Earth, Wind & Fire/『Spirit』 [CD]
1974年のスタジオ・アルバム『Open Our Eyes』の頃から作詞、プロデューサーの面で Earth, Wind & Fire を支えてきた Charles Stepney が1976年5月17日に45歳という若さで亡くなり、Earth, Wind & Fire と行った最後の仕事がこの『Spirit』というアルバムだった。
バンドの実質的なリーダーである Maurice White が製作途中で亡くなった Charles Stepney に代わってその後の指揮を執り、この『Spirit』を完成させた。
前作『That's The Way Of The World』はアメリカでアルバム総合チャートと R&B チャートの双方で No.1 を記録し、翌年にリリースされた『Spirit』はこの両チャートで最高2位をマークしてアメリカでの売上は200万枚を突破、ダブル・プラティナ・アルバムに輝いた。
1976年当時にリリースされた『Spirit』はA面に4曲、B面に5曲の全9曲という構成で、それぞれのトップにはシングル・カットされた曲が配置されていた。
A面トップの『Getaway』はアルバムからの1stシングルに選ばれ、全米 R&B チャートで No.1 を獲得、シングル総合チャートで最高12位を記録してトータルの売上でも100万枚を記録している。B面トップの『Saturday Nite』は全米 R&B チャートで最高4位、シングル総合チャートで最高21位をマークし、こちらもヒットを記録した。
『Spirit』のアルバム・ジャケットはリーダーの Maurice White を中心に9人のメンバーが左右対称に並び、ピラミッドを思わせる幾何学的な模様やバンドのロゴ、アルバム・タイトル全てが左右均一に配置され、見た目からも安定感の感じられるアルバムだった。
その安定感というバランスの良さは収録された9曲からも感じられ、ファンクな曲に始まり、R&B な曲、ポップな曲、ソウルな曲、南米を感じる曲が『Spirit』というタイトルの下に絶妙に配されていた。
ジャケットの裏には曲名と共に Earth, Wind & Fire のシンボルであるマークが記されていたが、これが漢字の『九』を天地逆にしたようなデザインで、この時のメンバー数と『Spirit』に収められていた曲数と関係があるかのようにも感じられた。
ファンクな『Getaway』、Phillip Bailey のファルセットが聴きどころの『Imagination』やタイトル曲の『Spirit』。カウントと共に始まるホーン・セクションのイントロが心地いい『Saturday Nite』、オーケストレーションに乗せて Maurice White がメイン・ボーカルを務める『Earth, Wind & Fire』というバンド名を冠した曲。
短い『Departure』に続く『Biyo』ではホーン・セクションに混じって Al McKay の弾くギターや Larry Dunn の弾くキーボード、Maurice White のカリンバの音が随所に散りばめられ Earth, Wind & Fire にしかプレイできないインストルメンタル曲になっていた。
アルバムの最後にある7分に及ぶ『Burnin' Bush』はシングル・カットされるような曲ではなかったが、アルバムの安定した感じを表しているかのようで、長い曲にも関わらず最後の一瞬まで聴き入ってしまう曲だった。
『Spirit』は American Music Award の Favorite Soul/R&B Album の候補に、Grammy 賞で Best Instrumental Composition の候補にも挙げられた。
Spirit
Getaway
On Your Face
Imagination
Spirit
Saturday Nite
Earth, Wind & Fire
Departure
Biyo
Burnin' Bush
バンドの実質的なリーダーである Maurice White が製作途中で亡くなった Charles Stepney に代わってその後の指揮を執り、この『Spirit』を完成させた。
前作『That's The Way Of The World』はアメリカでアルバム総合チャートと R&B チャートの双方で No.1 を記録し、翌年にリリースされた『Spirit』はこの両チャートで最高2位をマークしてアメリカでの売上は200万枚を突破、ダブル・プラティナ・アルバムに輝いた。
1976年当時にリリースされた『Spirit』はA面に4曲、B面に5曲の全9曲という構成で、それぞれのトップにはシングル・カットされた曲が配置されていた。
A面トップの『Getaway』はアルバムからの1stシングルに選ばれ、全米 R&B チャートで No.1 を獲得、シングル総合チャートで最高12位を記録してトータルの売上でも100万枚を記録している。B面トップの『Saturday Nite』は全米 R&B チャートで最高4位、シングル総合チャートで最高21位をマークし、こちらもヒットを記録した。
『Spirit』のアルバム・ジャケットはリーダーの Maurice White を中心に9人のメンバーが左右対称に並び、ピラミッドを思わせる幾何学的な模様やバンドのロゴ、アルバム・タイトル全てが左右均一に配置され、見た目からも安定感の感じられるアルバムだった。
その安定感というバランスの良さは収録された9曲からも感じられ、ファンクな曲に始まり、R&B な曲、ポップな曲、ソウルな曲、南米を感じる曲が『Spirit』というタイトルの下に絶妙に配されていた。
ジャケットの裏には曲名と共に Earth, Wind & Fire のシンボルであるマークが記されていたが、これが漢字の『九』を天地逆にしたようなデザインで、この時のメンバー数と『Spirit』に収められていた曲数と関係があるかのようにも感じられた。
ファンクな『Getaway』、Phillip Bailey のファルセットが聴きどころの『Imagination』やタイトル曲の『Spirit』。カウントと共に始まるホーン・セクションのイントロが心地いい『Saturday Nite』、オーケストレーションに乗せて Maurice White がメイン・ボーカルを務める『Earth, Wind & Fire』というバンド名を冠した曲。
短い『Departure』に続く『Biyo』ではホーン・セクションに混じって Al McKay の弾くギターや Larry Dunn の弾くキーボード、Maurice White のカリンバの音が随所に散りばめられ Earth, Wind & Fire にしかプレイできないインストルメンタル曲になっていた。
アルバムの最後にある7分に及ぶ『Burnin' Bush』はシングル・カットされるような曲ではなかったが、アルバムの安定した感じを表しているかのようで、長い曲にも関わらず最後の一瞬まで聴き入ってしまう曲だった。
『Spirit』は American Music Award の Favorite Soul/R&B Album の候補に、Grammy 賞で Best Instrumental Composition の候補にも挙げられた。
Spirit
Getaway
On Your Face
Imagination
Spirit
Saturday Nite
Earth, Wind & Fire
Departure
Biyo
Burnin' Bush
2011-03-28 14:00
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