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Emma Bunton/『Free Me』 [CD]

Free-Me.jpg関連する記事が表示できるようになり、Emma Bunton の名前を久しぶりに見たことで、この2004年にリリースされた2枚目のソロ・アルバム『Free Me』が聴きたくなり引っ張りだしてきた。Spice Girls の解散後にリリースされたソロ・デビュー盤の『A Girl Like Me』も好きな曲が多いアルバムだったが、2004年当時はこの『Free Me』がリリースされたことを知らなかった。

その『Free Me』のジャケットだが、イギリスでは1960年代の女性アーティストのアルバムを感じさせるモノトーンの画像が使われ、ポートレイト風な『A Girl Like Me』のジャケットとは全く異なる雰囲気だった。

Free-Me_us.jpgしかし、アメリカでリリースされた『Free Me』はこの派手なピンクのジャケットではなく、座った Emma がこちらを見つめるカラーの画像が使われていた。恐らく同じ場所で撮られた2つの画像だが、モノトーンとカラーでここまで印象が変わるのも面白いと思った。

そして、イギリス盤のジャケットはまた、このアルバムの持つ雰囲気も表していた。アルバムのタイトル曲であり、1stシングルにも選ばれた『Free Me』は1960年代のポップスの香りが漂っていて、Emma のハスキーな声がまたとても良く合っていた。

ストリングスが使われ、バックの演奏もこの2004年当時のサウンドとは全く違い、とても上品(?)なプレイに徹していた。アルバムはこの1960年代ポップスの雰囲気で統一され、久々に「アタリ!」と感じたアルバムだった。

1stシングルの『Free Me』は全英チャートで最高5位をマーク。以降、2ndシングルの『Maybe』が最高6位、3rdシングルの『I'll Be There』が最高7位と連続で Top10 入りを果たし、アルバム『Free Me』は全英チャートで最高7位を記録した。これはデビュー盤を上回る結果ではなかったが、Spice Girls のイメージから完全に脱却した感が、この2ndアルバムの『Free Me』にはあった。

この『Free Me』は、この頃に始まった『アメリカン・アイドル』などのオーディション番組を制作していた 19 Entertainment 傘下の 19 Recordings からリリースされ、そして、このアルバムには1990年代にソロ活動で成功した Cathy Dennis もライター陣のひとりとしてクレジットされていた。

アルバム・リリース当時に行われたインタビューで Emma は、5歳の頃からモータウン・サウンドを聴いていたと明かし、1960年代の音やモータウンはずっと好きだったので、そんな想いをこのアルバムに注ぎ込んだとコメントしていた。

まさにそのイメージ通りに仕上がった『Free Me』だったが、アメリカではほとんどチャートに登場することはなく、シングルの『Free Me』と『Maybe』が Billboard 誌の Hot Dance Club Play チャートでそれぞれ4位と6位を記録したに留まっている。

Free Me
Free Me
Maybe
I'll Be There
Tomorrow
Breathing
Crickets Sing For Anamaria
No Sign Of Life
Who The Hell Are You
Lay Your Love On Me
Amazing
You Are
Something So Beautiful

タグ:Emma Bunton 2004


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