The Jam/『Setting Sons』 [CD]
1979年11月にリリースされた The Jam の通算4枚目のスタジオ・アルバム『Setting Sons』も、リリース当時には全くスルーしていたアルバムで、Paul Weller の活動を追いながら後年になって初めて頭から通して聴いたアルバムだった。
この『Setting Sons』は前作の『All Mod Cons』からちょうど1年の間隔をおいてリリースされ、その間にリリースされたシングル『When You're Young』のB面にあったベースの Bruce Foxton による『Smithers-Jones』もアレンジを変えて『Setting Sons』に収録された。
また『Setting Sons』のリリース直前にアルバムからのリード・シングル『The Eton Rifles』がカットされ、この曲は全英チャートで The Jam のシングルとして初めて Top10 入りを記録し、最高3位まで上昇した。
『Setting Sons』はコンセプト・アルバムという考えもあったらしいが、出来上がったアルバムにそのような印象はあまり感じられなかった。ジャケットはバンド名とタイトルが上部にあり、表も裏も立体的なエンボス加工が施されていた。これは後に紙ジャケット仕様の CD でリイシューされたときも再現された。
初回プレス版では裏面に曲リストがなく、透明なステッカーに曲名が書かれ、それが貼られていた。これも後年の紙ジャケット仕様 CD で再現されていた。
『Setting Sons』には Martha & The Vandellas の1963年の R&B チャートで No.1 を記録した『Heat Wave』のカバーを収録し、全部で10曲しかない。このカバーを除くと『Setting Sons』でのオリジナルは9曲で、しかも、うち2曲は既にシングルとしてリリース済(1曲はアレンジ違うが…)なので、このアルバムで聴ける純粋な新曲は7曲しかなかった。
A面とB面を合わせても30分をちょっと超えただけの『Setting Sons』に収められた曲は2分台や3分台の曲ばかり。デビュー盤の『In The City』ではその当時の流行りだったパンク色が強かったが、この『Setting Sons』ではパンクの色合いは薄れ、3ピース・バンドらしい軽快なロックな曲が多くなった。
シングル・バージョンとアレンジを変えた『Smithers-Jones』はストリングスが導入され、シングル・バージョンよりポップな印象に変わったが、他の曲では Bruce Foxton の弾くベースの音が大きく、 Paul Weller の弾くギターも印象的だが、それより耳に残る感じだった。
『Setting Sons』には Paul Weller のソロ活動でライブでよく取り上げられる『The Eton Rifles』もあり、他にも『Thick As Thieves』もソロ時代のライブで聴く機会が多い。
その他の曲も2、3分台のコンパクトな曲にまとめられ、アルバム1枚を通してもアッという間に聴ける手軽さがある。アルバムの終盤の2曲、『The Eton Rifles』はライブでファンも大合唱になり、最後の『Heat Wave』は The Jam らしい疾走感があり、その勢いを持ったままで『Setting Sons』は終わる。
全英アルバム・チャートでは『All Mod Cons』で初の Top10 入りを果たし、この『Setting Sons』は前作を上回る最高4位まで上昇した。それより上のランクは次の2枚のアルバムで達成することになる。
Setting Sons
Girl On The Phone
Thick As Thieves
Private Hell
Little Boy Soldiers
Wasteland
Burning Sky
Smithers-Jones
Saturday's Kids
The Eton Rifles
Heat Wave
この『Setting Sons』は前作の『All Mod Cons』からちょうど1年の間隔をおいてリリースされ、その間にリリースされたシングル『When You're Young』のB面にあったベースの Bruce Foxton による『Smithers-Jones』もアレンジを変えて『Setting Sons』に収録された。
また『Setting Sons』のリリース直前にアルバムからのリード・シングル『The Eton Rifles』がカットされ、この曲は全英チャートで The Jam のシングルとして初めて Top10 入りを記録し、最高3位まで上昇した。
『Setting Sons』はコンセプト・アルバムという考えもあったらしいが、出来上がったアルバムにそのような印象はあまり感じられなかった。ジャケットはバンド名とタイトルが上部にあり、表も裏も立体的なエンボス加工が施されていた。これは後に紙ジャケット仕様の CD でリイシューされたときも再現された。
初回プレス版では裏面に曲リストがなく、透明なステッカーに曲名が書かれ、それが貼られていた。これも後年の紙ジャケット仕様 CD で再現されていた。
『Setting Sons』には Martha & The Vandellas の1963年の R&B チャートで No.1 を記録した『Heat Wave』のカバーを収録し、全部で10曲しかない。このカバーを除くと『Setting Sons』でのオリジナルは9曲で、しかも、うち2曲は既にシングルとしてリリース済(1曲はアレンジ違うが…)なので、このアルバムで聴ける純粋な新曲は7曲しかなかった。
A面とB面を合わせても30分をちょっと超えただけの『Setting Sons』に収められた曲は2分台や3分台の曲ばかり。デビュー盤の『In The City』ではその当時の流行りだったパンク色が強かったが、この『Setting Sons』ではパンクの色合いは薄れ、3ピース・バンドらしい軽快なロックな曲が多くなった。
シングル・バージョンとアレンジを変えた『Smithers-Jones』はストリングスが導入され、シングル・バージョンよりポップな印象に変わったが、他の曲では Bruce Foxton の弾くベースの音が大きく、 Paul Weller の弾くギターも印象的だが、それより耳に残る感じだった。
『Setting Sons』には Paul Weller のソロ活動でライブでよく取り上げられる『The Eton Rifles』もあり、他にも『Thick As Thieves』もソロ時代のライブで聴く機会が多い。
その他の曲も2、3分台のコンパクトな曲にまとめられ、アルバム1枚を通してもアッという間に聴ける手軽さがある。アルバムの終盤の2曲、『The Eton Rifles』はライブでファンも大合唱になり、最後の『Heat Wave』は The Jam らしい疾走感があり、その勢いを持ったままで『Setting Sons』は終わる。
全英アルバム・チャートでは『All Mod Cons』で初の Top10 入りを果たし、この『Setting Sons』は前作を上回る最高4位まで上昇した。それより上のランクは次の2枚のアルバムで達成することになる。
Setting Sons
Girl On The Phone
Thick As Thieves
Private Hell
Little Boy Soldiers
Wasteland
Burning Sky
Smithers-Jones
Saturday's Kids
The Eton Rifles
Heat Wave
2011-06-08 21:20
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