Freddie Mercury/『The Solo Collection - Rarities 1』 [CD]
9月5日は Queen のボーカル Freddie Mercury の誕生日で、1946年生まれの Freddie が生きていれば63歳の誕生日を迎えていた。60歳を越えた Freddie はとても想像できないが、きっといい年の取り方をしていたのではないかと思う。
『The Solo Collection』という Freddie のソロ活動に焦点を絞ったボックス・セットがリリースされたのは2000年の10月。後にソロ活動時の2枚のアルバムにボーナス・トラックを収めた CD を合わせた3枚組みボックス・セットもリリースされた。
『The Solo Collection』には10枚の CD と2枚の DVD が収められ、それに多くのカラー写真が掲載された豪華なブックレットが付いていた。
このボックスに収められた CD はソロ活動時に発表された2枚のオリジナル・アルバムに加え、Freddie の死後にリリースされたベスト盤と、ソロ活動時代に発表された数々のシングルを収めた2枚。ボーカルなしのインストルメンタルだけを収めた1枚。『Mr. Bad Guy』と『Barcelona』時やその他のセッションでのレア曲を収めた3枚。David Wiggによるインタビューを収録した1枚の計10枚の CD に加えて、全12曲の PV を収めた DVD と『The Untold Story』と名づけられた DVD の計2枚が付いていた。
今回紹介する CD はボックス・セットに収められた中の1枚で、『Mr. Bad Guy』のセッションのレア曲を収めた『Rarities 1』と名付けられ、このディスクには Freddie による完成前の曲のアカペラ・バージョンや、ピアノの弾き語りで曲の原型バージョンなどが収められている。
どれもが未発表な曲ばかりだが、初期のイメージがまだ固まっていない頃のバージョンでは曲の制作過程の一部を垣間見ることもできる。『There Must Be More To Life Than This (Piano Out-takes)』では、何度もピアノでイントロ部分を弾き直すシーンが収録されていて、あたかも Freddie が目の前で何度も繰り返し弾いているかのようにも思えてくる。
『Living On My Own (Hybrid Edit: Early/Later Versions)』では異なるバージョンが巧みに編集され1曲に仕上がっているが、これは完成度がなかなか高く、後半部分では Freddie のアドリブが如何なく発揮されている。まるで小さなピアノ・バーで Freddie が即興プレイを披露しているかのようだ。
アルバム『Mr. Bad Guy』の最後を飾る『Love Me Like There's No Tomorrow』については、4つのバージョンが収録され、Early Version では Freddie がピアノだけで曲の持つ初期のイメージを披露し、2nd Early Version ではドラムやエフェクトが追加され、3rd Early Version ではコーラス・パートが追加と、曲が徐々に最終形に近づいていく過程を知ることができる。
1985年にリリースされた『Living on My Own』のB面曲だった『She Blows Hot & Cold』の『Rarities 1』に収められたバージョンでは Brian May がギター・ソロを弾いていて、Queen バージョンが聴いてみたい思いに駆られる。
他にも貴重なテイクが多く、『The Solo Collection』にあるRarities シリーズ3枚の中では1番聴きどころが満載なのが、この『Rarities 1』だ。
Queen としても『The Solo Collection』の『Rarities』シリーズのような、レア曲を集めたボックス・セットのリリースを期待しているのだが、いつになったらこういう企画が実現するのだろう…?
『The Solo Collection - Rarities 1』
Let's Turn It On (A Capella)
Made In Heaven (Alternative Version)
I Was Born To Love You (Vocal & Piano Version)
Foolin' Around (Early Version)
Foolin' Around (Original 1985 Unreleased 12" Mix)
Foolin' Around (Instrumental)
Your Kind Of Lover (Early Version)
Your Kind Of Lover (Vocal & Piano Version)
Mr. Bad Guy (Orchestra Out-takes)
Mr. Bad Guy (Early Version)
There Must Be More To Life Than This (Piano Out-takes)
Living On My Own (Hybrid Edit: Early/Later Versions)
Love Is Dangerous (Early Version)
Love Me Like There's No Tomorrow (Early Version)
Love Me Like There's No Tomorrow (2nd Early Version: Extract)
Love Me Like There's No Tomorrow (3rd Early Version)
Love Me Like There's No Tomorrow (Live Take)
She Blows Hot & Cold (Alternative Version featuring Brian May)
Gazelle (Demo)
Money Can't Buy Happiness (Demo)
Love Makin' Love (Demo)
God Is Heavy (Demo)
New York (Demo)
『The Solo Collection』という Freddie のソロ活動に焦点を絞ったボックス・セットがリリースされたのは2000年の10月。後にソロ活動時の2枚のアルバムにボーナス・トラックを収めた CD を合わせた3枚組みボックス・セットもリリースされた。
『The Solo Collection』には10枚の CD と2枚の DVD が収められ、それに多くのカラー写真が掲載された豪華なブックレットが付いていた。
このボックスに収められた CD はソロ活動時に発表された2枚のオリジナル・アルバムに加え、Freddie の死後にリリースされたベスト盤と、ソロ活動時代に発表された数々のシングルを収めた2枚。ボーカルなしのインストルメンタルだけを収めた1枚。『Mr. Bad Guy』と『Barcelona』時やその他のセッションでのレア曲を収めた3枚。David Wiggによるインタビューを収録した1枚の計10枚の CD に加えて、全12曲の PV を収めた DVD と『The Untold Story』と名づけられた DVD の計2枚が付いていた。
今回紹介する CD はボックス・セットに収められた中の1枚で、『Mr. Bad Guy』のセッションのレア曲を収めた『Rarities 1』と名付けられ、このディスクには Freddie による完成前の曲のアカペラ・バージョンや、ピアノの弾き語りで曲の原型バージョンなどが収められている。
どれもが未発表な曲ばかりだが、初期のイメージがまだ固まっていない頃のバージョンでは曲の制作過程の一部を垣間見ることもできる。『There Must Be More To Life Than This (Piano Out-takes)』では、何度もピアノでイントロ部分を弾き直すシーンが収録されていて、あたかも Freddie が目の前で何度も繰り返し弾いているかのようにも思えてくる。
『Living On My Own (Hybrid Edit: Early/Later Versions)』では異なるバージョンが巧みに編集され1曲に仕上がっているが、これは完成度がなかなか高く、後半部分では Freddie のアドリブが如何なく発揮されている。まるで小さなピアノ・バーで Freddie が即興プレイを披露しているかのようだ。
アルバム『Mr. Bad Guy』の最後を飾る『Love Me Like There's No Tomorrow』については、4つのバージョンが収録され、Early Version では Freddie がピアノだけで曲の持つ初期のイメージを披露し、2nd Early Version ではドラムやエフェクトが追加され、3rd Early Version ではコーラス・パートが追加と、曲が徐々に最終形に近づいていく過程を知ることができる。
1985年にリリースされた『Living on My Own』のB面曲だった『She Blows Hot & Cold』の『Rarities 1』に収められたバージョンでは Brian May がギター・ソロを弾いていて、Queen バージョンが聴いてみたい思いに駆られる。
他にも貴重なテイクが多く、『The Solo Collection』にあるRarities シリーズ3枚の中では1番聴きどころが満載なのが、この『Rarities 1』だ。
Queen としても『The Solo Collection』の『Rarities』シリーズのような、レア曲を集めたボックス・セットのリリースを期待しているのだが、いつになったらこういう企画が実現するのだろう…?
『The Solo Collection - Rarities 1』
Let's Turn It On (A Capella)
Made In Heaven (Alternative Version)
I Was Born To Love You (Vocal & Piano Version)
Foolin' Around (Early Version)
Foolin' Around (Original 1985 Unreleased 12" Mix)
Foolin' Around (Instrumental)
Your Kind Of Lover (Early Version)
Your Kind Of Lover (Vocal & Piano Version)
Mr. Bad Guy (Orchestra Out-takes)
Mr. Bad Guy (Early Version)
There Must Be More To Life Than This (Piano Out-takes)
Living On My Own (Hybrid Edit: Early/Later Versions)
Love Is Dangerous (Early Version)
Love Me Like There's No Tomorrow (Early Version)
Love Me Like There's No Tomorrow (2nd Early Version: Extract)
Love Me Like There's No Tomorrow (3rd Early Version)
Love Me Like There's No Tomorrow (Live Take)
She Blows Hot & Cold (Alternative Version featuring Brian May)
Gazelle (Demo)
Money Can't Buy Happiness (Demo)
Love Makin' Love (Demo)
God Is Heavy (Demo)
New York (Demo)
2009-09-05 15:54
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