Faith Hill、3年連続 NFL 中継のテーマソングに起用!

NFL の2009シーズンがアメリカ現地時間の10日(木)に開幕。13日(日)には第1週に予定されている13試合が全米各地で行なわれた。

アメリカのメジャー・スポーツの1つである NFL は、全米に放送ネットワークを持つ CBS、NBC、ESPN、FOX が試合中継を担当しているが、NBC が日曜夜に全米生中継する Sunday Night Football ではその中継の前に番組テーマソング『Waiting All Day For Sunday Night』が披露される。

その2009シーズンのお披露目が13日の試合 Chicago Bears 対 Green Bay Packers 戦であり、Faith Hill が2007年から3年連続で番組テーマである『Waiting All Day For Sunday Night』を披露した。

毎週『Waiting All Day For Sunday Night』は歌詞の中に日曜の夜に対戦するチームの選手の名前などが盛り込まれ、Faith Hill がそれを歌い上げるのだが、この曲は1988年に Joan Jett and The Blackhearts がリリースした『I Hate Myself For Loving You』が元歌となっている。

Joan Jett にとって通算6枚目のアルバム『Up Your Alley』から1stシングルとしてリリースされた『I Hate Myself For Loving You』は、全米シングル・チャートで最高8位を記録。1982年にリリースされた『Crimson And Clover』以来となる Top10 入りを果たし、カナダ・チャートで最高21位を、全英チャートで最高46位をマークした。

2006年から Sunday Night Football の中継を担当する NBC は2006年、Pink をそのパフォーマーに起用。2007年以降は3年連続で Faith Hill を起用することになった。今年の Faith Hill はミニのワンピースに太腿まであるロングブーツという黒のコスチュームで統一。カントリー・シンガーとして有名な Faith Hill だが、このテーマソングでは NFL というスポーツに合わせて番組テーマを力強くロック調に歌い上げている。

Faith Hill は1999年のアルバム『Breathe』でカントリー以外のポップ・チャートでも幅広いヒットを記録して全米だけで800万枚のセールスをあげ、Billboard 誌のアルバム・チャートで初登場No.1を記録。これはカントリー系アーティストとして初の快挙だった。その後も2002年発表の『Cry』と2005年発表の『Fireflies』でも同チャートの初登場No.1を記録した。

『Waiting All Day For Sunday Night』のオリジナルである Joan Jett の『I Hate Myself For Loving You』は、以前紹介した『Jett Rock』にも収録されている。

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