David Bowie/『Young Americans』 [CD]
昨日、David Bowie の白いジャケットの『Station To Station』を久しぶりに聴いたので、今日はこのアルバムと対を成す(と思っている…)『Young Americans』をこれまた久しぶりに聴いてみた。
余談になるが、意外と昨日の David Bowie の記事にはアクセスがなく、昨日のこのブログのアクセス数はここ数か月で一番低い数字だった。2日続けて David Bowie のアルバム紹介になるが、今日の結果は果たして…。
『Young Americans』と関係ない話題になってしまったが、このアルバムは手元に1991年にリイシューされた Rykodisc 盤を始めとして、CD では紙ジャケット仕様の国内盤と、2007年に DVD 付きでリイシューされた Special Edition の3種類を持っている。
それぞれ意味があってリイシューされた『Young Americans』をその都度購入してきたわけだが、『Young Americans』はわずか1年前にリリースされた前作『Diamond Dogs』とは全く雰囲気の異なるアルバムだった。
グラム・ロックの匂いをまだ放っていた『Diamond Dogs』に対して『Young Americans』はレコーディングもアメリカのフィラデルフィアとニューヨークで実施。このアルバムの持つ雰囲気はプラスティック・ソウル(偽物のソウル)とも揶揄されたが、明らかに『Diamond Dogs』とは違う新しい方向を目指していた。
スタジオ・アルバムとしては1970年の『The Man Who Sold The World』以来となる Tony Visconti を共同プロデューサーに迎え、ギタリストには『Young Americans』以降、長い付き合いとなる Carlos Alomar を起用。『Diamond Dogs』からのメンバーはピアノの Mike Garson だけが残り、他全てを刷新してレコーディングは行われた。
曲作りにおいても『Fascination』では Luther Vandross と共作。The Beatles の『Across The Universe』のカバーを収録し、John Lennon と Carlos Alomar を交えて作った『Fame』がアルバムの最後に収録された。
1975年の夏に『Fame』は『Young Americans』からの2ndシングルとしてカットされ、David Bowie 初の全米チャート No.1 を記録し、ゴールド・ディスクを獲得。『Fame』は1990年代に Sound + Vision というタイトルで旧譜がリイシューされた際に新たな『Fame '90』というリミックス・バージョンも誕生した。
『Young Americans』は現在 DVD 付きの Special Edition を手に入れることができるが、この Special Edition には CD の音質を上回る 48kHz/24bit の高解像度音源が含まれている。この音源は通常の DVD プレーヤーでも聴くことができ、CD で聴ける『Young Americans』とは一枚ベールが剥がれたかのような差がある。この高解像度音源を一度聴いてしまうと他のアルバムも同様の 48kHz/24bit で聴きたくなってしまう。
この高解像度音源は9月にリリース予定の『Station To Station』でも DVD に収録されるそうで、『Young Americans』をさらに上回る 96kHz/24bit でのオリジナル・アナログ・マスターが収録される。新たなステレオ・ミックスも 48kHz/24bit で収録されるが、この DVD は Deluxe Edition にしか含まれず、安い価格の Special Edition とどちらを選ぶかで頭を悩ませそうだ。
Young Americans
Young Americans
Win
Fascination
Right
Somebody Up There Likes Me
Across The Universe
Can You Hear Me?
Fame
余談になるが、意外と昨日の David Bowie の記事にはアクセスがなく、昨日のこのブログのアクセス数はここ数か月で一番低い数字だった。2日続けて David Bowie のアルバム紹介になるが、今日の結果は果たして…。
『Young Americans』と関係ない話題になってしまったが、このアルバムは手元に1991年にリイシューされた Rykodisc 盤を始めとして、CD では紙ジャケット仕様の国内盤と、2007年に DVD 付きでリイシューされた Special Edition の3種類を持っている。
それぞれ意味があってリイシューされた『Young Americans』をその都度購入してきたわけだが、『Young Americans』はわずか1年前にリリースされた前作『Diamond Dogs』とは全く雰囲気の異なるアルバムだった。
グラム・ロックの匂いをまだ放っていた『Diamond Dogs』に対して『Young Americans』はレコーディングもアメリカのフィラデルフィアとニューヨークで実施。このアルバムの持つ雰囲気はプラスティック・ソウル(偽物のソウル)とも揶揄されたが、明らかに『Diamond Dogs』とは違う新しい方向を目指していた。
スタジオ・アルバムとしては1970年の『The Man Who Sold The World』以来となる Tony Visconti を共同プロデューサーに迎え、ギタリストには『Young Americans』以降、長い付き合いとなる Carlos Alomar を起用。『Diamond Dogs』からのメンバーはピアノの Mike Garson だけが残り、他全てを刷新してレコーディングは行われた。
曲作りにおいても『Fascination』では Luther Vandross と共作。The Beatles の『Across The Universe』のカバーを収録し、John Lennon と Carlos Alomar を交えて作った『Fame』がアルバムの最後に収録された。
1975年の夏に『Fame』は『Young Americans』からの2ndシングルとしてカットされ、David Bowie 初の全米チャート No.1 を記録し、ゴールド・ディスクを獲得。『Fame』は1990年代に Sound + Vision というタイトルで旧譜がリイシューされた際に新たな『Fame '90』というリミックス・バージョンも誕生した。
『Young Americans』は現在 DVD 付きの Special Edition を手に入れることができるが、この Special Edition には CD の音質を上回る 48kHz/24bit の高解像度音源が含まれている。この音源は通常の DVD プレーヤーでも聴くことができ、CD で聴ける『Young Americans』とは一枚ベールが剥がれたかのような差がある。この高解像度音源を一度聴いてしまうと他のアルバムも同様の 48kHz/24bit で聴きたくなってしまう。
この高解像度音源は9月にリリース予定の『Station To Station』でも DVD に収録されるそうで、『Young Americans』をさらに上回る 96kHz/24bit でのオリジナル・アナログ・マスターが収録される。新たなステレオ・ミックスも 48kHz/24bit で収録されるが、この DVD は Deluxe Edition にしか含まれず、安い価格の Special Edition とどちらを選ぶかで頭を悩ませそうだ。
Young Americans
Young Americans
Win
Fascination
Right
Somebody Up There Likes Me
Across The Universe
Can You Hear Me?
Fame
タグ:1975 David Bowie
2010-07-05 13:30
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コメント(3)
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お邪魔致します。
初めまして、
のぶそうると申しますm(__)m
本日、ボウイの曲をアップしまして、
やって参りました。
久々に、
「ヤング・アメリカン」聴いたんですが、
中々どうして、イイですよねぇ~!
プラスティック・ソウルと揶揄されたようですが、
私は、果敢に挑戦しているなぁ~と、
只今評価が、急上昇しております。
♪Fascination.のファンクネスに、
完璧にやられてしまいました!
ルーサーとの共作なんですねぇ?
実は、知らなかったんですよ。
またお邪魔させて頂きます。
by のぶそうる (2011-10-05 23:06)
MCMLXV_65さん、
大変失礼致しましたm(__)m
以前、
TOTO./Turn Back.のご記事に
お邪魔しておりましたことに、今気がつきましたぁ。
コメント欄のスペースを大幅に使ってしまい、
申し訳ありませんm(__)m
のぶそうる
by のぶそうる (2011-10-05 23:13)
のぶそうるさん、こんばんは。以前もお越し頂いたようで、ありがとうございます。全然お気になさらないで下さい!(^^)
最近私もごぶさたの『Young Americans』を、のぶそうるさんのコメントをきっかけにSpecial Editionのハイレゾ音源でも聴いてみようと思います。のぶそうるさんのブログも後ほど伺いますね!
by MCMLXV_65 (2011-10-06 00:17)