beatleg 2011年5月号/『クイーン 1973~1977年ライブ音源全網羅』 [いろいろと…]
Queen 結成40周年としてイベントや旧譜のリイシューが盛んだが、書籍関係でも様々な取り上げ方で Queen が話題になっている。ブートレグ(海賊盤)を扱う beatleg の最新号では1973年から1977年という5年間に行われたライブに関するブートレグが数多く紹介されている。
ここには残念ながら先日紹介した3枚のブートレグは取り上げられていなかったが、この3枚のブートレグに関連する音源を収録した過去の代表的なブートレグが代わりに紹介され、その音源となった当時のツアーの様子も紹介され、どのような背景の下、初期の曲がプレイされたが詳しく解説されている。
また、今回公式にリイシューされた初期5枚のアルバムにボーナス・トラックとして収められた音源についても、過去のどのツアーでプレイされ、どのブートレグで過去に紹介されていたか記述があり、単なるブートレグの名盤紹介に留まらない、資料的な価値もある。
5月号の総ページ数の約1/4が Queen の特集に割かれていて、ここにはブートレグ紹介の他に、1976年の Freddie Mercury のインタビュー、2010年の Brian May と Roger Taylor のインタビューにもページが割かれている。
ブートレグの紹介を読むと、先日紹介した3枚のブートレグ、特に2枚のライブ盤に収録された様々な音源が過去にどういうかたちで出回っていたのかという歴史も分かり、また、その音源が Queen のライブ活動においてどのような位置づけにあったのかも分かる。
例えば『Complete Live At The Rainbow』にある1973年9月13日の Golders Green Hippodrome でのライブはアルバムのタイトルとは違う別の会場でのライブなのだが、Queen が観客を前にしたライブとしては現存する最古のライブだそうで、日本では過去にラジオ関東や NHK-FM でも放送されたとある。
また『Complete Live At The Rainbow』にある1974年3月31日の Rainbow Theatre でのライブはこの時の全英ツアーで唯一聴くことのできるライブ音源で、初めてライブにピアノが組み込まれて Freddie が『Seven Seas Of Rhye』でピアノを弾くシーンも収めた貴重な音源だと記されている。
DVD に収録された1974年11月の Rainbow Theatre でのライブは、Queen が公式に映像を残したライブだとされ、過去のブートレグでは音声がモノラルだったので、今回 DVD に採用された LPCM の 2ch 音声や、5.1ch のサラウンド音声は従来のブートレグとの大きな差別化になるだろう。
『Invite You To A Christmas Night』に収録された1975年12月24日の Hammersmith Odeon でのライブに辿りつくまで、多くの全英/全米、そして日本でのツアーに関するブートレグが紹介されているので、まだまだ時間がかかりそうだが、Queen がライブでハード・ロックしていた頃のライブはとても新鮮で、紹介した2枚のライブ盤以外にも貴重なライブ音源が最先端技術で蘇る可能性はこの先もあるかもしれない。
そして、公式リイシューの時期に合わせてブートレグでも同じような時期を1つの括りとして、資料価値の高いライブ音源が過去にリリースされた品質を上回る内容でリリースされる可能性もあるだろう。
その都度 beatleg のような雑誌でも特集があると予想されるので、今年は1年を通じてブートレグの世界でも Queen の動向に注意する必要がありそうだ。
ここには残念ながら先日紹介した3枚のブートレグは取り上げられていなかったが、この3枚のブートレグに関連する音源を収録した過去の代表的なブートレグが代わりに紹介され、その音源となった当時のツアーの様子も紹介され、どのような背景の下、初期の曲がプレイされたが詳しく解説されている。
また、今回公式にリイシューされた初期5枚のアルバムにボーナス・トラックとして収められた音源についても、過去のどのツアーでプレイされ、どのブートレグで過去に紹介されていたか記述があり、単なるブートレグの名盤紹介に留まらない、資料的な価値もある。
5月号の総ページ数の約1/4が Queen の特集に割かれていて、ここにはブートレグ紹介の他に、1976年の Freddie Mercury のインタビュー、2010年の Brian May と Roger Taylor のインタビューにもページが割かれている。
ブートレグの紹介を読むと、先日紹介した3枚のブートレグ、特に2枚のライブ盤に収録された様々な音源が過去にどういうかたちで出回っていたのかという歴史も分かり、また、その音源が Queen のライブ活動においてどのような位置づけにあったのかも分かる。
例えば『Complete Live At The Rainbow』にある1973年9月13日の Golders Green Hippodrome でのライブはアルバムのタイトルとは違う別の会場でのライブなのだが、Queen が観客を前にしたライブとしては現存する最古のライブだそうで、日本では過去にラジオ関東や NHK-FM でも放送されたとある。
また『Complete Live At The Rainbow』にある1974年3月31日の Rainbow Theatre でのライブはこの時の全英ツアーで唯一聴くことのできるライブ音源で、初めてライブにピアノが組み込まれて Freddie が『Seven Seas Of Rhye』でピアノを弾くシーンも収めた貴重な音源だと記されている。
DVD に収録された1974年11月の Rainbow Theatre でのライブは、Queen が公式に映像を残したライブだとされ、過去のブートレグでは音声がモノラルだったので、今回 DVD に採用された LPCM の 2ch 音声や、5.1ch のサラウンド音声は従来のブートレグとの大きな差別化になるだろう。
『Invite You To A Christmas Night』に収録された1975年12月24日の Hammersmith Odeon でのライブに辿りつくまで、多くの全英/全米、そして日本でのツアーに関するブートレグが紹介されているので、まだまだ時間がかかりそうだが、Queen がライブでハード・ロックしていた頃のライブはとても新鮮で、紹介した2枚のライブ盤以外にも貴重なライブ音源が最先端技術で蘇る可能性はこの先もあるかもしれない。
そして、公式リイシューの時期に合わせてブートレグでも同じような時期を1つの括りとして、資料価値の高いライブ音源が過去にリリースされた品質を上回る内容でリリースされる可能性もあるだろう。
その都度 beatleg のような雑誌でも特集があると予想されるので、今年は1年を通じてブートレグの世界でも Queen の動向に注意する必要がありそうだ。
2011-05-02 20:59
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