The Beatles/『A Hard Day's Night』 [CD]
初の主演映画のサウンドトラックも兼ねたイギリスでの通算3枚目のアルバム『A Hard Day's Night』がリリースされたのは1964年7月。全13曲のクレジットが全て Lennon/McCartney だったアルバムは『A Hard Day's Night』が初めてで、イギリスのオリジナル・アルバムを全部を通しても Lennon/McCartney だけによるアルバムはこの『A Hard Day's Night』だけになる。
当時のLPでA面の7曲は映画に使われた曲で、B面の6曲は映画に準備したが実際には使われなかった曲。そして前2作では Ringo Starr と George Harrison がリード・ボーカルを務める曲があったが、『A Hard Day's Night』では Ringo がリード・ボーカルの曲はなく、George は4曲目の『I'm Happy Just To Dance With You』で唯一リード・ボーカルを担当している。
リード・ボーカルの点から見ると John Lennon がリード・ボーカルを務めたのは『I Should Have Known Better』、『Tell Me Why』、『Any Time At All』、『I'll Cry Instead』、『When I Get Home』、『You Can't Do That』、『I'll Be Back』の7曲。Paul McCartney がリード・ボーカルの『And I Love Her』、『Can't Buy Me Love』、『Things We Said Today』の倍以上と、John のボーカル面での充実ぶりが、このアルバムでは窺える。
1曲目の『A Hard Day's Night』や『Can't Buy Me Love』、『Any Time At All』では The Beatles としてロックな面を聴かせ、『If I Fell』や『And I Love Her』では John と Paul それぞれを代表するようなバラードの名曲を披露。そして、『Tell Me Why』や『Things We Said Today』、『You Can't Do That』では軽快なポップな一面を魅せる『A Hard Day's Night』は、今までのカバー曲にも頼らざるを得ないアルバム作りの環境から、じっくりと曲を練り、The Beatles が持つ多才な面を表現し始めた最初のアルバムのようにも感じる。
『A Hard Day's Night』からは先行シングルとして英米で『Can't Buy Me Love / You Can't Do That』がリリースされ、アルバム同時リリースで『A Hard Day's Night / Things We Said Today』が2ndシングルとして発表。以降、アメリカでは『And I Love Her / If I Fell』、『I'll Cry Instead / I'm Happy Just To Dance With You』の2枚のシングルがカットされた。
アメリカでは同名タイトルでジャケットが違う『A Hard Day's Night』もリリースされ、George Martin & His Orchestra によるインストルメンタルを含む全12曲版だった。
『A Hard Day's Night』はイギリスのアルバム・チャートで初登場No.1を獲得、以降、12月上旬まで21週間連続でNo.1を記録し、アメリカでも7月下旬にNo.1を獲得して以降、10月下旬まで14週間連続No.1を記録している。
『A Hard Day's Night』
A Hard Day's Night
I Should Have Known Better
If I Fell
I'm Happy Just To Dance With You
And I Love Her
Tell Me Why
Can't Buy Me Love
Any Time At All
I'll Cry Instead
Things We Said Today
When I Get Home
You Can't Do That
I'll Be Back
当時のLPでA面の7曲は映画に使われた曲で、B面の6曲は映画に準備したが実際には使われなかった曲。そして前2作では Ringo Starr と George Harrison がリード・ボーカルを務める曲があったが、『A Hard Day's Night』では Ringo がリード・ボーカルの曲はなく、George は4曲目の『I'm Happy Just To Dance With You』で唯一リード・ボーカルを担当している。
リード・ボーカルの点から見ると John Lennon がリード・ボーカルを務めたのは『I Should Have Known Better』、『Tell Me Why』、『Any Time At All』、『I'll Cry Instead』、『When I Get Home』、『You Can't Do That』、『I'll Be Back』の7曲。Paul McCartney がリード・ボーカルの『And I Love Her』、『Can't Buy Me Love』、『Things We Said Today』の倍以上と、John のボーカル面での充実ぶりが、このアルバムでは窺える。
1曲目の『A Hard Day's Night』や『Can't Buy Me Love』、『Any Time At All』では The Beatles としてロックな面を聴かせ、『If I Fell』や『And I Love Her』では John と Paul それぞれを代表するようなバラードの名曲を披露。そして、『Tell Me Why』や『Things We Said Today』、『You Can't Do That』では軽快なポップな一面を魅せる『A Hard Day's Night』は、今までのカバー曲にも頼らざるを得ないアルバム作りの環境から、じっくりと曲を練り、The Beatles が持つ多才な面を表現し始めた最初のアルバムのようにも感じる。
『A Hard Day's Night』からは先行シングルとして英米で『Can't Buy Me Love / You Can't Do That』がリリースされ、アルバム同時リリースで『A Hard Day's Night / Things We Said Today』が2ndシングルとして発表。以降、アメリカでは『And I Love Her / If I Fell』、『I'll Cry Instead / I'm Happy Just To Dance With You』の2枚のシングルがカットされた。
アメリカでは同名タイトルでジャケットが違う『A Hard Day's Night』もリリースされ、George Martin & His Orchestra によるインストルメンタルを含む全12曲版だった。
『A Hard Day's Night』はイギリスのアルバム・チャートで初登場No.1を獲得、以降、12月上旬まで21週間連続でNo.1を記録し、アメリカでも7月下旬にNo.1を獲得して以降、10月下旬まで14週間連続No.1を記録している。
『A Hard Day's Night』
A Hard Day's Night
I Should Have Known Better
If I Fell
I'm Happy Just To Dance With You
And I Love Her
Tell Me Why
Can't Buy Me Love
Any Time At All
I'll Cry Instead
Things We Said Today
When I Get Home
You Can't Do That
I'll Be Back
タグ:THE BEATLES 1964
2009-09-20 19:32
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