The Cars/『The Cars』 [CD]
きのうの記事『気になるボックス・セット』でも紹介した The Cars がバンド名をそのままタイトルに冠した1978年のデビュー盤がこの『The Cars』で、わずか35分ちょっとの中に9曲が収められている。
1970年代の中盤、マサチューセッツ州ボストンで Ric Ocasek と Benjamin Orr を中心に結成された The Cars は、Ric Ocasek のボーカル・スタイルもその特徴のひとつだが、チープな感じに聴こえるキーボードの音も The Cars のサウンドの大きな特徴だった。
基本はギターとベース、ドラムを中心にしたロック・バンドの The Cars だが、キーボードの音の微妙なサジ加減のおかげでデビュー当時は New Wave の先駆けともいえるような存在だった。
The Cars のアルバムをリアルタイムに聴いたのは、この次のアルバム、1979年にリリースされた『Candy-O』が最初だった。デビュー盤の『The Cars』をまるごと聴いたのは1999年にリイシューされた2枚組のデラックス・エディションが初めてで、1枚目には『The Cars』に収められた9曲が、2枚目にはその9曲のデモと5曲の未発表曲が収められていた。
後々にリリースされたベスト盤ではデビュー盤から『Just What I Needed』や『My Best Friend's Girl』、『Good Times Roll』が収められていて、なんとなくデビュー盤の雰囲気を感じていたが、意外とバンドとしてまとまりのあるアルバムで、そこに The Cars としての新しいサウンドがうまくミックスされていた。
全米シングル・チャートで上記3曲がTop40ヒットを記録した他に、当時の AOR 中心 FM 局では『You're All I've Got Tonight』や『Bye Bye Love』などのアルバム収録曲もオンエアされ、アルバムとしての人気も高かった。
結果、デビュー盤の『The Cars』は Billboard 誌のアルバム・チャートで最高18位を記録。1978年の暮れには100万枚のセールスを記録し、1995年までにアメリカだけで600万枚を売り上げた。また1979年の Billboard 誌の年間チャートで『The Cars』はポップ・アルバム部門で4位にランク。同誌のアルバム・チャートに139週にわたってランクインするという息の長いアルバムにもなった。
デビュー盤の結果は上々。ここから The Cars の躍進は始まり、1980年代に入っても多くのアルバムやシングルがヒット・チャートを賑わせていく。そんな懐かしい The Cars のアルバムが5枚セットになったボックスの到着が待ち遠しい。
『The Cars』
Good Times Roll
My Best Friend's Girl
Just What I Needed
I'm In Touch With Your World
Don't Cha Stop
You're All I've Got Tonight
Bye Bye Love
Moving In Stereo
All Mixed Up
1970年代の中盤、マサチューセッツ州ボストンで Ric Ocasek と Benjamin Orr を中心に結成された The Cars は、Ric Ocasek のボーカル・スタイルもその特徴のひとつだが、チープな感じに聴こえるキーボードの音も The Cars のサウンドの大きな特徴だった。
基本はギターとベース、ドラムを中心にしたロック・バンドの The Cars だが、キーボードの音の微妙なサジ加減のおかげでデビュー当時は New Wave の先駆けともいえるような存在だった。
The Cars のアルバムをリアルタイムに聴いたのは、この次のアルバム、1979年にリリースされた『Candy-O』が最初だった。デビュー盤の『The Cars』をまるごと聴いたのは1999年にリイシューされた2枚組のデラックス・エディションが初めてで、1枚目には『The Cars』に収められた9曲が、2枚目にはその9曲のデモと5曲の未発表曲が収められていた。
後々にリリースされたベスト盤ではデビュー盤から『Just What I Needed』や『My Best Friend's Girl』、『Good Times Roll』が収められていて、なんとなくデビュー盤の雰囲気を感じていたが、意外とバンドとしてまとまりのあるアルバムで、そこに The Cars としての新しいサウンドがうまくミックスされていた。
全米シングル・チャートで上記3曲がTop40ヒットを記録した他に、当時の AOR 中心 FM 局では『You're All I've Got Tonight』や『Bye Bye Love』などのアルバム収録曲もオンエアされ、アルバムとしての人気も高かった。
結果、デビュー盤の『The Cars』は Billboard 誌のアルバム・チャートで最高18位を記録。1978年の暮れには100万枚のセールスを記録し、1995年までにアメリカだけで600万枚を売り上げた。また1979年の Billboard 誌の年間チャートで『The Cars』はポップ・アルバム部門で4位にランク。同誌のアルバム・チャートに139週にわたってランクインするという息の長いアルバムにもなった。
デビュー盤の結果は上々。ここから The Cars の躍進は始まり、1980年代に入っても多くのアルバムやシングルがヒット・チャートを賑わせていく。そんな懐かしい The Cars のアルバムが5枚セットになったボックスの到着が待ち遠しい。
『The Cars』
Good Times Roll
My Best Friend's Girl
Just What I Needed
I'm In Touch With Your World
Don't Cha Stop
You're All I've Got Tonight
Bye Bye Love
Moving In Stereo
All Mixed Up
2010-01-21 13:00
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コメント(2)
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私もカーズは「CANDY-O」が初めて聴いたアルバムです。
ファーストと「パノラマ」だけは未だに聴いたことありません^^;
出はじめの頃ははトーキング・ヘッズとよく比較されてましたっけ。
全然違うんですけどね(笑)。
私もカーズとプリテンダーズのボックスが気になります。
by MASA (2010-01-22 00:13)
MASAさんも『Candy-O』が最初だったんですか! 私はコレが最初のジャケ買い…というか、ジャケットで選んでしまった最初のアルバムでしたね。当時は小遣いも少なかったので、友人宅から借りて聴きました。^^; Carsの最初の頃ってTalking Headsと似ていたんですか? この頃の彼らって聴いたことがないんですよ…。早く来い来い、2月9日です!!! (*^_^*)
by MCMLXV_65 (2010-01-22 00:22)