Joan Jett/『Album』 [CD]
暑い夏を吹き飛ばすような曲を聴かせてくれる Joan Jett が The Blackhearts のメンバーと共に作った3枚目のアルバムは、その名もシンプルに『Album』。ジャケットにはギターを持ってジャンプする Joan Jett 以外、何もクレジットがないシンプルなデザインのジャケットだった。
そして Joan Jett のアルバムにお馴染みのカバー曲は、この『Album』には3曲収められていた。
まず最初に登場するのが3曲目の『Everyday People』。オリジナルは1968年に Sly & The Family Stone が放ったバンド初の No.1 シングルで、当時、この曲は4週連続 No.1 の座につき、R&B チャートでも2週連続で No.1 に輝いた。
2つのカバー曲は6曲目に登場する『Star Star』。こちらは The Rolling Stones が1973年にリリースした『Goats Head Soup』に収録され、当初のタイトルは『Starfucker』だったという曰く付きの曲。タイトルは変更されたが、歌詞の中では『Starfucker』と歌っているようにも聴こえ、Joan Jett のカバーではこの点も忠実に再現、いかにも Joan Jett らしい曲になっている。(明らかにコーラス部分では「Starfucker」と歌っている!)
そして3つ目のカバー曲は8曲目の『Tossin' & Turnin'』。これは1961年に Bobby Lewis が全米シングル・チャートで7週間連続 No.1 を記録した曲で、R&B チャートでも10週間連続 No.1 を記録し、Billboard 誌が発表した1961年の年間チャートでも堂々の No.1 になった曲だ。
Joan Jett のカバー曲を選ぶセンスはどのアルバムでも秀逸だが、『Tossin' & Turnin'』のオリジナルがリリースされたのは Joan Jett がまだ3歳の頃。この曲は Kiss のドラマーの Peter Criss が1978年にリリースした同名のソロ・アルバムにも収録されていたので、ひょっとしたら Peter Criss のバージョンを聴いて気に止めたのかも…?
また『Tossin' & Turnin'』は Peter Criss のソロ・アルバムがリリースされた1978年に John Belushi らが出演した映画『Animal House』のサウンドトラック盤にも、オリジナルの Bobby Lewis バージョンが収録されていた。もしかすると Joan Jett はオリジナル・バージョンをこのサウンドトラック盤で聴いたのだろうか…??
『Album』からのシングルは、カバー曲の『Everyday People』が1stシングルに選ばれて全米チャートで最高37位を記録。2ndシングルにはアルバムのトップを飾る『Fake Friends』がカットされ、こちらは最高35位に。他にも『The French Song』がロック専門チャートで最高30位にランクされた。
前作『I Love Rock 'n' Roll』が全米アルバム・チャートで最高2位を記録し、アメリカだけでも100万枚のセールスを上げたのに対して『Album』は全米チャートで最高20位と、あまり奮わなかった。
しかし、初期の Joan Jett のアルバムは改めて聴くと、カバーした曲のセンスもいいが、The Blackhearts のメンバーと共に作り上げた曲の多くにロックンロールないい曲がたくさんある。『Album』がリリースされた1983年という時代には浮いてしまう存在だったかもしれないが、この『Album』もそれほど悪いアルバムには思えない。
なお、1992年にリイシューされた際にはオリジナルの『Album』に未収録の『Nitetime』や『Wait For Me』などを含め、6曲がボーナス・トラックとして追加されている。
Album
Fake Friends
Handyman
Everyday People
A Hundred Feet Away
Secret Love
Star Star
The French Song
Tossin' & Turnin'
Why Can't We Be Happy
I Love Playing With Fire
Coney Island Whitefish
Had Enough
そして Joan Jett のアルバムにお馴染みのカバー曲は、この『Album』には3曲収められていた。
まず最初に登場するのが3曲目の『Everyday People』。オリジナルは1968年に Sly & The Family Stone が放ったバンド初の No.1 シングルで、当時、この曲は4週連続 No.1 の座につき、R&B チャートでも2週連続で No.1 に輝いた。
2つのカバー曲は6曲目に登場する『Star Star』。こちらは The Rolling Stones が1973年にリリースした『Goats Head Soup』に収録され、当初のタイトルは『Starfucker』だったという曰く付きの曲。タイトルは変更されたが、歌詞の中では『Starfucker』と歌っているようにも聴こえ、Joan Jett のカバーではこの点も忠実に再現、いかにも Joan Jett らしい曲になっている。(明らかにコーラス部分では「Starfucker」と歌っている!)
そして3つ目のカバー曲は8曲目の『Tossin' & Turnin'』。これは1961年に Bobby Lewis が全米シングル・チャートで7週間連続 No.1 を記録した曲で、R&B チャートでも10週間連続 No.1 を記録し、Billboard 誌が発表した1961年の年間チャートでも堂々の No.1 になった曲だ。
Joan Jett のカバー曲を選ぶセンスはどのアルバムでも秀逸だが、『Tossin' & Turnin'』のオリジナルがリリースされたのは Joan Jett がまだ3歳の頃。この曲は Kiss のドラマーの Peter Criss が1978年にリリースした同名のソロ・アルバムにも収録されていたので、ひょっとしたら Peter Criss のバージョンを聴いて気に止めたのかも…?
また『Tossin' & Turnin'』は Peter Criss のソロ・アルバムがリリースされた1978年に John Belushi らが出演した映画『Animal House』のサウンドトラック盤にも、オリジナルの Bobby Lewis バージョンが収録されていた。もしかすると Joan Jett はオリジナル・バージョンをこのサウンドトラック盤で聴いたのだろうか…??
『Album』からのシングルは、カバー曲の『Everyday People』が1stシングルに選ばれて全米チャートで最高37位を記録。2ndシングルにはアルバムのトップを飾る『Fake Friends』がカットされ、こちらは最高35位に。他にも『The French Song』がロック専門チャートで最高30位にランクされた。
前作『I Love Rock 'n' Roll』が全米アルバム・チャートで最高2位を記録し、アメリカだけでも100万枚のセールスを上げたのに対して『Album』は全米チャートで最高20位と、あまり奮わなかった。
しかし、初期の Joan Jett のアルバムは改めて聴くと、カバーした曲のセンスもいいが、The Blackhearts のメンバーと共に作り上げた曲の多くにロックンロールないい曲がたくさんある。『Album』がリリースされた1983年という時代には浮いてしまう存在だったかもしれないが、この『Album』もそれほど悪いアルバムには思えない。
なお、1992年にリイシューされた際にはオリジナルの『Album』に未収録の『Nitetime』や『Wait For Me』などを含め、6曲がボーナス・トラックとして追加されている。
Album
Fake Friends
Handyman
Everyday People
A Hundred Feet Away
Secret Love
Star Star
The French Song
Tossin' & Turnin'
Why Can't We Be Happy
I Love Playing With Fire
Coney Island Whitefish
Had Enough
2010-08-07 19:47
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