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Paul Weller/『Heavy Soul』 [CD]

Heavy-Soul.jpgレーベルをソロ・デビュー以降の Go! Discs から Island Records に変えてリリースされた Paul Weller の通算4枚目のスタジオ・アルバム『Heavy Soul』。前作『Stanley Road』に続いて全英チャートでの No.1 は逃したが2位を記録。シングルも4枚がカットされ、ライブでも人気の高い曲が揃っているアルバムだ。

アルバムに先行するかたちで約1年前の1996年にリリースされた『Peacock Suit』は全英チャートで最高5位を記録。これは Paul Wellerのソロ・シングルの中でも『Stanley Road』からのリード・シングル『The Changingman』の7位を上回る結果を残した。

『Peacock Suit』のリリースから1年が経ち、アルバム『Heavy Soul』のリリース後に2ndシングルとして『Brushed』がカットされ、こちらは全英チャートで最高14位をマーク。以降、約2か月おきにシングルが次々とカットされ、『Friday Street』は最高21位を、『Mermaids』は最高30位を記録した。

『Stanley Road』で久々に全英 No.1 を獲得した Paul Wellerは、この『Heavy Soul』ではよりシンプルなかたちに立ち戻り、3分前後の曲が多く並んだアルバムはトータルで40分ちょっとしかない。これは最近リリースされた新作『Wake Up the Nation』とその前作『22 Dreams』との関係と似ている。

『Stanley Road』での成功にプレッシャーを感じることなく、ライブでのプレイにも似た雰囲気でこの『Heavy Soul』というアルバムは作られているように感じる。

『Heavy Soul』は Paul Wellerと The Style Council 以来の付き合いである Steve White のドラム。そして『Wild Wood』以降のソロ・アルバムでベースを担当してきた Mark Nelson の3人を中心に作られ、そこに様々なアレンジが施されていた。

後に Paul Weller のアルバムやライブで欠かせない存在になる Steve Cradock のギターが時にハードに曲を盛り上げ、Paul Weller のソロ・アルバムを一手にプロデュースしてきた Brendan Lynch もシンセサイザーで参加。ベースの Mark Nelson は曲によってシタールやチター、ウクレレなども弾いている。

Squeeze のメンバーであり、後に自らが司会を務める音楽番組『Later... with Jools Holland』のホスト Jools Holland も『Golden Sands』ではピアノを弾いている。

アコースティックな曲よりロックな曲が多い『Heavy Soul』には短い時間ながらもジャム・セッションのようなライブ映えするような間奏部分もあり、これ以降のライブでセットリストに組み込まれてファンに長く親しまれる曲が多かった。

この『Heavy Soul』で Paul Weller はソロ活動に一旦区切りをつけ、1998年にはここまでのソロ活動を集約したベスト盤『Modern Classics - The Greatest Hits』をリリースすることになる。

Heavy Soul
Heavy Soul (Pt 1)
Peacock Suit
Up In Suzes' Room
Brushed
Driving Nowhere
I Should Have Been There To Inspire You
Heavy Soul (Pt 2)
Friday Street
Science
Golden Sands
As You Lean Into The Light
Mermaids

タグ:Paul Weller 1997


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