Jeff Beck/『Rock 'n' Roll Party Honoring Les Paul』 [CD]
Jeff Beck がまた素晴らしいライブ盤をリリースした。先に DVD など映像版でリリースされていた『Rock 'n' Roll Party Honoring Les Paul』が、ようやく CD としてもリリースされた。
2009年8月13日に肺炎で亡くなった Les Paul から大きな影響を受けた Jeff Beck は、この偉大な先人に敬意を表して Les Paul が晩年までプレイをしていたニューヨークにある Iridium Jazz Club でライブを行い、そのときの模様がこのライブ盤には収められている。
このライブでは Darrel Higham が率いるバンドをバックに、Darrel Higham の妻で Jeff Beck の新作『Emotion & Commotion』に参加した Imelda May もゲスト・ボーカルとして登場している。
Darrel Higham と Imelda May のボーカルを中心に1950~60年代に流行ったロックンロールを中心としたオールディズ・ナンバーがたっぷりこのライブ盤で聴ける。Jeff Beck が1993年にリリースした Gene Vincent のカバー・アルバム『Crazy Legs』を聴いたことのある方なら、このライブ盤も大いに気に入ることだろう。『Crazy Legs』からも数曲がこのライブ盤には収められている。
ゲスト・ボーカルは他に Stray Cats のメンバーだった Brian Setzer が『Twenty Flight Rock』で登場している。Brian Setzer は自らのバンドを率いて『The Dirty Boogie』などのアルバムでやはり1950~60年代の曲をカバーしているので、Jeff Beck のこのライブにはうってつけのゲストだったろう。
またこのライブ盤にある Jeff Beck 本人のライナーノーツによると、Jeff Beck がニューヨークに到着した日に Gary U.S. Bonds と、Trombone Shorty こと Troy Andrews が同じ街にいることがわかり、ライブへの出演をそのときに持ちかけたそうだ。
Troy Andrews のプレイは Jeff Beck の最近のライブで度々披露されている1950年代のテレビドラマ『Peter Gunn』のテーマソングで大きくフューチャーされ、Gary U.S. Bonds は『New Orleans』でファンと一体となったボーカル・ワークを披露している。
Jeff Beck が普段と違うスタイルの Les Paul を持ってプレイする様子も楽しいライブ盤だが、ゲスト参加したボーカリストによる1950~60年代の曲の再現でも楽しげな雰囲気が大いに伝わってくる。Troy Andrews らによるホーン・セクションの音も普段の Jeff Beck のライブにない要素で、これらが加わったビッグ・バンド・スタイルなサウンドもこのライブ盤では聴きどころだ。
このライブの模様は DVD などで映像版が既にリリースされているので、そちらがより楽しめるだろう。映像版だと画面をじっくり観ていなくてはいけないが、CD では何かをしながらでもこの楽しいライブの雰囲気に浸れる。だが、音だけを聴いているとやはり映像版も欲しくなってしまう…。
Rock 'n' Roll Party Honoring Les Paul
Double Talkin' Baby
Cruisin'
The Train Kept A Rollin'
Cry Me A River
How High The Moon
Sitting On Top Of The World
Bye Bye Blues
The World Is Waiting For The Sunrise
Vaya Con Dios
Mockin' Bird Hill
I'm A Fool To Care
Tiger Rag
Peter Gunn
Rocking Is Our Business
Apache
Sleepwalk
New Orleans
Walking In The Sand
Please Mr. Jailer
Twenty Flight Rock
2009年8月13日に肺炎で亡くなった Les Paul から大きな影響を受けた Jeff Beck は、この偉大な先人に敬意を表して Les Paul が晩年までプレイをしていたニューヨークにある Iridium Jazz Club でライブを行い、そのときの模様がこのライブ盤には収められている。
このライブでは Darrel Higham が率いるバンドをバックに、Darrel Higham の妻で Jeff Beck の新作『Emotion & Commotion』に参加した Imelda May もゲスト・ボーカルとして登場している。
Darrel Higham と Imelda May のボーカルを中心に1950~60年代に流行ったロックンロールを中心としたオールディズ・ナンバーがたっぷりこのライブ盤で聴ける。Jeff Beck が1993年にリリースした Gene Vincent のカバー・アルバム『Crazy Legs』を聴いたことのある方なら、このライブ盤も大いに気に入ることだろう。『Crazy Legs』からも数曲がこのライブ盤には収められている。
ゲスト・ボーカルは他に Stray Cats のメンバーだった Brian Setzer が『Twenty Flight Rock』で登場している。Brian Setzer は自らのバンドを率いて『The Dirty Boogie』などのアルバムでやはり1950~60年代の曲をカバーしているので、Jeff Beck のこのライブにはうってつけのゲストだったろう。
またこのライブ盤にある Jeff Beck 本人のライナーノーツによると、Jeff Beck がニューヨークに到着した日に Gary U.S. Bonds と、Trombone Shorty こと Troy Andrews が同じ街にいることがわかり、ライブへの出演をそのときに持ちかけたそうだ。
Troy Andrews のプレイは Jeff Beck の最近のライブで度々披露されている1950年代のテレビドラマ『Peter Gunn』のテーマソングで大きくフューチャーされ、Gary U.S. Bonds は『New Orleans』でファンと一体となったボーカル・ワークを披露している。
Jeff Beck が普段と違うスタイルの Les Paul を持ってプレイする様子も楽しいライブ盤だが、ゲスト参加したボーカリストによる1950~60年代の曲の再現でも楽しげな雰囲気が大いに伝わってくる。Troy Andrews らによるホーン・セクションの音も普段の Jeff Beck のライブにない要素で、これらが加わったビッグ・バンド・スタイルなサウンドもこのライブ盤では聴きどころだ。
このライブの模様は DVD などで映像版が既にリリースされているので、そちらがより楽しめるだろう。映像版だと画面をじっくり観ていなくてはいけないが、CD では何かをしながらでもこの楽しいライブの雰囲気に浸れる。だが、音だけを聴いているとやはり映像版も欲しくなってしまう…。
Rock 'n' Roll Party Honoring Les Paul
Double Talkin' Baby
Cruisin'
The Train Kept A Rollin'
Cry Me A River
How High The Moon
Sitting On Top Of The World
Bye Bye Blues
The World Is Waiting For The Sunrise
Vaya Con Dios
Mockin' Bird Hill
I'm A Fool To Care
Tiger Rag
Peter Gunn
Rocking Is Our Business
Apache
Sleepwalk
New Orleans
Walking In The Sand
Please Mr. Jailer
Twenty Flight Rock
2011-02-25 15:00
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