Britney Spears/『Britney』 [CD]
海外ドラマ『glee』のシーズン2で Britney Spears がゲスト出演するエピソードがあるということで、久しぶりに Britney Spears のアルバムを聴いてみたくなり、この通算3枚目のスタジオ・アルバム『Britney』を引っ張り出してきた。
前2枚のアルバムにあったバブルガム・ポップの雰囲気から脱却を狙ったこの『Britney』では、アルバムのトップを飾る『I'm a Slave 4 U』が1stシングルに選ばれ、この曲はアルバム『Britney』の中で1番好きな曲だ。The Neptunes のふたりが作りプロデュースも手掛けたこの曲は、それまでの Britney のヒット曲から一変、PV でもセクシーな面をより強調したつくりだった。
『I'm a Slave 4 U』は MTV Video Music Awards で Best Female Video や Best Dance Video の候補に挙がり(受賞はならず)、全英チャートでは最高4位を記録。全米チャートでは最高27位とアルバムからの1stシングルにしてはやや不調な結果に終わったが、この曲の真価が発揮される Billboard 誌の Hot Dance Club Play チャートでは最高4位を記録した。
続く2ndシングルにはイギリスとアメリカで曲が異なり、イギリスやカナダでは『Overprotected』が、アメリカやイギリスを除く欧州圏ではバラードの『I'm Not a Girl, Not Yet a Woman』がカットされた。(この2曲はそれぞれのエリアで3rdシングルとしてもリリースされた)
『Overprotected』はスウェーデン出身の Max Martin と Rami のコンビによる曲で、『I'm Not a Girl, Not Yet a Woman』はこのコンビに加え Dido の名前もあった。『Overprotected』はアメリカではアルバム収録バージョンと異なるリミックス・バージョンがシングルに使われ、2002年の Grammy 賞で Best Female Pop Vocal Performance にノミネートされた。(こちらも惜しくも受賞はならず)
4枚目のシングルには『Boys』が選ばれ、この曲は映画『Austin Powers in Goldmember』でリミックス・バージョンが使われ、2003年の MTV Video Music Awards で Best Video from a Film の候補に挙げられた。(ここでもまた候補止まりという結果に…)
『Britney』からのシングルは他にも Joan Jett のカバーで有名な『I Love Rock 'n' Roll』がカットされ、全英チャートで最高13位を記録。フランス限定シングルとして『Anticipating』もカットされた。
アルバムとしての『Britney』はこれらシングル・カットされた曲を含む前半が盛り上がる一方、『Cinderella』以降の後半に強力な曲が見当たらない。Justin Timberlake の名前が作曲陣にある『What It's Like To Be Me』も前半の流れに比べると曲の持つインパクトは弱い。
またこのアルバムでは Britney が曲作りにそれまで以上に関わり、前2作までは Britney の名前が2曲しかなかったが、この『Britney』では『Anticipating』を含む6曲で Britney の名前があった。
だが The Neptunes や Max Martin と Rami のコンビが作った曲と比べると、Britney の関わった曲はそれまでの2枚のアルバムと同じようなタイプの曲で、いささか Britney の貢献度も空振りしているようだった。
とは言うものの、アルバム『Britney』はデビュー盤から3作連続で全米チャートで初登場 No.1 の記録を作り、これは女性アーティストとして初の快挙だった。Britney は続くアルバム『In The Zone』でも初登場 No.1 を達成してデビュー盤からの連続初登場 No.1 の記録を4作連続に伸ばした。
アルバム『Britney』の売上げはアメリカだけで500万枚に迫るセールスを記録し、世界中での総売上枚数も1200万枚を越すセールスを記録している。
Britney
I'm a Slave 4 U
Overprotected
Lonely ※
I'm Not a Girl, Not Yet a Woman
Boys
Anticipating ※
I Love Rock 'n' Roll
Cinderella ※
Let Me Be ※
Bombastic Love
That's Where You Take Me ※
When I Found You
Before The Goodbye ※
What It's Like To Be Me
(※:Britney Spears が作曲に関わった曲)
前2枚のアルバムにあったバブルガム・ポップの雰囲気から脱却を狙ったこの『Britney』では、アルバムのトップを飾る『I'm a Slave 4 U』が1stシングルに選ばれ、この曲はアルバム『Britney』の中で1番好きな曲だ。The Neptunes のふたりが作りプロデュースも手掛けたこの曲は、それまでの Britney のヒット曲から一変、PV でもセクシーな面をより強調したつくりだった。
『I'm a Slave 4 U』は MTV Video Music Awards で Best Female Video や Best Dance Video の候補に挙がり(受賞はならず)、全英チャートでは最高4位を記録。全米チャートでは最高27位とアルバムからの1stシングルにしてはやや不調な結果に終わったが、この曲の真価が発揮される Billboard 誌の Hot Dance Club Play チャートでは最高4位を記録した。
続く2ndシングルにはイギリスとアメリカで曲が異なり、イギリスやカナダでは『Overprotected』が、アメリカやイギリスを除く欧州圏ではバラードの『I'm Not a Girl, Not Yet a Woman』がカットされた。(この2曲はそれぞれのエリアで3rdシングルとしてもリリースされた)
『Overprotected』はスウェーデン出身の Max Martin と Rami のコンビによる曲で、『I'm Not a Girl, Not Yet a Woman』はこのコンビに加え Dido の名前もあった。『Overprotected』はアメリカではアルバム収録バージョンと異なるリミックス・バージョンがシングルに使われ、2002年の Grammy 賞で Best Female Pop Vocal Performance にノミネートされた。(こちらも惜しくも受賞はならず)
4枚目のシングルには『Boys』が選ばれ、この曲は映画『Austin Powers in Goldmember』でリミックス・バージョンが使われ、2003年の MTV Video Music Awards で Best Video from a Film の候補に挙げられた。(ここでもまた候補止まりという結果に…)
『Britney』からのシングルは他にも Joan Jett のカバーで有名な『I Love Rock 'n' Roll』がカットされ、全英チャートで最高13位を記録。フランス限定シングルとして『Anticipating』もカットされた。
アルバムとしての『Britney』はこれらシングル・カットされた曲を含む前半が盛り上がる一方、『Cinderella』以降の後半に強力な曲が見当たらない。Justin Timberlake の名前が作曲陣にある『What It's Like To Be Me』も前半の流れに比べると曲の持つインパクトは弱い。
またこのアルバムでは Britney が曲作りにそれまで以上に関わり、前2作までは Britney の名前が2曲しかなかったが、この『Britney』では『Anticipating』を含む6曲で Britney の名前があった。
だが The Neptunes や Max Martin と Rami のコンビが作った曲と比べると、Britney の関わった曲はそれまでの2枚のアルバムと同じようなタイプの曲で、いささか Britney の貢献度も空振りしているようだった。
とは言うものの、アルバム『Britney』はデビュー盤から3作連続で全米チャートで初登場 No.1 の記録を作り、これは女性アーティストとして初の快挙だった。Britney は続くアルバム『In The Zone』でも初登場 No.1 を達成してデビュー盤からの連続初登場 No.1 の記録を4作連続に伸ばした。
アルバム『Britney』の売上げはアメリカだけで500万枚に迫るセールスを記録し、世界中での総売上枚数も1200万枚を越すセールスを記録している。
Britney
I'm a Slave 4 U
Overprotected
Lonely ※
I'm Not a Girl, Not Yet a Woman
Boys
Anticipating ※
I Love Rock 'n' Roll
Cinderella ※
Let Me Be ※
Bombastic Love
That's Where You Take Me ※
When I Found You
Before The Goodbye ※
What It's Like To Be Me
(※:Britney Spears が作曲に関わった曲)
2010-10-21 15:30
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