SSブログ

Pearl Jam/『Live On Two Legs』 [CD]

Live-on-Two-Legs.jpg最近 Pearl Jam は『Live On Ten Legs』というライブ盤をリリースしたが、この『Live On Two Legs』に収められた18曲は1998年の夏に行われた北米ツアーから選ばれていた。

1998年は通算5枚目のスタジオ・アルバム『Yield』がリリースされ、ここからは『Given To Fly』と『Wishlist』の2枚がシングル・カットされた。『Live On Two Legs』にも『Given To Fly』は収録され、他に『MFC』と『Do The Evolution』がこのライブ盤には収められていた。

Pearl Jam にはグランジというレッテルが貼られていたが、このライブ盤ではその影響にある曲が多くなく、主に曲を作る Eddie Vedder のボーカルも特徴ある激しいスタイルがあまりなく、切々と歌いあげるタイプの曲が多かった。

この Eddie Vedder のボーカルのせいか、『Live On Two Legs』での Pearl Jam に今ひとつ物足りなさを感じるという意見もあり、このライブ盤では Pearl Jam の一面しか含まれていないという意見もあった。

この意見には納得できる点もあり、Pearl Jam の普段のライブは2時間を越すステージが多く、この『Live On Two Legs』という1枚の CD ではその全てが聴けるわけではなかった。

後に Pearl Jam は Official Bootleg という公式なライブ盤を2000年からリリースするようになる。このシリーズでは粗悪な音質で高価なブートレグと異なり、高音質な音源が各会場ごとにリリースされ、しかもブートレグに比べると安い価格で提供された。

そこにはライブに於ける本来の Pearl Jam の姿と会場の盛り上がりがしっかりと収録され、Pearl Jam のライブを見たひとりひとりのファンに一夜の完全な記録として残せる内容になっていた。

Official Bootleg がリリースされる以前の『Live On Two Legs』に同じ内容は求められないが、Pearl Jam のライブがどんな内容であるかを知るきっかけにはなった。

『Live On Two Legs』以前の Pearl Jam の公式なライブ音源はシングル『Dissident』にアトランタでのライブ音源が含まれていたが、それも時期を逃すと入手が難しいものだった。『Live On Two Legs』というライブ盤は1998年の夏に北米ツアーに足を運んだファンにいいお土産になったのではないだろうか。

この『Live On Two Legs』は全米チャートで最高15位を記録し、『Yield』に続いてアメリカでは100万枚のセールスも達成している。

Live-on-Two-Legs.jpgLive On Two Legs
Corduroy
Given To Fly
Hail, Hail
Daughter/Rockin' In The Free World/W.M.A.
Elderly Woman Behind The Counter In a Small Town
Untitled
MFC
Go
Red Mosquito
Even Flow
Off He Goes
Nothingman
Do The Evolution
Better Man
Black
Fuckin' Up


nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0)▲ページトップ▲

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

記事と無関係なコメントの入力を固くお断りします。
無関係なコメントは見つけ次第、即、削除します。

トラックバック 0

トラックバックの受付は締め切りました
All Photo and Text copyright(c) White Dragon All Right Reserved.
Related Posts with Thumbnails

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。