Simon & Garfunkel/『Simon and Garfunkel's Greatest Hits』 [CD]
1972年にリリースされた Simon & Garfunkel のベスト盤はシンプルに『Simon and Garfunkel's Greatest Hits』というタイトルで約45分、全部で14曲が収録されていた。
このベスト盤は先日このブログでも紹介した映画『卒業(原題:The Graduate)』で使われた『Mrs. Robinson』で始まる。映画のオリジナル・サウンドトラック盤で使われた『Mrs. Robinson』はギターのカッティングとふたりの短いコーラス部分だけの約1分ちょっとの短いバージョンだったが、ベスト盤には4分弱の長いバージョンの『Mrs. Robinson』が収められていた。
続く『For Emily, Whenever I May Find Her』は1966年の通算3枚目の『Parsley, Sage, Rosemary and Thyme』に収録された曲だが、このベスト盤には1969年に行われた全米ツアーのライブ音源が使われていた。同様にライブ・バージョンに差し替えられた曲は他に『The 59th Street Bridge Song (Feelin' Groovy)』と『Homeward Bound』、『Kathy's Song』の3曲があった。
4曲のライブ・バージョンは会場にいるファンの歓声も入っていて、その歓声が前後の曲とフェードイン/フェードアウトで被さるように編集され、単なるヒット曲を寄せ集めたベスト盤とは異なる編集がこのベスト盤では行われていた。
また、このベスト盤に収められた4曲のライブ・バージョンのうち、『For Emily, Whenever I May Find Her』と『Kathy's Song』の2曲は、2008年にリリースされたライブ盤『Live 1969』でも聴くことができる。
4曲のライブ・バージョンと『America』、『Bookends』を除く8曲は全て Simon & Garfunkel として活動していた頃のヒット・シングルで、その中には全米チャートで No.1 を記録した『The Sounds Of Silence』や『Bridge over Troubled Water』、全米チャートで Top10 入りを果たした『I Am A Rock』や『The Boxer』、『Cecilia』があった。
ほぼ Simon & Garfunkel のヒット・シングルが全て収められていたベスト盤だったが、The Bangles のカバーでも知られ、当時全米チャートで最高13位を記録した『A Hazy Shade Of Winter』は選から漏れ、これがこのベスト盤で唯一残念に思う点だった。
なお Simon & Garfunkel の活動期間中にシングルとしてリリースされたなかった『America』は、このベスト盤に合わせてシングル・カットされたが、全米チャートでは意外にも最高97位止まりで、カップリングされた『For Emily, Whenever I May Find Her』が最高53位にランクされた。
Simon & Garfunkel として初の編集アルバムだったこのベスト盤は全米チャートで最高5位、全英チャートで最高2位を記録し、アメリカ国内では1400万枚のセールスを記録している。この1400万枚という記録はデュオのアルバムとしてアメリカ国内で歴代トップの売上げ枚数で、未だにこの記録は破られていない。
Simon and Garfunkel's Greatest Hits
Mrs. Robinson
For Emily, Whenever I May Find Her ※
The Boxer
The 59th Street Bridge Song (Feelin' Groovy) ※
The Sounds Of Silence
I Am A Rock
Scarborough Fair/Canticle
Homeward Bound ※
Bridge over Troubled Water
America
Kathy's Song ※
El Condor Pasa (If I Could)
Bookends
Cecilia
※:ライブ・バージョン
このベスト盤は先日このブログでも紹介した映画『卒業(原題:The Graduate)』で使われた『Mrs. Robinson』で始まる。映画のオリジナル・サウンドトラック盤で使われた『Mrs. Robinson』はギターのカッティングとふたりの短いコーラス部分だけの約1分ちょっとの短いバージョンだったが、ベスト盤には4分弱の長いバージョンの『Mrs. Robinson』が収められていた。
続く『For Emily, Whenever I May Find Her』は1966年の通算3枚目の『Parsley, Sage, Rosemary and Thyme』に収録された曲だが、このベスト盤には1969年に行われた全米ツアーのライブ音源が使われていた。同様にライブ・バージョンに差し替えられた曲は他に『The 59th Street Bridge Song (Feelin' Groovy)』と『Homeward Bound』、『Kathy's Song』の3曲があった。
4曲のライブ・バージョンは会場にいるファンの歓声も入っていて、その歓声が前後の曲とフェードイン/フェードアウトで被さるように編集され、単なるヒット曲を寄せ集めたベスト盤とは異なる編集がこのベスト盤では行われていた。
また、このベスト盤に収められた4曲のライブ・バージョンのうち、『For Emily, Whenever I May Find Her』と『Kathy's Song』の2曲は、2008年にリリースされたライブ盤『Live 1969』でも聴くことができる。
4曲のライブ・バージョンと『America』、『Bookends』を除く8曲は全て Simon & Garfunkel として活動していた頃のヒット・シングルで、その中には全米チャートで No.1 を記録した『The Sounds Of Silence』や『Bridge over Troubled Water』、全米チャートで Top10 入りを果たした『I Am A Rock』や『The Boxer』、『Cecilia』があった。
ほぼ Simon & Garfunkel のヒット・シングルが全て収められていたベスト盤だったが、The Bangles のカバーでも知られ、当時全米チャートで最高13位を記録した『A Hazy Shade Of Winter』は選から漏れ、これがこのベスト盤で唯一残念に思う点だった。
なお Simon & Garfunkel の活動期間中にシングルとしてリリースされたなかった『America』は、このベスト盤に合わせてシングル・カットされたが、全米チャートでは意外にも最高97位止まりで、カップリングされた『For Emily, Whenever I May Find Her』が最高53位にランクされた。
Simon & Garfunkel として初の編集アルバムだったこのベスト盤は全米チャートで最高5位、全英チャートで最高2位を記録し、アメリカ国内では1400万枚のセールスを記録している。この1400万枚という記録はデュオのアルバムとしてアメリカ国内で歴代トップの売上げ枚数で、未だにこの記録は破られていない。
Simon and Garfunkel's Greatest Hits
Mrs. Robinson
For Emily, Whenever I May Find Her ※
The Boxer
The 59th Street Bridge Song (Feelin' Groovy) ※
The Sounds Of Silence
I Am A Rock
Scarborough Fair/Canticle
Homeward Bound ※
Bridge over Troubled Water
America
Kathy's Song ※
El Condor Pasa (If I Could)
Bookends
Cecilia
※:ライブ・バージョン
2010-10-05 19:00
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