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Asia/『Alpha』 [CD]

Alpha_s.jpg暑い夏に涼しい感じのするジャケットのアルバムを探し、Asia が1992年にリリースした『Aqua』を見つけたが、この2ndアルバム『Alpha』の Roger Dean がデザインしたジャケットも捨て難く、今回はこの『Alpha』を紹介!

デビュー盤の『Asia』から1年ちょっとで届けられた2ndアルバムも4人のメンバーは同じで、リード・ボーカルとベースを担当する John Wetton とキーボード担当の Geoffrey Downes のふたりが中心に曲を作り、Steve Howe のギターと Carl Palmer のドラムが曲に厚みをもたらしていた。

しかし、Steve Howe のバンドへの貢献度はデビュー盤に比べると落ちてしまい、結局、Steve Howe はこの『Alpha』を最後に Asia を脱退。Steve Howe が Asia に戻ってくるのは、2008年の『Phoenix』まで待つことになる。

デビュー盤よりパワーダウンしたアルバムかと思うと、1stシングルになった『Don't Cry』を最初に聴いたときは、そんなことは微塵も感じなかった。よりポップな曲が多くなったことで、プログレッシブ・ロックを渡り歩いたメンバーが作る曲として批判はあったが、『Don't Cry』は全米チャートで最高10位にランクされ、ロック専門チャートではデビュー・シングルの『Heat Of The Moment』以来となる No.1 も記録した。

2ndアルバムの『Alpha』は、よりポップな曲がアルバムを占めたことで Steve Howe には不満だったかもしれないが、Asia としてこの方針は間違いではなかったと当時は思った。

『Alpha』からは『True Colors』、『The Heat Goes On』、『The Smile Has Left Your Eyes』などもシングル・カットされて、『The Heat Goes On』は全米ロック・チャートで最高5位にランク。Asia の人気は健在ということを十分示してみせた。

アルバムとしても『Alpha』は全米チャートで最高6位を記録、100万枚以上を売り上げてプラティナ・ディスクも獲得。しかし、この数字はデビュー盤の全米チャート No.1 と400万枚以上のセールスという数字に比べると見劣り感は否めなかった。(全英チャートではデビュー盤を上回る最高5位を記録している)

このアルバムのタイトルはバンド名と同じくアルファベットの「a」で始まり「a」で終わるルールが続けられ、このようなタイトルの付け方は2001年の『Aura』まで7枚のアルバムで続けられた。

当初アルバムのタイトルは『Arcadia』が予定されていたらしいが、この名前で Duran Duran のメンバーが活動を計画していることが判り『Alpha』に変更。しかし、Roger Dean の描いたジャケットのイラストは『Arcadia』を元にしてデザインしたとも伝えられている。

Alpha
Don't Cry
The Smile Has Left Your Eyes
Never In A Million Years
My Own Time (I'll Do What I Want)
The Heat Goes On
Eye To Eye
The Last To Know
True Colors
Midnight Sun
Open Your Eyes

タグ:ASIA 1983


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