SSブログ

Traci Lords/『1,000 Fires』 [CD]

traci-lords.jpgicon1980年代はポルノ女優として有名だった Traci Lords。芸歴は多彩で、映画関係ではプロデューサーを務めた経験もあり、多くのテレビドラマやB級映画にも出演。そして今回紹介する『1,000 Fires』というアルバムもリリースしている。

この『1,000 Fires』を購入したきっかけは、ショップの視聴台に置かれたそのジャケットで、そのイラストに惹かれ、「どんな曲が入っているのだろう…?」と思ったことがこのアルバムを聴くきっかけだった。

プレイ・ボタンを押して1曲目の『Control』がかかった瞬間、「なんだ? この低音の迫力は…??」となり、約1分ちょっと続くそのイントロに釘付けになってしまった。そして、その後に続く Traci Lords の囁きともいえるようなボーカルにすっかりハマってしまった。

後になって知ったが、この7分を超える『Control』はアメリカのダンス・チャートで No.1 になったそうで、アルバムのトップを飾るには十分なインパクトを持っていた曲だった。

『Control』の後も小気味いいビート系の曲が並ぶ『1,000 Fires』は、その場で気に入ってしまい、即、購入してしまった。ジャケ買いにも似た衝動買いだった。

実は Traci Lords のボーカルは前にも聴いたことがあり、Manic Street Preachers が1992年にリリースしたデビュー盤『Generation Terrorists』に収められた『Little Baby Nothing』でデュエットを披露していた。このときの印象は「そんなにヘタではないし、ちょっとしたアクセントにはなるな」といった感じだった。

この『Little Baby Nothing』は Traci Lords が音楽の世界に足を踏み入れたきっかけとなり、この曲は Manic Street Preachers のデビュー盤から最後にカットされたシングルで、全英チャートでは最高29位を記録した。

Traci Lords のデビュー盤ともいえる『1,000 Fires』からは『Control』に続く2曲目の『Fallen Angel』もシングル・カットされ、アメリカのダンス・チャートで最高11位をマークしている。

この後、Traci Lords は何枚かのシングルは発表しているが、フル・アルバムは確かこの『1,000 Fires』だけで、これが Traci Lords 唯一のフル・アルバムにあたるはずだ。

シンセサイザーによる打ち込み系サウンドに Traci Lords のちょっと舌っ足らずなボーカルがウマイ具合にハマった『1,000 Fires』。今、聴いても面白いアルバムだと思う。

『1,000 Fires』
Control
Fallen Angel
Good-N-Evil
Fly
Distant Land
Outlaw Lover
I Want You
Say Something
Father's Field
Okey Dokey

タグ:Traci Lords 1995


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0)▲ページトップ▲

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

記事と無関係なコメントの入力を固くお断りします。
無関係なコメントは見つけ次第、即、削除します。

トラックバック 0

トラックバックの受付は締め切りました
All Photo and Text copyright(c) White Dragon All Right Reserved.
Related Posts with Thumbnails

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。