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Queen/『Radio Ga Ga』 [CD]

Radio-Ga-Ga.jpg最近もっぱらラジオをつけっ放しにしているが、先程 J-WAVE から流れてきたのが Queen の『Radio Ga Ga』だった。Roger Taylor がメインになって作られたこの『Radio Ga Ga』は、1984年リリースの通算10枚目のアルバム『The Works』からの1stシングルとしてカットされ、Queen 復活のきっかけにもなった曲だった。

この『Radio Ga Ga』ではテレビがラジオにとってかわったが、そのラジオが今も愛されていることが歌われていた。PV では Freddie Mercury が多くのファンを前にして行うハンド・クラップが壮観で、このシーンはライブ会場で満員のファンが一丸となって行うパフォーマンスにもなった。

『Radio Ga Ga』の PV には Fritz Lang の監督した映画『Metropolis』の一部も使われていた。この『Metropolis』は Giorgio Moroder の手で1984年に再編集版が公開され、その中では Freddie のソロ曲『Love Kills』もフューチャーされていた。

全英チャートで『Radio Ga Ga』は1981年の『Under Pressure』以来となる最高2位まで上昇、20万枚以上のセールスを記録したシングルに贈られるシルバー・ディスクを獲得した。欧州圏ではベルギー、アイルランド、イタリア、オランダ、スウェーデンのチャートで No.1 を記録し、オーストリア、ノルウェー、ポーランドでは最高2位をマーク。欧州圏以外でもオーストラリアで最高3位、南アフリカで最高4位、カナダで最高11位、アメリカで最高16位と久々に世界中でヒットしたシングルになった。

この『Radio Ga Ga』から Queen はシングル盤のカタログ番号に QUEEN という記号をつけてリリースし、その第1弾としてイギリスの7インチ盤には QUEEN 1 が、12インチ盤には 12QUEEN 1 というカタログ番号が付与された。

シングル盤の『Radio Ga Ga』のカップリングには Brian May 作とクレジットされた『I Go Crazy』が収録された。以前、このブログで取り上げた『Singles Collection 2』でも触れたが『I Go Crazy』はアルバム『The Works』に未収録の曲で、Brian らしいロックな曲だったが後のライブでも一度もプレイされることのなかった。

『Radio Ga Ga』の12インチ盤はこの2曲に加えて6分に及ぶ『Radio Ga Ga』のインストルメンタルもあったが、こちらは今も CD 化されていない貴重なバージョン。4つのボックスとしてリリースされた『Singles Collection』のシリーズにも収録されなかった。

1985年の Wembley Stadium で行われた Live Aid での『Radio Ga Ga』は、スタジアムにいるファンが一体となったハンド・クラップの模様が確認できる。アリーナ席のファンによる波を打つようなシーンは圧巻の一言で、『The Works』で復活した Queen の人気をより一層高めたパフォーマンスとしても有名になった。

タグ:1984 Queen


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