持つギターを手にしていたという。

ブルースだけに留まらず、このアルバムではジャズの雰囲気も漂わせる『Doubt Everyone But Me』やタイトル曲の『Still Making History』もあり、音楽の幅の広さを披露している。『Doubt Everyone But Me』に続く『You Don't Move Me』ではイントロから豪快なソロも披露している。

ちょっとハスキーな声も Ana の特徴で、この声質だとこれから年を重ねるに従い、今よりも更にブルースやソウルが似合いそうだ。

新作『Blind For Love』が先日発表されたが、まずは以前から聴きたかった『Still Making History』をやっと手に入れ、これが現在のヘビーローテーションになっている。秋が深まるこれからの季節にふさわしい一枚をまた見つけた感じだ。

『Still Making History』
U Complete Me
Hold On
Between Our Worlds
Is This Everything There Is?
Hungry
Doubt Everyone But Me
You Don't Move Me
Still Making History
My Favorite Night
How'd You Learn To Shake It Like That?
Shadow After Dark
Calendars
Sexiest Man Alive
U Complete Me (Blues Version)

タグ:Ana Popovic 2007


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