SSブログ

Electric Light Orchestra/『Time』 [CD]

iconiconElectric Light Orchestra(以下、ELO)が1981年にリリースした『Time』は、当時、繰り返しよく聴いたアルバムで、今でも好きなアルバムの1つだ。前年の1980年に映画『Xanadu』のサウンドトラックで健在ぶりを発揮した ELO が、その約1年後に発表したアルバムがこの『Time』になる。

コンセプト・アルバムの『Time』は導入部分にあたる『Prologue』で幕を開け、間髪入れずに『Twilight』へと続く流れは初めて『Time』を聴いたとき、ゾクゾクさせられたものだ。

『Yours Truly, 2095』では往年の ELO を思わせるストリングスのサウンドと、1980年前後の ELO サウンドの特徴だったシンセイサイザーの音が巧みに配されたポップな曲。そして『Ticket To The Moon』はリーダーの Jeff Lynne のソロであるかのようなバラードの美しい曲だ。

『The Way Life's Meant To Be』では1977年にリリースした2枚組みの大作『Out Of The Blue』の頃を彷彿させるポップな展開。そして当時の LP でいう A面の最後を飾る『Another Heart Breaks』はアルバム『Discovery』でシンセサイザーの音が中心となった新生 ELO を強く印象づけるインストルメンタルだった。

B面には新生 ELO の色が濃い曲が並び、アルバムからの1stシングルになった『Hold On Tight』でアルバム『Time』は終りを告げ、エンド・タイトルの『Epilogue』で幕を閉じる。『Epilogue』の最後の終わり方にも、当時は感服させられたものだった。

1980年代に入ってコンセプト・アルバムという考えがどんどん少なくなっていく中で発表された『Time』は、往年の ELO ファンからは物足りない内容のアルバムとも当時は評されたが、このアルバムは CD 時代になってからもよく聴いたアルバムで、巷での評判とは別に思い入れのたっぷりあるアルバムだった。

近年、『Twilight』はドラマ『電車男』のオープニングにも使われ、曲の持つイメージは1981年当時に抱いていたイメージと変わってしまったが、それでも好きな曲であることに変わりはない。

後に ELO のリーダー Jeff Lynne は『Time』以降の3枚のアルバムを契約を全うするためのアルバムだったと言っているが、後期 ELO の中で一番好きなアルバムがこの『Time』だ。現行の CD ではボーナス曲が3曲追加されているが、『Time』は『Epilogue』で終わるのが今でも好きで、ボーナスの3曲はなくても良かったと思う。

『Time』
Prologue
Twilight
Yours Truly, 2095
Ticket To The Moon
The Way Life's Meant To Be
Another Heart Breaks
Rain Is Falling
From the End Of The World
The Lights Go Down
Here Is the News
21st Century Man
Hold On Tight
Epilogue

【Bonus tracks】
The Bouncer
When Time Stood Still
Julie Don't Live Here



nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0)▲ページトップ▲

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

記事と無関係なコメントの入力を固くお断りします。
無関係なコメントは見つけ次第、即、削除します。

トラックバック 0

トラックバックの受付は締め切りました
All Photo and Text copyright(c) White Dragon All Right Reserved.
Related Posts with Thumbnails

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。