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The Pretenders/『Learning To Crawl』 [CD]

Learning-to-Crawl.jpg1984年にリリースされた The Pretenders の通算3枚目の『Learning To Crawl』。これも先日ワーナーからリリースされた Original Album Seriesiconの5枚組ボックスに収められていた1枚で、このアルバムもまた久しぶりに最初から最後まで通して聴いてみた。

このアルバムがリリースされた頃の The Pretenders は結成時のオリジナルメンバー、James Honeyman-Scott と Pete Farndon を薬物過剰摂取で亡くし、バンドとしての活動に注目が集まっていた。

Chrissie Hynde はアルバムに先駆けてシングル『Back On The Chain Gang』をリリースしたが、この曲は Rockpile のギタリスト Billy Bremner と、Big Country のベーシスト Tony Butler を迎えてレコーディング。この4人でシングルB面に収められた『My City Was Gone』もレコーディングされた。

その後、Chrissie はまた別のメンバーを探し、ギターに Robbie McIntosh、ベースに Malcolm Foster という人材をあてて『Middle Of The Road』をレコーディング。新たなアルバムから先行するシングルとして発表された。

この2枚のシングルはアメリカでもヒットを記録。『Back On The Chain Gang』は3週連続で最高5位をマークし、『Middle Of The Road』は最高19位を記録した。

Chrissie はこの『Middle Of The Road』を作った4人でアルバムを制作。そして発表されたのが、この『Learning To Crawl』だった。

オリジナル・メンバーを相次いで亡くし、バンドとしての存続が危ぶまれた The Pretenders だったが、『Middle Of The Road』の PV ではドラムの Martin Chambers の豪快なドラムも健在。周囲の喧騒を一掃するようなシングルと、満を持してリリースされた『Learning To Crawl』は好意的に迎えられた。

アメリカではそれまでの2枚を上回るセールスをあげてプラチナ・ディスクを獲得。全米アルバム・チャートでも最高5位を記録し、イギリスでは前作よりチャートでの最高位は下がったが、売上げは前作を上回った。

『Learning To Crawl』からは何枚もシングルがカットされ、『2000 Miles』はクリスマスに欠かせない1曲にもなり、多くのクリスマス・アルバムに収められるようになった。

他にも『Thin Line Between Love And Hate』や『Show Me』などがシングル・カットされ、『Learning To Crawl』で The Pretenders はバンド存続の危機を見事に乗り切った。しかし、Chrissie がいれば The Pretenders 成り立つということもこの頃から囁かれ、オリジナル・メンバーの Martin Chambers は1985年の Live Aid でのステージを最後に The Pretenders を去ってしまった。

『Learning To Crawl』
Middle Of The Road
Back On The Chain Gang
Time The Avenger
Watching The Clothes
Show Me
Thumbelina
My City Was Gone
Thin Line Between Love And Hate
I Hurt You
2000 Miles



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