ザ・ビートルズ・リマスターCDガイド [いろいろと…]
今年9月9日にリリースされた The Beatles のデジタル・リマスター盤に関連する書籍は数多く発売されたが、その新規リマスター音源について深く突っ込んだ書籍はそう多くはなかった。
それが年末に入ってから、大小2冊の書籍というかたちで相次いで出版された。1つは日経エンタテインメントの『ザ・ビートルズ全曲バイブル』。全320頁で読み応えも十分で、年末年始の休みに家でゆったり読むのに最適(?)な1冊だ。
そして、もう1冊が今回紹介するレコード・コレクターズの増刊『ザ・ビートルズ・リマスターCDガイド』だ。こちらは9月に出た『ザ・ビートルズ・CDガイド』の姉妹誌で、大きさも同じハンディ・サイズ。寝転んで読んだり、電車の中で手軽に読んだりするのに、手頃なサイズだ。執筆は『ザ・ビートルズ・CDガイド』で各種編集盤を担当した森山直明氏が務めている。
『ザ・ビートルズ・リマスターCDガイド』は『ザ・ビートルズ・CDガイド』の約2倍の厚みがあり、オリジナル・アルバム全13枚と『Past Masters』の計14枚に収められた全曲について、新規リマスターで変化した点などが詳細に綴られている。
『Please Please Me』から『The Beatles』までのモノラル盤に収められたモノ音源とステレオ音源の違いに始まり、各種バージョン違いも詳細に記されていて、その読み応えは『ザ・ビートルズ全曲バイブル』に負けていないとも感じる。むしろ、読む場所を選ばず、気になったときにサッと取り出して確認できる点ではこの『ザ・ビートルズ・リマスターCDガイド』に分があるだろう。
もちろん詳細なデータを用いた楽曲解析の点では『ザ・ビートルズ全曲バイブル』の圧勝だが、その大きなサイズはどっしりと腰を据えて読むものであり、持ち運ぶようなものではない。自宅のステレオで The Beatles の曲をじっくり鑑賞しながら、1曲ずつを丁寧に紐解くような楽しみ方が似合っているだろう。
対して『ザ・ビートルズ・リマスターCDガイド』は、Walkman などの携帯音楽プレーヤーでリマスター盤を聴きながら、どこでもサッと取り出して簡単にその曲の持つ背景や、バージョン違いを楽しめることが利点だろう。
9月に出た『ザ・ビートルズ・CDガイド』ではオリジナル・アルバムの紹介はわずか見開き2ページだけで、その分、4人のメンバーのソロ・アルバムの紹介もあり、入門編として十分な内容だった。 The Beatles のオリジナル・アルバムに収められた全ての曲を知りたい方には、この『ザ・ビートルズ・リマスターCDガイド』は読みやすいし、『ザ・ビートルズ・CDガイド』と同じサイズなので、2冊を鞄などに忍ばせておいてもそれほどスペースも取らないだろう。
意外にも読み応えがあって、まだ『A Hard Day's Night』までしか進んでいない『ザ・ビートルズ・リマスターCDガイド』だが、年末年始の移動の合間に少しずつ読んでいこうと思っている。そして、この年末年始も The Beatles の曲にどっぷり浸かってみようと思っている。
それが年末に入ってから、大小2冊の書籍というかたちで相次いで出版された。1つは日経エンタテインメントの『ザ・ビートルズ全曲バイブル』。全320頁で読み応えも十分で、年末年始の休みに家でゆったり読むのに最適(?)な1冊だ。
そして、もう1冊が今回紹介するレコード・コレクターズの増刊『ザ・ビートルズ・リマスターCDガイド』だ。こちらは9月に出た『ザ・ビートルズ・CDガイド』の姉妹誌で、大きさも同じハンディ・サイズ。寝転んで読んだり、電車の中で手軽に読んだりするのに、手頃なサイズだ。執筆は『ザ・ビートルズ・CDガイド』で各種編集盤を担当した森山直明氏が務めている。
『ザ・ビートルズ・リマスターCDガイド』は『ザ・ビートルズ・CDガイド』の約2倍の厚みがあり、オリジナル・アルバム全13枚と『Past Masters』の計14枚に収められた全曲について、新規リマスターで変化した点などが詳細に綴られている。
『Please Please Me』から『The Beatles』までのモノラル盤に収められたモノ音源とステレオ音源の違いに始まり、各種バージョン違いも詳細に記されていて、その読み応えは『ザ・ビートルズ全曲バイブル』に負けていないとも感じる。むしろ、読む場所を選ばず、気になったときにサッと取り出して確認できる点ではこの『ザ・ビートルズ・リマスターCDガイド』に分があるだろう。
もちろん詳細なデータを用いた楽曲解析の点では『ザ・ビートルズ全曲バイブル』の圧勝だが、その大きなサイズはどっしりと腰を据えて読むものであり、持ち運ぶようなものではない。自宅のステレオで The Beatles の曲をじっくり鑑賞しながら、1曲ずつを丁寧に紐解くような楽しみ方が似合っているだろう。
対して『ザ・ビートルズ・リマスターCDガイド』は、Walkman などの携帯音楽プレーヤーでリマスター盤を聴きながら、どこでもサッと取り出して簡単にその曲の持つ背景や、バージョン違いを楽しめることが利点だろう。
9月に出た『ザ・ビートルズ・CDガイド』ではオリジナル・アルバムの紹介はわずか見開き2ページだけで、その分、4人のメンバーのソロ・アルバムの紹介もあり、入門編として十分な内容だった。 The Beatles のオリジナル・アルバムに収められた全ての曲を知りたい方には、この『ザ・ビートルズ・リマスターCDガイド』は読みやすいし、『ザ・ビートルズ・CDガイド』と同じサイズなので、2冊を鞄などに忍ばせておいてもそれほどスペースも取らないだろう。
意外にも読み応えがあって、まだ『A Hard Day's Night』までしか進んでいない『ザ・ビートルズ・リマスターCDガイド』だが、年末年始の移動の合間に少しずつ読んでいこうと思っている。そして、この年末年始も The Beatles の曲にどっぷり浸かってみようと思っている。
タグ:THE BEATLES
2009-12-27 13:00
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