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Candy Dulfer/『Sax-A-Go-Go』 [CD]

SaxaGoGo_s.jpgDave Stewart や Prince らとの共演で知られる Candy Dulfer が1993年にリリースした通算2枚目のアルバム『Sax-A-Go-Go』は、そのジャケットに惹かれて試聴台の CD を聴いて購入を決めた、いわゆる「ジャケ買い」をしたアルバムだった。

初めて知ったアーティストのアルバムで、その1曲目から好きになることはほとんど稀だが、この『Sax-A-Go-Go』のトップを飾る『2 Funky』は、その稀なパターンに見事ハマった曲だった。

続く2曲目、タイトル曲の『Sax-A-Go-Go』は日本で CM にも使われたので、Candy Dulfer の曲で一番知られている曲かもしれない。

1990年に『Saxuality』でソロ・デビューした Candy Dulfer だが、その当時は全く知らない存在だった。このデビュー盤では Eurythmics の Dave Stewart が参加した『Lily Was Here』もあり、グラミー賞の Best Contemporary Jazz Album にもノミネートされた。

2ndアルバムの『Sax-A-Go-Go』も基本は Candy Dulfer のサックスをメインにフューチャーしたアルバムで、ボーカルが入った曲はほとんどない。あっても Candy Dulfer のサックスに呼応した掛け声程度だ。

このアルバムに収められた曲はファンクの要素が濃く、Average White Band のカバーである『Pick Up The Pieces』などでそれを如実に感じ取れる。

ファンクの色合いが強く感じるものの、そこにオランダ出身の Candy Dulfer が豪快に吹くサックスが絡み、オリジナルの雰囲気と違う味付けがまた妙に心地良かった。

リリースの翌年、1994年には Billboard 誌の Top Contemporary Jazz Album チャートで最高5位を記録し、このアルバムからは『Pick Up The Pieces』以外にも『I Can't Make You Love Me』と『Sax-A-Go-Go』がシングル・カットされた。

Prince の『Graffiti Bridge』などに参加して注目を集めた Candy Dulfer が、ソロでも一躍知られるきっかけとなった『Sax-A-Go-Go』は、その Prince が提供した8分を越す『Sunday Afternoon』がアルバムを締め括るが、この曲がこのアルバムで一番ファンクらしくない曲だった。

Sax-A-Go-Goicon
2 Funky
Sax-A-Go-Go
Mister Marvin
Man In The Desert
Bob's Jazz
Jamming
I Can't Make You Love Me
Pick Up The Pieces
Compared To What
Sunday Afternoon

タグ:Candy Dulfer 1993


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コメント 2

MASA

おー、懐かしいですね。
この頃は私がジャズを本格的に聴き出した頃でもあり、このアルバムもその流れで買いましたが、セクシーなジャケのせいか当時はずいぶん売れましたね^^。
あまりフュージョン系のジャズは好きじゃないんですが、このアルバムは例外です。
by MASA (2010-04-28 22:38) 

MCMLXV_65

おー、MASAさんもこのアルバム好きでしたか! ジャケットは仰るとおり、目を惹きましたねぇ!!

ジャズっぽいようでもあり、ファンクっぽい要素もありと、まさにいろいろな要素が交じったアルバムで、私もこの類のサウンドを知るきっかけになった思い入れのある1枚です。
by MCMLXV_65 (2010-04-28 22:51) 

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