SSブログ

John Lennon/『Imagine』 [CD]

iconiconThe Beatles のメンバー、George Harrison と John Lennon の亡くなった日が続けて訪れるこの時期、John の通算2枚目のソロ・アルバム『Imagine』を聴いている。

洋楽を聴くようになったのは1970年代の終盤からだったので、John のアルバムをリアルタイムに聴いたのは1980年にリリースされた『Double Fantasy』が最初(で、最後…)だった。この『Imagine』は2000年に新たにリマスターをされた際に改めて購入した。

1971年にリリースされた通算2枚目のソロ・アルバムは、以前からずっと聴いてみたいと思っていたアルバムだったので、2000年のリマスター再発は願ってもない機会だった。

このリマスター盤、なかなか音が良くて、ストリングスやドラム、ギターなどのアコースティックな楽器の音が、初期 CD の特徴でもあった固くギスギスとした感じがなく、とてもまろやかな感じになっている。アナログ盤を聴いた方には、アナログの持つ温かみに到底及ばないと言われるかもしれないが、このリマスター盤の音は大いに気に入っている。

程よくエコーがかかる John のボーカルでは、スタジオの広さをそれとなく感じるし、聴き疲れがしない本当にマイルドな感じに、新たなリマスター盤は仕上がっている。

以前はこの『Imagine』、John の死後に必要以上にタイトル曲が持ち上げられたこともあって、愛と平和のシンボルな扱いをされることに引いた感じでみていたアルバムだった。もちろん John の作る曲にそういう面もあったが、決してそれだけではなく、1970年代中盤に発表された『Rock 'n' Roll』にあるようにロックな面も John の作る曲にはあった。

だから『Imagine』を2000年に聴いたとき、リマスターされた音が想像より良かったこともあって、Paul McCartney を皮肉った『How Do You Sleep?』や、フォーク・ロック調の『Crippled Inside』も改めて好きな曲になった。

タイトル曲以外にもこの『Imagine』には、先に挙げた2曲や『Jealous Guy』、『Gimme Some Truth』や『Oh My Love』など、小粒だが John のキャラクターがよく表れている曲が多い。『Imagine』しか John の曲を知らないという方には John を知るにはお勧めのアルバムだと思うし、John が「愛と平和」だけではないことを知るにも『Imagine』はお勧めのアルバムだと思う。

『Imagine』
Imagine
Crippled Inside
Jealous Guy
It's So Hard
I Don't Wanna Be a Soldier Mama, I Don't Wanna Die
Gimme Some Truth
Oh My Love
How Do You Sleep?
How?
Oh Yoko!

タグ:John Lennon 1971


nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0)▲ページトップ▲

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

記事と無関係なコメントの入力を固くお断りします。
無関係なコメントは見つけ次第、即、削除します。

トラックバック 0

トラックバックの受付は締め切りました
All Photo and Text copyright(c) White Dragon All Right Reserved.
Related Posts with Thumbnails

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。