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アメリカン・アイドル10 Top4 [いろいろと…]

今回を勝ち抜き Top3 になると、いよいよ地元への凱旋が待っている。これまでのシーズンで Top3 が地元凱旋した模様を振り返るビデオで始まった今回、Top4 にはまた2つのテーマが課せられ、それぞれ2曲ずつ歌う機会が与えられた。

最初のテーマ、『心を揺さぶる曲』と日本語字幕では紹介されたが、Top4 それぞれに影響を与えた曲と解釈するのが正しいかも。1曲目にはいつもコーチ役で登場する Jimmy Iovine が登場せず、代わりに Top4 がそれぞれ選んだ曲に対する思いが紹介された。

James Durbin(22) Unemployed
『Don't Stop Believin'』by Journey
Haley Reinhart(20) Student
『Earth Song』by Michael Jackson

◆James Durbin ★★
James にしては順当な選曲。最近はテレビ・ドラマ『glee』でも使われた曲なので、古い印象は全くなく James の声によく合っていた曲だったが、この段階ではもう1つ何か訴えてくる新しい要素が欲しかった。炎を使った演出も James のステージでは食傷気味かも…。

◇Haley Reinhart ★★
Haley の歌った1曲目に審査員の意見は真っ二つに別れ、Jennifer Lopez と Randy Jackson は選曲に疑問を唱え、Steven Tyler は見事に歌いこなしたと評価した。個人的には J.Lo と Randy の意見に賛成で、無理をして歌っていたようにも映った。ここまで来たら、もう1つ何か工夫がないと次に進むのには難しいだろう。

Scotty McCreery(17) Student
『Where Were You』by Alan Jackson
Lauren Alaina(16) Student
『Anyway』by Martina McBride

◆Scotty McCreery ★★
Scotty の選曲は自らのスタイルに忠実で、この曲なら Scotty らしさが十二分に伝わる。炎もなく、大人数のコーラスもないシンプルなステージだったが、カントリーが好きなアメリカなら、この Scotty のパフォーマンスは高く評価されるだろう。

◇Lauren Alaina ★★★
ここ数回の Lauren のステージはハラハラさせられたが、今回は本番で怖気づいてしまう悪い癖が全くなかった。歌い終わった後に安堵からか、Lauren の口から「Thank You」とあったが、これは Lauren の心からの本音だったのだろう。Top4 のここまでで一番良かったと思えたのがこの Lauren だった。

2曲目のテーマ『Leiber & Stoller』である Jerry Leiber と Mike Stoller のコンビは1950年代から多くのヒット曲を生み出してきた。この2つ目のテーマにはいつもの Jimmy Iovine に Lady Gaga が加わったが、このコーチには「???」で、歌唱力へのコーチというよりパフォーマンスに対するコーチが多く、この指導のおかげで大袈裟すぎるパフォーマンスにならなければいいのだが…。

Haley Reinhart(20) Student
『I Who Have Nothing』by Ben E. King (1963)
Scotty McCreery(17) Student
『Young Blood』by The Coasters (1957)

◇Haley Reinhart ★★
1曲目で審査員の意見が分かれた Haley が2番手のトップを務め、1963年に Ben E. King が歌い全米チャートで最高29位を記録した『I Who Have Nothing』を披露。その Haley のステージに3人の審査員はスタンディング・オベーションで応えてみせた。が、またも大掛かりなバックを従えてのパフォーマンスには大袈裟な感じもあった。

◆Scotty McCreery ★★
Lady Gaga のコーチがヘンに影響を与えた好例のようなパフォーマンスで、1曲目と違ってコミカルなパフォーマンスの2曲目だった。Scotty の新しい一面を見せたステージだったが、これが Scotty のスタイルに合っていたかは正直疑問に感じた。

Lauren Alaina(16) Student
『Trouble』by Elvis Presley (1958)
James Durbin(22) Unemployed
『Love Potion No. 9』by The Clovers (1959)

◇Lauren Alaina ★★★
Elvis Presley の1958年の曲を選んだ Lauren も Scotty 同様これまでと違う一面を見せたが、この選曲は正解だったろう。前回までの悪い指摘を覆す今回の Lauren は2曲ともいいステージだった。Lauren にロックなスタイルはどうかと思ったが、今回のステージを見ればそんな思いは余計な心配だった。

◆James Durbin ★★★
オリジナルが1959年の The Clovers によるこの曲は多くのアーティストがカバーをしてきたが、James はロックなスタイルにアレンジしてきた。ステージを降りて観客席の間に行ってもその声に変化は全くなく、終盤に見せた溜めの部分でも本当のライブを見ているかのようだった。Top4 の中ではまさに James にしかできないステージだった。

新旧の曲をそれぞれ歌い上げた Top4 の中で特に目を引いたのは Lauren。これまで本番に弱い面を露呈してきた Lauren だったが、今回は何か吹っ切れたようなステージを2回とも披露した。一方、もうひとりの女性 Haley のステージには好き嫌いが分かれるだろう。

男性陣のふたりはそのスタイルに忠実な点を2曲とも披露した James も良かったし、今迄と違う一面を見せた Scotty も上々の出来に感じた。そう考えると Haley が一番危ういポジションになるのだろうか…?



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