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新しいWalkman、NW-A847の感想、その2 [AV/PC関連]

iconicon新しい Walkman の NW-A847 にやっと PC のソフト『x-アプリ』で管理している約27,000以上もある曲のうち、約23,000曲を転送した。久しぶりに『x-アプリ』で管理している CD をアーティストのアルファベット順に辿ってみると、最近は聴いていないが、また聴いてみたいと思う CD が次から次へと出てきた。

『x-アプリ』で CD を取り込む際は基本 ATRAC Advanced Lossless で取り込み、できるだけ CD のクオリティを維持している。そして Walkman で新譜 CD や新しく購入した CD を聴くときは、この ATRAC Advanced Lossless で転送して聴いている。

これまで使っていた NW-A919 でも ATRAC Advanced Lossless の効果は大きく、いい音で聴けていたが、NW-A847 では(気持ち…)更に音がいいように感じる。これもフルデジタルアンプ S-Master の効果だろうか?

デジタルノイズキャンセリング機能の効果もなかなかのモノで、これも NW-A919 より優れていると体感できる。NW-A847 ではこの機能をソフト上でオン/オフが切り替えられるようになり、また、その効果の度合いをさらに別の画面で調整できる。全てのデジタルノイズキャンセリング機能の設定変更が一箇所に集約されていない点は今後のソフトの改善に期待したいところだ。

話が少しズレてしまった…。

よく聴く CD は ATRAC Advanced Lossless で NW-A847 に転送するが、『x-アプリ』にある多くの CD は ATRAC Advanced Lossless の 64kbps に変換して NW-A847 に転送している。普段は 64kbps に変換した曲を NW-A847 の機能の1つである DSEE をオンにして聴いているが、圧縮音源で失われた高音域を再現する DSEE の効果と S-Master の効果が相まって、高い圧縮率の 64kbps にも関わらず、なかなかいい感じで聴かせてくれる。

NW-A847 には NW-A919 にもあった5バンド・イコライザーと重低音を調整するクリアベースという機能があり、この2つを調整することで 64kbps のような高圧縮音源の曲も聴きやすくなる。(ちなみにイコライザはカスタム1に CLEAR BASS:3、0.4khz:0、1.0khz:0、2.5khz:0、6.3khz:+1、16khz:+2 を、カスタム2に CLEAR BASS:3、0.4khz:1、1.0khz:-1、2.5khz:0、6.3khz:+1、16khz:+2 を設定している)

本来、低い圧縮率が音質にはいいが、多くの曲を持ち出したいという理由から ATRAC Advanced Lossless の 64kbps を選んで『x-アプリ』に取り込んでいるが、ATRAC Advanced Lossless はこの様な圧縮音源を含むロスレス(可逆)音声圧縮なので、高音質で聴きたければ『x-アプリ』に取り込んだ ATRAC Advanced Lossless で NW-A847 に転送すればオリジナルの CD 並のクォリティで聴くことができる。

一見すると、1つの CD を2つの方式を使って PC に取り込んでいるように見えるが、ATRAC Advanced Lossless を使うと多くの CD を持ち出したい欲求と、いい音質で聴きたいという相反する欲求を満たしてくれる。それも容量が 64GB もある NW-A847 だから出来ることで、16GB しかなかった NW-A919 では多くの CD を持ち出したい欲求を叶えることは出来なかった。

と、これまでの Walkman ではなかなか満たしてくれなかった『多くの CD を持ち出したい』、『いい音質で聴きたい』という2つのニーズを満足させてくれる NW-A847 だが、使っていてまた新たな不満点も見つかった。

デジタルノイズキャンセリング機能の設定変更が一箇所にない点も、不満な点の1つだが、他に操作キーの押し難さが挙げられる。

iconiconNW-A919 に比べてボディは縦に長くなり、ディスプレイ部分も縦に長くなったせいで、ハードウェアキーは縦長ボディの下部、約1/5の箇所にある。『BACK』キーや『OPTION』キー、『上下左右』の『上』キーはまだ押し易いが、『上下左右』の『下』キーは慣れないと、うっかり NW-A847 を手前にひっくり返して落としてしまいそうになる。

ジャケットを大きく表示させるためや、動画をハイビジョンなどの横長サイズで表示させるためにボディが縦長になったと推測するが、肝心なハードウェア・キーがこれだけボディ下部に追い込まれてしまった点は、明らかにユーザーインターフェースの面から失敗だっと思う。

手に NW-A847 をホールドした際にボディ側面に指が当たる時の感触など、緩やかな曲面が施されていることもあり感触がとても良かっただけに、ハードウェア・キーの使い難さは NW-A847 ではとても残念なところだ。

また、このハードウェア・キーだがキーによっては押し込んだ時に『ペコッ』と音が鳴ることも定価で約3~4万円もするモデルには相応しくない。『上下左右』キーみたいに1つのパーツで複数の操作を行わせる場合は、どのキーを押しても同じ感触に統一して欲しかったところだ。ちなみに NW-A919 ではどのキーを押しても『ペコッ』と妙な音が鳴るようなことはなかった。

これまでの Walkman で出来なかった多くの機能が盛り込まれ、いい点が多い NW-A847 だが、さらに3~4万円という価格に見合う操作感も作り込んで欲しかった点が、NW-A847 で現時点で感じる不満なところだ。

◆関連する記事◆
 新しいWalkman、NW-A847の感想、その3
 新しいWalkman、NW-A847の感想


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