Cheap Trick/『Music For Hangovers』 [CD]
Cheap Trick が1999年にリリースしたライブ盤の『Music For Hangovers』には2種類のジャケットがあり、メンバーの写真が使われていないこちらのジャケット(←)は、どことなくブートレグ(海賊盤)のような雰囲気があって好きだ。
もう1つのジャケットは4人のメンバーがバー・カウンターの椅子に腰掛け、こちらを向いている画像(→)だが、これには元ネタがあり、『Music For Hangovers』でネットを検索すると、元ネタになったオリジナルの画像が簡単に見つかる。そのタイトルも『Music For Hangovers』で、このライブ盤は Cheap Trick が仕掛けた巧妙なイタズラなのかも…?
このライブ盤をリリースした時期の Cheap Trick はデビュー盤『Cheap Trick』のリリースから20年が経ち、再びバンド名を冠したアルバム『Cheap Trick』を1997年にリリースした頃だった。
1997年版『Cheap Trick』も『Music For Hangovers』と同じく2種類のジャケットがあり、これも4人のオリジナル・メンバーが写るタイプと、Rick Nielsen のトレードマークでもある5ネック・ギターと Bun E. Carlos のドラム・セットが写るタイプがあった。
2000年を目前にしたこの頃、Cheap Trick はデビュー以来のレーベル Epic との契約がなくなり、アルバム毎にレーベルが変わっていた。その頃にリリースした2枚のアルバム、『Woke Up With A Monster』は全米アルバム・チャートで最高123位、1997年版『Cheap Trick』も最高が99位と、かろうじてアルバム・チャートにタイトルが載る程度の結果しか残せずにいた。
スタジオ・アルバムが不振の Cheap Trick だったが、ライブ・ステージで見せる表情は活き活きとしていて、ベースの Tom Petersson がバンドに復帰して以降、初期のアルバムのヒット曲をステージでプレイするときは以前にも増してパワフルな感じがあった。
この『Music For Hangovers』に収録されたライブは、Cheap Trick の故郷であるイリノイ州のシカゴにある Metro というホールで4日間行なわれ、初日は『at Budokan』、2日目はデビュー盤の『Cheap Trick』、3日目は『In Color』、最終日は『Heaven Tonight』をそれぞれ全曲プレイした特別なライブだった。
ライブ前半はそれぞれのアルバム収録順で曲をプレイし、後半は初期の4枚のアルバム以外の曲をプレイ。その4日間から選ばれた14曲が、この『Music For Hangovers』に収められていた。
ライブ盤は『at Budokan』以来、公式にこの『Music For Hangovers』が2枚目のライブ・アルバムだったが、『at Budokan』とは別の意味で完成度が高く、Robin Zander のボーカルもさらに磨きがかかっていた。
このライブには Cheap Trick と同郷イリノイ州出身の The Smashing Pumpkins のメンバー、Billy Corgan と D'arcy Wretzky がゲストで参加していた。Billy Corgan は2001年にリリースされた25周年記念のライブ盤『Silver』でもゲスト参加している。
『Music For Hangovers』を聴くと Cheap Trick のライブ・バンドとしての楽しさが実感できる。Cheap Trick のライブは荒々しいハードなプレイながらも、それぞれの曲のメロディはとても親しみ易く、また、この4人によるライブを、それも小さな会場で見たい思いに駆られてしまう。
Music For Hangovers
Oh Claire
Surrender
Hot Love
I Can't Take It
I Want You To Want Me
Taxman, Mr. Thief
Mandocello
Oh Caroline
How Are You?
If You Want My Love
Dream Police
So Good To See You
The Ballad Of TV Violence (I'm Not The Only Boy)
Gonna Raise Hell
もう1つのジャケットは4人のメンバーがバー・カウンターの椅子に腰掛け、こちらを向いている画像(→)だが、これには元ネタがあり、『Music For Hangovers』でネットを検索すると、元ネタになったオリジナルの画像が簡単に見つかる。そのタイトルも『Music For Hangovers』で、このライブ盤は Cheap Trick が仕掛けた巧妙なイタズラなのかも…?
このライブ盤をリリースした時期の Cheap Trick はデビュー盤『Cheap Trick』のリリースから20年が経ち、再びバンド名を冠したアルバム『Cheap Trick』を1997年にリリースした頃だった。
1997年版『Cheap Trick』も『Music For Hangovers』と同じく2種類のジャケットがあり、これも4人のオリジナル・メンバーが写るタイプと、Rick Nielsen のトレードマークでもある5ネック・ギターと Bun E. Carlos のドラム・セットが写るタイプがあった。
2000年を目前にしたこの頃、Cheap Trick はデビュー以来のレーベル Epic との契約がなくなり、アルバム毎にレーベルが変わっていた。その頃にリリースした2枚のアルバム、『Woke Up With A Monster』は全米アルバム・チャートで最高123位、1997年版『Cheap Trick』も最高が99位と、かろうじてアルバム・チャートにタイトルが載る程度の結果しか残せずにいた。
スタジオ・アルバムが不振の Cheap Trick だったが、ライブ・ステージで見せる表情は活き活きとしていて、ベースの Tom Petersson がバンドに復帰して以降、初期のアルバムのヒット曲をステージでプレイするときは以前にも増してパワフルな感じがあった。
この『Music For Hangovers』に収録されたライブは、Cheap Trick の故郷であるイリノイ州のシカゴにある Metro というホールで4日間行なわれ、初日は『at Budokan』、2日目はデビュー盤の『Cheap Trick』、3日目は『In Color』、最終日は『Heaven Tonight』をそれぞれ全曲プレイした特別なライブだった。
ライブ前半はそれぞれのアルバム収録順で曲をプレイし、後半は初期の4枚のアルバム以外の曲をプレイ。その4日間から選ばれた14曲が、この『Music For Hangovers』に収められていた。
ライブ盤は『at Budokan』以来、公式にこの『Music For Hangovers』が2枚目のライブ・アルバムだったが、『at Budokan』とは別の意味で完成度が高く、Robin Zander のボーカルもさらに磨きがかかっていた。
このライブには Cheap Trick と同郷イリノイ州出身の The Smashing Pumpkins のメンバー、Billy Corgan と D'arcy Wretzky がゲストで参加していた。Billy Corgan は2001年にリリースされた25周年記念のライブ盤『Silver』でもゲスト参加している。
『Music For Hangovers』を聴くと Cheap Trick のライブ・バンドとしての楽しさが実感できる。Cheap Trick のライブは荒々しいハードなプレイながらも、それぞれの曲のメロディはとても親しみ易く、また、この4人によるライブを、それも小さな会場で見たい思いに駆られてしまう。
Music For Hangovers
Oh Claire
Surrender
Hot Love
I Can't Take It
I Want You To Want Me
Taxman, Mr. Thief
Mandocello
Oh Caroline
How Are You?
If You Want My Love
Dream Police
So Good To See You
The Ballad Of TV Violence (I'm Not The Only Boy)
Gonna Raise Hell
2010-08-14 16:13
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