Daryl Hall & John Oates/『Rock 'n Soul Part 1』 [CD]
今日はこの Daryl Hall & John Oates のベスト盤『Rock 'n Soul Part 1』を引っ張りだして聴いている。というのも、長い期間にわたって二人と交友のあったベーシストの Tom "T-Bone" Wolk が現地時間の2月27日に心臓発作で亡くなったというニュースを先日知ったからだ。
ニューヨーク出身の T-Bone こと Tom Wolk は、Ed Sullivan Show で The Beatles を見たことをきっかけにミュージシャンになろうと決意。地元のバンドや、テレビ番組の専属バンドで活躍し、Saturday Night Live でベースを弾いている頃に Hall & Oates のバンドに参加。以来、20年以上にわたって Hall & Oates と活動をともにしてきた。
T-Bone のプレイは他にも Elvis Costello や Carly Simon など多くのアーティストのアルバムで聴くことができるが、ベースだけに留まらず、プロデュースなどの制作面でも大きく関わった点では Hall & Oates のふたりとの活動時間が一番多いのではないだろうか。そのふたりからは T-Bone の亡くなったことに際して公式のコメントもリリースされている。
T-Bone の名前が Hall & Oates のアルバムに最初にクレジットされたのは1982年にリリースされた『H2O』が最初だった。この『Rock 'n Soul Part 1』には『Maneater』と『One On One』が『H2O』から選ばれている。『Maneater』は全米シングル・チャートで No.1 を獲得し、アルバム『H2O』もアメリカでは200万枚以上を売り、全米アルバム・チャートで最高3位を記録。Hall & Oates の人気がピークに達していた頃だった。
そんな時期に相次いで発表されたのが、この『Rock 'n Soul Part 1』で、こちらもベスト盤ながら全米アルバム・チャートで最高7位を記録、やはり200万枚以上のセールスを記録した。
当時の LP でこのベスト盤は各サイドが「Side 1」と「Side A」に分けられ、どちらの面にも Hall & Oates のヒット曲が詰まっていた。新曲がそれぞれの面のトップに配され、『Say It Isn't So』は全米シングル・チャートで最高2位を、『Adult Education』も最高8位を記録と、ベスト盤に収録されるに相応しい結果を残した。
T-Bone と Hall & Oates の関係はふたりがソロとして活動してからも続き、Daryl のソロ2作目『Three Hearts in the Happy Ending Machine』ではベースに加えてアルバムのプロデュースにも加わっていた。
Daryl の『Live From Daryl's House』というサイトでは Daryl のホームスタジオにアーティストを招いてアットホームな雰囲気が満載のライブを紹介している。ここでも T-Bone は Daryl のバンドに加わっていた。最近では Diane Birch とのライブもこのサイトで紹介されていた。
T-Bone はまだ58歳だったという。これから味のあるプレイをまだまだ披露してくれたのではないかと思うと、早過ぎる死が残念でならない。
『Rock 'n Soul Part 1』
Say It Isn't So
Sara Smile
She's Gone
Rich Girl
Kiss On My List
You Make My Dreams
Private Eyes
Adult Education
I Can't Go For That (No Can Do)
Maneater
One On One
Wait For Me (Live Version)
ニューヨーク出身の T-Bone こと Tom Wolk は、Ed Sullivan Show で The Beatles を見たことをきっかけにミュージシャンになろうと決意。地元のバンドや、テレビ番組の専属バンドで活躍し、Saturday Night Live でベースを弾いている頃に Hall & Oates のバンドに参加。以来、20年以上にわたって Hall & Oates と活動をともにしてきた。
T-Bone のプレイは他にも Elvis Costello や Carly Simon など多くのアーティストのアルバムで聴くことができるが、ベースだけに留まらず、プロデュースなどの制作面でも大きく関わった点では Hall & Oates のふたりとの活動時間が一番多いのではないだろうか。そのふたりからは T-Bone の亡くなったことに際して公式のコメントもリリースされている。
T-Bone の名前が Hall & Oates のアルバムに最初にクレジットされたのは1982年にリリースされた『H2O』が最初だった。この『Rock 'n Soul Part 1』には『Maneater』と『One On One』が『H2O』から選ばれている。『Maneater』は全米シングル・チャートで No.1 を獲得し、アルバム『H2O』もアメリカでは200万枚以上を売り、全米アルバム・チャートで最高3位を記録。Hall & Oates の人気がピークに達していた頃だった。
そんな時期に相次いで発表されたのが、この『Rock 'n Soul Part 1』で、こちらもベスト盤ながら全米アルバム・チャートで最高7位を記録、やはり200万枚以上のセールスを記録した。
当時の LP でこのベスト盤は各サイドが「Side 1」と「Side A」に分けられ、どちらの面にも Hall & Oates のヒット曲が詰まっていた。新曲がそれぞれの面のトップに配され、『Say It Isn't So』は全米シングル・チャートで最高2位を、『Adult Education』も最高8位を記録と、ベスト盤に収録されるに相応しい結果を残した。
T-Bone と Hall & Oates の関係はふたりがソロとして活動してからも続き、Daryl のソロ2作目『Three Hearts in the Happy Ending Machine』ではベースに加えてアルバムのプロデュースにも加わっていた。
Daryl の『Live From Daryl's House』というサイトでは Daryl のホームスタジオにアーティストを招いてアットホームな雰囲気が満載のライブを紹介している。ここでも T-Bone は Daryl のバンドに加わっていた。最近では Diane Birch とのライブもこのサイトで紹介されていた。
T-Bone はまだ58歳だったという。これから味のあるプレイをまだまだ披露してくれたのではないかと思うと、早過ぎる死が残念でならない。
『Rock 'n Soul Part 1』
Say It Isn't So
Sara Smile
She's Gone
Rich Girl
Kiss On My List
You Make My Dreams
Private Eyes
Adult Education
I Can't Go For That (No Can Do)
Maneater
One On One
Wait For Me (Live Version)
2010-03-04 13:34
nice!(1)
コメント(0)
トラックバック(0)▲ページトップ▲
コメント 0