Billy Joel/『The Stranger』 [CD]
Billy Joel が1977年にリリースした通算5枚目のスタジオ・アルバム『The Stranger』。このアルバムで Billy は一躍スターになり、属していたレーベル Columbia にとっては Simon and Garfunkel の『Bridge Over Troubled Water』を抜いてレーベルで当時最も売れたアルバムになった。
『The Stranger』に収められた9曲にあるそれぞれの物語で Billy はストーリーテラーとしての才能を遺憾なく発揮し、それ以降のライブでもプレイされる定番曲が多く含まれるアルバムになった。『The Stranger』はもちろん当時の Billy の新曲で構成されていたが、これ以降のキャリアも含め、Billy のベストと呼べるアルバムだろう。
『The Stranger』の LP でA面にあった4曲はどれも素晴らしい曲ばかりで、Billy が好きな友人に90分のカセットテープを渡して Billy のベスト盤を作ってもらったら、この4曲がまるまる選ばれもした。
A面にあった4曲はアルバムからのシングルに選ばれたり、ライブでハイライトとなる曲ばかりで華やかな印象だが、B面の5曲は Billy の紡ぎ出すストーリーがよく練られた曲が揃っていて、華やかさではA面に負けるが、B面は小粒でキラリと光る曲という印象だった。
アルバムと同時期にカットされたシングルの『Just The Way You Are』は全米チャートで最高3位をマークし、アダルト・コンテポラリーのチャートでは No.1 も記録した。『Just The Way You Are』は翌1978年の Grammy 賞で Record of the Year と Song of the Year の2冠にも輝いた。
『The Stranger』からの2ndシングルにはバイクの音が収録されたアルバムの冒頭を飾る『Movin' Out (Anthony's Song)』がカットされ、これも全米チャートで最高17位をマークした。さらに『Only The Good Die Young』が全米チャートで最高24位、『She's Always A Woman』が同チャートで最高17位を記録と、『The Stranger』からの4枚のシングルは全て全米チャートで Top40 入りを果たした。
本国アメリカではタイトル曲の『The Stranger』はシングル・カットされなかったが、日本ではシングル・カットされてオリコン・チャートで最高2位をマークし、日本のファンに『The Stranger』は口笛のパートも含めてとても人気のある曲になった。
アルバムとしての『The Stranger』はアメリカでセールスが1000万枚を突破してダイヤモンド・ディスクにも認定された。しかし、全米チャートでは惜しくも最高2位止まりで、初の全米 No.1 アルバムの座は次作『52nd Street』で獲得することになった。
リリースから30年を経た『The Stranger』は1977年当時にプロデューサーを務めた Phil Ramone の手によってリマスターが行われて、2008年に30周年記念盤がリリースされた。この記念盤には1977年に Carnegie Hall で行われたライブの模様を収めた CD と、イギリスの BBC で1978年に放送された番組を収録した DVD も収められていた。
この『The Stranger』がリリースされた頃のライブは単体のライブ盤として今もリリースされておらず、この30周年記念盤でしか聴くことができないとても貴重なものだ。
The Stranger
Movin' Out (Anthony's Song)
The Stranger
Just The Way You Are
Scenes From An Italian Restaurant
Vienna
Only The Good Die Young
She's Always A Woman
Get It Right The First Time
Everybody Has A Dream
『The Stranger』に収められた9曲にあるそれぞれの物語で Billy はストーリーテラーとしての才能を遺憾なく発揮し、それ以降のライブでもプレイされる定番曲が多く含まれるアルバムになった。『The Stranger』はもちろん当時の Billy の新曲で構成されていたが、これ以降のキャリアも含め、Billy のベストと呼べるアルバムだろう。
『The Stranger』の LP でA面にあった4曲はどれも素晴らしい曲ばかりで、Billy が好きな友人に90分のカセットテープを渡して Billy のベスト盤を作ってもらったら、この4曲がまるまる選ばれもした。
A面にあった4曲はアルバムからのシングルに選ばれたり、ライブでハイライトとなる曲ばかりで華やかな印象だが、B面の5曲は Billy の紡ぎ出すストーリーがよく練られた曲が揃っていて、華やかさではA面に負けるが、B面は小粒でキラリと光る曲という印象だった。
アルバムと同時期にカットされたシングルの『Just The Way You Are』は全米チャートで最高3位をマークし、アダルト・コンテポラリーのチャートでは No.1 も記録した。『Just The Way You Are』は翌1978年の Grammy 賞で Record of the Year と Song of the Year の2冠にも輝いた。
『The Stranger』からの2ndシングルにはバイクの音が収録されたアルバムの冒頭を飾る『Movin' Out (Anthony's Song)』がカットされ、これも全米チャートで最高17位をマークした。さらに『Only The Good Die Young』が全米チャートで最高24位、『She's Always A Woman』が同チャートで最高17位を記録と、『The Stranger』からの4枚のシングルは全て全米チャートで Top40 入りを果たした。
本国アメリカではタイトル曲の『The Stranger』はシングル・カットされなかったが、日本ではシングル・カットされてオリコン・チャートで最高2位をマークし、日本のファンに『The Stranger』は口笛のパートも含めてとても人気のある曲になった。
アルバムとしての『The Stranger』はアメリカでセールスが1000万枚を突破してダイヤモンド・ディスクにも認定された。しかし、全米チャートでは惜しくも最高2位止まりで、初の全米 No.1 アルバムの座は次作『52nd Street』で獲得することになった。
リリースから30年を経た『The Stranger』は1977年当時にプロデューサーを務めた Phil Ramone の手によってリマスターが行われて、2008年に30周年記念盤がリリースされた。この記念盤には1977年に Carnegie Hall で行われたライブの模様を収めた CD と、イギリスの BBC で1978年に放送された番組を収録した DVD も収められていた。
この『The Stranger』がリリースされた頃のライブは単体のライブ盤として今もリリースされておらず、この30周年記念盤でしか聴くことができないとても貴重なものだ。
The Stranger
Movin' Out (Anthony's Song)
The Stranger
Just The Way You Are
Scenes From An Italian Restaurant
Vienna
Only The Good Die Young
She's Always A Woman
Get It Right The First Time
Everybody Has A Dream
タグ:Billy Joel 1977
2011-07-26 16:00
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