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The Blues Brothers/『The Blues Brothers Complete』 [CD]

The-Blues-Brothers-Complete.jpgThe Blues Brothers は1978年4月、アメリカのテレビ局 NBC のコメディ番組『Saturday Night Live』に初めて登場。コメディ俳優の Dan Aykroyd は Elwood Blues に、John Belushi は Jake Blues に扮し、Booker T & The MG's のギタリスト Steve Cropper とベーシストの Donald "Duck" Dunn を中心に『Saturday Night Live』に出演したバンドで構成され、テレビや映画などで大活躍した。

The Blues Brothers は1978年11月にデビュー・アルバム『Briefcase Full of Blues』をリリース。このデビュー盤は全米チャートで No.1 に輝き、200万枚のセールスも記録した。

そして1980年には John Landis が監督した映画『The Blues Brothers』が公開。James Brown や Aretha Franklin、Ray Charles、John Lee Hooker という R&B/ソウルの大御所アーティストもカメオ出演した『The Blues Brothers』は全米約600館で封切られ、最初の1週間だけで500万ドルの収益を挙げ、Star Wars シリーズの第2作『The Empire Strikes Back』に次ぐ第2位の成績をマークした。

The Blues Brothers の2ndアルバムとして映画のサウンドトラック盤『The Blues Brothers: Music from the Soundtrack』がリリースされ、こちらも全米チャートで最高13位を記録し、シングルも The Spencer Davis Group のカバーである『Gimme Some Lovin'』が全米チャートで最高18位をマークした。

そのサウンドトラック盤には11曲しかなく、映画で使われた曲の全てが収録されていなかったが、その後、The Blues Brothers 名義で多くの編集盤がリリースされ、今回紹介する1998年にリリースされた2枚組の『The Blues Brothers Complete』には全部で35曲が収められていた。

この2枚組はいろいろな情報によると、オリジナルのサウンドトラック盤『The Blues Brothers: Music from the Soundtrack』と1992年にリリースされた『The Blues Brothers Definitive Collection』、1995年リリースの『The Very Best of the Blues Brothers』の3枚を網羅した内容になっていた。

だが、この2枚組でも映画で使われた曲の全てが聴けるわけではないようだ。しかし、1982年3月に33歳の若さで亡くなった John Belushi が在籍していた頃の The Blues Brothers としての音源はアルバムのタイトルにあるようにほぼ全てが収録されているらしい。

映画版でドラムを叩いていたのは Isaac Hayes のバンドにいた Willie Hall だったが、アルバムに収録された曲では『Saturday Night Live』バンドの Steve Jordan が代わりに担当していた。

曲名や参加しているメンバーのクレジットを見ていても楽しくなる2枚組のアルバムだが、もちろん多くの R&B/ソウル、ロックンロールのカバーで聴ける Jake と Elwood のボーカルもコメディアンと思えないパワフルでソウルフルな内容で、自然にからだが動いてリズムをとってしまう。

唯一、このアルバムで残念な箇所はジャケットにあるイラストだろうか。ここにも映画やテレビで活躍した Jake と Elwood の画像が使われていたら、もっと Complete というタイトルにふさわしいアルバムになっていたかもしれない。

The-Blues-Brothers-Complete.jpgThe Blues Brothers Complete
【Disc 1】
Opening: I Can't Turn You Loose ★△
Everybody Needs Somebody To Love ※★△
Gimme Some Lovin' ※★△
Think (featuring Aretha Franklin) ※★△
Soul Man ★△
Soul Finger
Messin' With The Kid ★△
Hey Bartender ★△
(I Got Every Thing I Need) Almost ★△
Rubber Biscuit
Shot Gun Blues
Groove Me
I Don't Know
"B" Movie Box Car Blues
Flip Flop And Fly
She Caught The Katy ※△
Peter Gunn Theme ※△
【Disc 2】
Shake A Tail Feather (vocal by Ray Charles) ※★△
The Old Landmark (vocal by James Brown) ※△
Theme From Rawhide ※△
Minnie The Moocher (vocal by Cab Calloway) ※△
Sweet Home Chicago ※★△
Jailhouse Rock
Who's Making Love
Do You Love Me
Guilty ★△
Perry Mason Theme
Riot In Cell Block Number Nine ★△
Green Onions
I Ain't Got You
From The Bottom
Going Back To Miami
Expressway To Your Heart
Excusez Moi Mon Cherie
Closing: I Can't Turn You Loose ★△
※:The Blues Brothers (Music from the Soundtrack) 収録
★:The Blues Brothers Definitive Collection 収録
△:The Very Best of the Blues Brothers 収録


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