Queen/『Teo Torriatte (Let Us Cling Together)』 [CD]
Queen の1976年リリースの通算5枚目のスタジオ・アルバム『A Day At The Races』の最後に収められた『Teo Torriatte (Let Us Cling Together)』が、『Songs For Japan』に収録されたことで久しぶりに注目を集めている。
Queen のスタジオ・アルバムは今年3回に分けてリイシューされる予定で、この曲を含む『A Day At The Races』は初期5枚のアルバムという括りで先日リイシューされたばかりだ。
『Teo Torriatte (Let Us Cling Together)』は歌詞の中に日本語の歌詞が登場することでも知られている曲で、その日本語歌詞が今の震災を受けた状況にふさわしいとしてチャリティ・アルバムの『Songs For Japan』に収録された。
Queen のギタリスト Brian May は1975年の初来日公演で熱狂的な歓迎を受けたことに4人のメンバーの中でも特に感動したそうで、その際、多くのファンが英語を話せないことに困惑。そのような事情もあって、日本のファンに感謝の意味を込め、この曲を書いたという。
日本語歌詞の部分を鯨岡ちかという女性が翻訳してできあがった『Teo Torriatte (Let Us Cling Together)』では Brian がピアノも弾いていた。『A Day At The Races』の収録曲でピアノを主に弾いていたのは Freddie Mercury だったが、この曲だけは作者である Brian がその印象的なメロディを弾いていた。
『A Day At The Races』からは1stシングルに『Somebody To Love』が選ばれて英2位/米13位を記録。2ndシングルには『Tie Your Mother Down』が選ばれ英31位/米49位を記録したが、同時期に日本ではB面に『Good Old-Fashioned Lover Boy』を収めた『Teo Torriatte (Let Us Cling Together)』がアルバム・バージョンと異なる4分43秒の短いバージョンでシングル・カットされ、このバージョンは日本版『Greatest Hits』にも収められた。
日本語の歌詞を含んだ『Teo Torriatte (Let Us Cling Together)』はその後、1979年、1981年、1982年の来日公演ではセットリストにも組み込まれた。だが Queen 最後の来日公演となった1985年のツアーでは残念ながらセットリストから落ちてしまった。
このビデオにある1979年の来日公演では Brian がずっとピアノを弾くバージョンだが、1982年のビデオでは Brian が途中からギターを弾く『A Day At The Races』と似たバージョンがプレイされた。
Queen が英語以外の言葉を歌詞に取り入れたのは他に1978年リリースの『Jazz』に収録の『Mustapha』、1982年リリースの『Hot Space』収録の『Las palabras de Amor (The Words Of Love)』があり、前者は Freddie 作でアラビア語らしい歌詞が、後者は Brian 作でスペイン語の歌詞が登場する。
『Mustapha』はドイツやスペインのみでシングル・カットされ、1979年と1980年のツアーではメドレーの一部として度々プレイされた。『Las palabras de Amor (The Words Of Love)』は1982年にシングル・カットされたが、Queen としてのツアーでは一度もプレイされず、1992年に Wembley Stadium で行われた Freddie 追悼コンサートでボーカルに Zucchero を招いて残された3人のメンバーと披露された。
Queen のスタジオ・アルバムは今年3回に分けてリイシューされる予定で、この曲を含む『A Day At The Races』は初期5枚のアルバムという括りで先日リイシューされたばかりだ。
『Teo Torriatte (Let Us Cling Together)』は歌詞の中に日本語の歌詞が登場することでも知られている曲で、その日本語歌詞が今の震災を受けた状況にふさわしいとしてチャリティ・アルバムの『Songs For Japan』に収録された。
Queen のギタリスト Brian May は1975年の初来日公演で熱狂的な歓迎を受けたことに4人のメンバーの中でも特に感動したそうで、その際、多くのファンが英語を話せないことに困惑。そのような事情もあって、日本のファンに感謝の意味を込め、この曲を書いたという。
日本語歌詞の部分を鯨岡ちかという女性が翻訳してできあがった『Teo Torriatte (Let Us Cling Together)』では Brian がピアノも弾いていた。『A Day At The Races』の収録曲でピアノを主に弾いていたのは Freddie Mercury だったが、この曲だけは作者である Brian がその印象的なメロディを弾いていた。
『A Day At The Races』からは1stシングルに『Somebody To Love』が選ばれて英2位/米13位を記録。2ndシングルには『Tie Your Mother Down』が選ばれ英31位/米49位を記録したが、同時期に日本ではB面に『Good Old-Fashioned Lover Boy』を収めた『Teo Torriatte (Let Us Cling Together)』がアルバム・バージョンと異なる4分43秒の短いバージョンでシングル・カットされ、このバージョンは日本版『Greatest Hits』にも収められた。
日本語の歌詞を含んだ『Teo Torriatte (Let Us Cling Together)』はその後、1979年、1981年、1982年の来日公演ではセットリストにも組み込まれた。だが Queen 最後の来日公演となった1985年のツアーでは残念ながらセットリストから落ちてしまった。
Live at Budokan '79 | Live at Seibu Lions Stadium '82 |
このビデオにある1979年の来日公演では Brian がずっとピアノを弾くバージョンだが、1982年のビデオでは Brian が途中からギターを弾く『A Day At The Races』と似たバージョンがプレイされた。
Queen が英語以外の言葉を歌詞に取り入れたのは他に1978年リリースの『Jazz』に収録の『Mustapha』、1982年リリースの『Hot Space』収録の『Las palabras de Amor (The Words Of Love)』があり、前者は Freddie 作でアラビア語らしい歌詞が、後者は Brian 作でスペイン語の歌詞が登場する。
『Mustapha』はドイツやスペインのみでシングル・カットされ、1979年と1980年のツアーではメドレーの一部として度々プレイされた。『Las palabras de Amor (The Words Of Love)』は1982年にシングル・カットされたが、Queen としてのツアーでは一度もプレイされず、1992年に Wembley Stadium で行われた Freddie 追悼コンサートでボーカルに Zucchero を招いて残された3人のメンバーと披露された。
2011-04-12 13:00
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