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Carrie Underwood/『Play On』 [CD]

carry_s.jpgicon2005年に放送された『American Idol』のシーズン4を勝ち抜いた Carrie Underwood がリリースした通算3枚目のアルバム『Play On』。アメリカでは Billboard 誌のアルバム・チャートで前作に続き初登場 No.1 を記録。同誌のカントリー・アルバムのチャートではデビュー盤から3枚連続で No.1 という記録も達成した。

カントリー・ミュージックということから日本盤のリリースがデビュー盤から全て見送られている Carrie Underwood だが、そのサウンドはカントリー・ミュージックという単純な枠に当てはまらない。Faith Hill のアルバムは日本でも紹介されているのに、Carrie Underwood が北米市場でいくらビッグ・セールスを続けても日本で全く紹介されないのは所属レーベルの怠慢ではないだろうか…?

『Play On』でもカントリー・スタイルの曲はあるが、ほとんどの曲はふつうのポップ・ミュージックだ。1stシングルの『Cowboy Casanova』ではカントリーの雰囲気はほとんど感じられない。

北米市場でのリリースに先駆けてアジアをプロモーションで回った Carrie Underwood だが、そんな甲斐もなく相変わらず日本で紹介されないのは全くもって不思議としかいいようがない。

アルバム2曲目の『Quitter』もポップな曲だし、続く『Mama's Song』ではバラード・シンガーとして定評ある Carrie Underwood のボーカルの一面がよく表れている。『Mama's Song』の作曲には以前このブログで紹介した Platinum Weird の主要メンバーで、『American Idol』のシーズン8で審査員を務めた Kara DioGuardi の名前もある。

Kara DioGuardi は『Undo It』でも作曲に名を連ね、そして Carrie Underwood は本作で『Cowboy Casanova』を含めた7曲で作曲に関わっている。

4曲目の『Change』は途中の盛り上がりも含め素晴らしいバラードだと思うのだが、カテゴリーがカントリーというだけで Carrie Underwood の曲が日本で正統に紹介されないのは全くおかしな話だと思う。

『Play On』はアメリカでリリースされた1週目だけで30万枚を超えるセールスをあげ、それまでに女性アーティストが2009年にリリースしたアルバムの中で最多のセールスを記録した。

収められている13曲のほとんどが3分前後と聴きやすい長さだし、なにより Carrie Underwood のバラードで聴かせる歌声はまだ26歳とは思えないほどの落ち着きを持っている。2ndシングルとして予定されている『Temporary Home』を、ぜひ一度聴いてほしい。

カントリーの持つ楽しい雰囲気も『Songs Like This』や『This Time』でたっぷり聴かせてくれる Carrie Underwood の新作『Play On』は、もっとたくさんに聴いて欲しいアルバムだ。

『Play On』
Cowboy Casanova
Quitter
Mama's Song
Change
Undo It
Someday When I Stop Loving You
Songs Like This
Temporary Home
This Time
Look At Me
Unapologize
What Can I Say (featuring Sons of Sylvia)
Play On



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