SSブログ

Blondie/『Plastic Letters』 [CD]

iconicon時々、Blondie のアルバムが聴きたくなるが、この1977年にリリースされた2ndアルバム『Plastic Letters』だけはあまり聴いたことがない。リアルタイムでも聴いた覚えのないアルバムで、ここからのシングルも2曲目の『Denis』は有名だが、その他はそれほど耳にしたこともなかった。

その『Denis』だが、この曲は Blondie のオリジナルではなく、1960年代初期のバンド Randy & the Rainbows が1963年にリリースした『Denise』というシングルがもとになっている。この『Denise』は当時 Billboard 誌のシングル・チャートで最高10位を記録。Blondie による『Denis』は全英チャートで最高2位を記録したが、全米チャートではランクインしなかった。

『Plastic Letters』からはベースの Gary Valentine による『(I'm Always Touched by Your) Presence, Dear』もシングル・カットされ、こちらは全英チャートで最高10位を記録した。しかし、Gary Valentine はこの2作目のアルバムのレコーディングを前にバンドから脱退してしまう。

『Plastic Letters』は全英チャートでデビュー盤の『Blondie』を大きく上回る最高10位を記録と大健闘。全米チャートではデビュー盤がチャートインしなかったのに対し、2作目は最高72位を記録。アメリカ出身の Blondie のイギリスでの人気は着実に上がっていった。

この2ndでも Debbie Harry のボーカルは健在。当時の流れであったパンクとニューウェーブという従来ロックと一線を画したスタイルは Blondie の中で徐々にかたちになっていった。

聴く機会の少ない『Plastic Letters』の中でお気に入りの曲といえば、やはり
『Denis』が1番で、2番目は Elvis Presley の『All Shook Up』にも似た『Kidnapper』か? この『Kidnapper』は日本だけでシングル・カットされ、邦題は『夢みるキッドナッパー』だとか。Debbie Harry の何とも言えない姿がジャケットになっている。

この『Plastic Letters』に続くアルバム『Parallel Lines』を翌年にリリースする Blondie は、そこでようやくアメリカでも人気に火がつくことになる。

『Plastic Letters』
Fan Mail
Denis
Bermuda Triangle Blues (Flight 45)
Youth Nabbed as Sniper
Contact in Red Square
(I'm Always Touched by Your) Presence, Dear
I'm on E
I Didn't Have the Nerve to Say No
Love at the Pier
No Imagination
Kidnapper
Detroit 442
Cautious Lip

タグ:Blondie 1977


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0)▲ページトップ▲

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

記事と無関係なコメントの入力を固くお断りします。
無関係なコメントは見つけ次第、即、削除します。

トラックバック 0

トラックバックの受付は締め切りました
All Photo and Text copyright(c) White Dragon All Right Reserved.
Related Posts with Thumbnails

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。