Pat Benatar/『Precious Time』 [CD]
この『Precious Time』も最近紹介した『In The Heat Of The Night』と『Crimes Of Passion』と併せて HMV の輸入盤均一セールで購入した Pat Benatar の初期のアルバムで、アメリカでの売上げこそ前作『Crimes Of Passion』に及ばなかったが、初の全米チャート No.1 を獲得したアルバムだった。
Pat のアルバムを LP でリアルタイムに聴いたのは、この『Precious Time』が最初だったので、ここに収められた9曲はどれもとても懐かしい思いがある。
『Precious Time』からは1stシングルとして『Fire and Ice』が選ばれ、全米シングル・チャートでは最高17位を記録、ロック専門チャートでは最高2位も記録した。ちょっとテンポを落としたロックな曲だが、今までの Pat の曲とは少しイメージの違う感じのシングルだった。
続いてシングルに選ばれたのがアルバムのトップを飾る『Promises in the Dark』で、この徐々に盛り上がっていく構成の曲は PV の出来も良かった。当時『ベストヒットUSA』などで流れた PV はライブ・バージョンが使われていたが、ライブで歌う Pat の声はスタジオ盤と同じメゾ・ソプラノの帯域まで再現されていて、その迫力には大いに驚かされた。
この2曲が『Precious Time』の最初の2曲なのだが、それ以外の曲でも Pat の帯域の広いボーカルが見事で、そこに絡まる Neil Giraldo のギターが過去2枚のアルバム以上にまた決まっていた。
過去のアルバムでもカバー曲をアルバムに取り入れてきた Pat だが、この3作目でも 1965年の Paul Revere & The Raiders のヒット曲『Just Like Me』と、The Beatles のホワイト・アルバムに収録の『Helter Skelter』をカバーしている。
前者のカバー曲は当時もオリジナルを全く知らなかったので、Pat のオリジナルだとばかり思い込んでいた。また後者の The Beatles のカバーも Pat らしいアレンジでハードロックの原型ともいえる曲を Pat の曲として仕上げていた。
前2作のジャケットではセクシーなタンクトップ姿を披露していた Pat だが、これが悪い意味で曲より注目を集めることにもなったので、それを嫌って『Precious Time』のジャケットではそれまでのイメージから路線変更したとも、当時は言われていた。
以前の2枚のアルバムのジャケットも好きだが、このアルバムに収録された曲のハードなイメージと反対に、少し色彩を抑えた中に紫やピンク、薄い青をアクセントとして使ったこの『Precious Time』のジャケットも Pat のうちに秘めた思いが伝わってくるような感じがあって、とても好感の持てるジャケットだった。
『Precious Time』
Promises in the Dark
Fire and Ice
Just Like Me
Precious Time
It's a Tuff Life
Take It Anyway You Want It
Evil Genius
Hard to Believe
Helter Skelter
Pat のアルバムを LP でリアルタイムに聴いたのは、この『Precious Time』が最初だったので、ここに収められた9曲はどれもとても懐かしい思いがある。
『Precious Time』からは1stシングルとして『Fire and Ice』が選ばれ、全米シングル・チャートでは最高17位を記録、ロック専門チャートでは最高2位も記録した。ちょっとテンポを落としたロックな曲だが、今までの Pat の曲とは少しイメージの違う感じのシングルだった。
続いてシングルに選ばれたのがアルバムのトップを飾る『Promises in the Dark』で、この徐々に盛り上がっていく構成の曲は PV の出来も良かった。当時『ベストヒットUSA』などで流れた PV はライブ・バージョンが使われていたが、ライブで歌う Pat の声はスタジオ盤と同じメゾ・ソプラノの帯域まで再現されていて、その迫力には大いに驚かされた。
この2曲が『Precious Time』の最初の2曲なのだが、それ以外の曲でも Pat の帯域の広いボーカルが見事で、そこに絡まる Neil Giraldo のギターが過去2枚のアルバム以上にまた決まっていた。
過去のアルバムでもカバー曲をアルバムに取り入れてきた Pat だが、この3作目でも 1965年の Paul Revere & The Raiders のヒット曲『Just Like Me』と、The Beatles のホワイト・アルバムに収録の『Helter Skelter』をカバーしている。
前者のカバー曲は当時もオリジナルを全く知らなかったので、Pat のオリジナルだとばかり思い込んでいた。また後者の The Beatles のカバーも Pat らしいアレンジでハードロックの原型ともいえる曲を Pat の曲として仕上げていた。
前2作のジャケットではセクシーなタンクトップ姿を披露していた Pat だが、これが悪い意味で曲より注目を集めることにもなったので、それを嫌って『Precious Time』のジャケットではそれまでのイメージから路線変更したとも、当時は言われていた。
以前の2枚のアルバムのジャケットも好きだが、このアルバムに収録された曲のハードなイメージと反対に、少し色彩を抑えた中に紫やピンク、薄い青をアクセントとして使ったこの『Precious Time』のジャケットも Pat のうちに秘めた思いが伝わってくるような感じがあって、とても好感の持てるジャケットだった。
『Precious Time』
Promises in the Dark
Fire and Ice
Just Like Me
Precious Time
It's a Tuff Life
Take It Anyway You Want It
Evil Genius
Hard to Believe
Helter Skelter
タグ:1981 Pat Benatar
2010-03-08 19:41
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