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ザ・ビートルズ・CDガイド [いろいろと…]

ザ・ビートルズ・CDガイド レコード・コレクターズ2009年10月号増刊9日(水)に発売された The Beatles のデジタル・リマスター盤に合わせて関連する書籍もたくさん発売されているが、『レコード・コレクター』誌の増刊というかたちで『ザ・ビートルズ・CDガイド』が11日(金)発売された。

本書の執筆陣のひとり、大鷹俊一氏が前書き部分で「ビートルズと旅するためのベーシックな地図」と記しているとおり、ここでは The Beatles のオリジナル・アルバムに始まり各種ベスト・編集盤を解説。そしてメンバー4人のソロ活動時にリリースされたアルバムも紹介している。

The Beatles のオリジナル・アルバムは見開き2ページを使って紹介。『Rubber Soul』までを萩原健太氏が担当。『Revolver』以降を大鷹俊一氏が担当している。また、『Past Masters』や通称『赤盤』・『青盤』に代表される各種編集盤は森山直明氏が担当している。

ジャケット写真は全てカラー、挿入されるイラストも全てカラーで、アルバム収録曲一覧とCD型番、オリジナル発売時期といった一般的な情報が掲載されている。

過去、この手のガイドブックではアルバムごとに執筆担当が変わり、時系列順に読み進めると、どうしてもその内容に一貫性がない傾向があったが、本書では各執筆陣がある程度のアルバムをまとめて紹介しているので、アルバムに沿ったいろいろな話題にも一貫性があって読み易かった。

各メンバーのソロでは John Lennon を小島智氏、Paul McCartneyを和久井光司氏、George Harrison を立川芳雄氏、Ringo Starr を速水丈氏が、それぞれ担当している。

ソロ時代のアルバム紹介ではスタジオ盤には1ページを割いているが、ベスト盤やライブ盤の紹介は半ページと扱いが小さくなってしまう。それでも各メンバーのソロ・アルバムが全てカラーで見られるのは嬉しい。

デジタル・リマスター盤の発売に合わせて発売された本書だが、残念ながらそのデジタル・リマスター盤に関する表記は全くない。あとがき部分で浅野純氏が「好きなように聞くことができるのは、みさなんと同じ9月9日。だからこの本の制作中はとてももどかしい思いをしているのです。」と明かしている。

しかし、手軽に The Beatles の各アルバムとメンバーが発表したソロ時代のアルバムを知ることができるので、これから各アルバムを聴いてみようと思っている方には、とてもコンパクトにまとまった手頃ないいガイドブックだと思う。

評価の低いアルバムも全てのジャケットがカラーで紹介されているので、パラパラっとめくりながら、そのアルバムが発表された当時の思いに馳せるのも楽しいと思う。

タグ:THE BEATLES


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