Madonna／『Drowned World Tour 2001』

きのう『Ray Of Light』を聴きながら、この当時のコンサート DVD が確かあったはず…と思い見つけたのが、2001年8月にミシガン州で行なわれた『Music』リリース後のワールド・ツアーの模様を収めた『Drowned World Tour 2001』で、邦題は『ライブ・イン・デトロイト』となっていた。

このツアーは1993年の The Girlie Show 以来、8年ぶりのワールド・ツアーで、スペインのバルセロナを皮切りに欧州各地で19公演、その後、北米ツアーは全28公演が行なわれた。残念ながらこのツアーで日本公演は実現しなかった。

このコンサートは Madonna の他にバンドメンバーが5人、バック・コーラスが2人、ダンサー10人を従えてのステージで、欧州と北米の双方を合わせ73万人の観客を動員、約7500万ドルの収益を上げた。

ステージは5部構成で、ネオ・パンク、ゲイシャ・アニメ、カントリー・ウェスタン、ラテン・ジプシー、アーバン・ピンプというテーマに区切られていた。第1部のネオ・パンクは『Drowned World/Substitute For Love』から『Ray Of Light』まで。『Paradise』でステージセットが変更され、第2部のゲイシャ・アニメが『Frozen』で始まり『Mer Girl Part II』まで続く。

第3部カントリー・ウェスタンは『I Deserve It』から『Gone』まで。『Don't Cry For Me Argentina』のインストルメンタルからアコースティック・バージョンの『La Isla Bonita』までが第4部のラテン・ジプシー。そして『Holiday』と『Music』の2曲でコンサートは幕となる。

このツアーは2001年9月11日の同時多発テロの日にもロサンゼルスの Staples Center で予定されていたが、この日の公演は15日に延期となり、以降のステージでは若干の変更が加えられた。オープニングではアメリカ国旗を身に纏って Madonna が登場し、『Mer Girl Part II』では銃で撃たれるシーンが変更になり、そして『The Funny Song』がセットリストから削除されている。

『Drowned World Tour 2001』
Drowned World/Substitute For Love
Impressive Instant
Candy Perfume Girl
Beautiful Stranger
Ray Of Light
Paradise (Not For Me)
Frozen
Open Your Heart
Nobody's Perfect
Mer Girl Part I
Sky Fits Heaven
Mer Girl Part II
I Deserve It
Don't Tell Me
Human Nature
The Funny Song
Secret
Gone
Don't Cry For Me Argentina (Instrumental)
Lo Que Siente La Mujer (What It Feels Like For A Girl)
La Isla Bonita
Holiday
Music

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