Pink Floyd/『The Dark Side Of The Moon』 [CD]
このアルバムもまた数日前に紹介した Cheap Trick の『Heaven Tonight』同様、あまりにも有名なアルバムのため、このブログで紹介することを意図的に避けてきたアルバムの1つだ。
Pink Floydが1973年にリリースした通算8枚目のスタジオ・アルバム『The Dark Side Of The Moon』は今回2011年仕様のリマスター盤がリリースされ、再び注目を集めている。今回は豪華なボックス仕様も同時リリースされ、そちらは早くも入手困難な状況になっているようだ。
たぶん、2~3年前なら躊躇なくこの豪華ボックスを手を入れていたと思うが、ここ最近はいろいろな事情もあって、今回は見送りにした。そうでなくともこの『The Dark Side Of The Moon』、CD 時代になって以降、いろいろなバージョンが手元にある。新規リマスターされた音を聴いてみたいと思うが、もう少しこの騒動が落ち着いてから聴いてみたいと思っている。
『The Dark Side Of The Moon』を手元にある CD で改めて聴いてみたが、このアルバムもまた時代を超えていつも新鮮な思いで聴けるアルバムのひとつで、全10曲で40分ちょっとの時間があっという間に過ぎていくアルバムだ。
1973年のオリジナル・リリースで聴くことのできなかった『The Dark Side Of The Moon』は、洋楽を聴き始めた1970年代終盤になお全米アルバム・チャートにランクインされているアルバムとして初めてその存在を知った。この長期ランクインの記録は1973年のリリースから1988年まで続き、合計741週間にわたってランキングされたという記録にもなった。
アメリカだけでも1500万枚以上のセールスを記録し、全世界では4500万枚以上の売上も達成。おそらく今回の最新リマスター盤も売れ、さらにトータル・セールスの記録は伸びるだろう。
『The Dark Side Of The Moon』というアルバムをとおして聴く以前はキャッシュ・レジスターの SE で始まる『Money』だけは聴いたことがあった。だが、アルバムを通して聴いて以来、どの曲もそのクオリティは高く、どれか1曲が優れているのではなく、アルバムとして1曲というようにも感じられるのが、この『The Dark Side Of The Moon』というアルバムだった。
『The Dark Side Of The Moon』を初めて CD として手に入れたのは1992年にリリースされたボックス『Shine On』の中に含まれていたのが最初だった。この『Shine On』というボックスは『The Dark Side Of The Moon』を含む9枚の CD があり、当時は初期のシングルを収めた『The Early Singles』というこのボックスでしか聴けない CD もその中にあった。
その翌年の1993年、『The Dark Side Of The Moon』は前年に行われたリマスター音源を使った20周年記念盤が単体のボックスとしてリリースされ、このボックスはオリジナルのデザインを手掛けた Hipgnosis の一員 Storm Thorgerson が新たにボックスのデザインをし、オマケとしてポストカードも同梱されていた。
さらに2003年にはオリジナルのリリースから30周年として今度は SACD 盤『The Dark Side Of The Moon』がリリースされた。1973年のリリース時には Quadraphonic Mix というサラウンド盤がリリースされていたが、SACD 盤では 5.1 ch のサラウンド音源が収録されていた。そしてこの SACD 盤もまた Storm Thorgerson が新たにデザインしたジャケットに収められていた。
2001年には日本盤の紙ジャケット仕様『The Dark Side Of The Moon』もリリースされ、これには1973年のリリース時に付属された両面ポスターやステッカーが復刻され、さらに LP のレーベル面も忠実に復刻され同梱されていた。ジャケットもオリジナルに沿ったゲートフォールドで作られ、インナースリーブもオリジナルどおり忠実に復刻されていた。
2011年仕様の『The Dark Side Of The Moon』は現時点で見送りだが、この10年前の紙ジャケット仕様のクオリティは今でも素晴らしい出来なので、この紙ジャケット仕様と同等かそれ以上の仕様のジャケットで2011年リマスター盤がリリースされれば、また新たな『The Dark Side Of The Moon』が増えるかもしれない。
The Dark Side Of The Moon
Speak To Me
Breathe
On The Run
Time
The Great Gig In The Sky
Money
Us And Them
Any Colour You Like
Brain Damage
Eclipse
Pink Floydが1973年にリリースした通算8枚目のスタジオ・アルバム『The Dark Side Of The Moon』は今回2011年仕様のリマスター盤がリリースされ、再び注目を集めている。今回は豪華なボックス仕様も同時リリースされ、そちらは早くも入手困難な状況になっているようだ。
たぶん、2~3年前なら躊躇なくこの豪華ボックスを手を入れていたと思うが、ここ最近はいろいろな事情もあって、今回は見送りにした。そうでなくともこの『The Dark Side Of The Moon』、CD 時代になって以降、いろいろなバージョンが手元にある。新規リマスターされた音を聴いてみたいと思うが、もう少しこの騒動が落ち着いてから聴いてみたいと思っている。
『The Dark Side Of The Moon』を手元にある CD で改めて聴いてみたが、このアルバムもまた時代を超えていつも新鮮な思いで聴けるアルバムのひとつで、全10曲で40分ちょっとの時間があっという間に過ぎていくアルバムだ。
1973年のオリジナル・リリースで聴くことのできなかった『The Dark Side Of The Moon』は、洋楽を聴き始めた1970年代終盤になお全米アルバム・チャートにランクインされているアルバムとして初めてその存在を知った。この長期ランクインの記録は1973年のリリースから1988年まで続き、合計741週間にわたってランキングされたという記録にもなった。
アメリカだけでも1500万枚以上のセールスを記録し、全世界では4500万枚以上の売上も達成。おそらく今回の最新リマスター盤も売れ、さらにトータル・セールスの記録は伸びるだろう。
『The Dark Side Of The Moon』というアルバムをとおして聴く以前はキャッシュ・レジスターの SE で始まる『Money』だけは聴いたことがあった。だが、アルバムを通して聴いて以来、どの曲もそのクオリティは高く、どれか1曲が優れているのではなく、アルバムとして1曲というようにも感じられるのが、この『The Dark Side Of The Moon』というアルバムだった。
『The Dark Side Of The Moon』を初めて CD として手に入れたのは1992年にリリースされたボックス『Shine On』の中に含まれていたのが最初だった。この『Shine On』というボックスは『The Dark Side Of The Moon』を含む9枚の CD があり、当時は初期のシングルを収めた『The Early Singles』というこのボックスでしか聴けない CD もその中にあった。
その翌年の1993年、『The Dark Side Of The Moon』は前年に行われたリマスター音源を使った20周年記念盤が単体のボックスとしてリリースされ、このボックスはオリジナルのデザインを手掛けた Hipgnosis の一員 Storm Thorgerson が新たにボックスのデザインをし、オマケとしてポストカードも同梱されていた。
さらに2003年にはオリジナルのリリースから30周年として今度は SACD 盤『The Dark Side Of The Moon』がリリースされた。1973年のリリース時には Quadraphonic Mix というサラウンド盤がリリースされていたが、SACD 盤では 5.1 ch のサラウンド音源が収録されていた。そしてこの SACD 盤もまた Storm Thorgerson が新たにデザインしたジャケットに収められていた。
2001年には日本盤の紙ジャケット仕様『The Dark Side Of The Moon』もリリースされ、これには1973年のリリース時に付属された両面ポスターやステッカーが復刻され、さらに LP のレーベル面も忠実に復刻され同梱されていた。ジャケットもオリジナルに沿ったゲートフォールドで作られ、インナースリーブもオリジナルどおり忠実に復刻されていた。
2011年仕様の『The Dark Side Of The Moon』は現時点で見送りだが、この10年前の紙ジャケット仕様のクオリティは今でも素晴らしい出来なので、この紙ジャケット仕様と同等かそれ以上の仕様のジャケットで2011年リマスター盤がリリースされれば、また新たな『The Dark Side Of The Moon』が増えるかもしれない。
The Dark Side Of The Moon
Speak To Me
Breathe
On The Run
Time
The Great Gig In The Sky
Money
Us And Them
Any Colour You Like
Brain Damage
Eclipse
タグ:1973 Pink Floyd
2011-09-30 12:54
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コメント(6)
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Boxはどうしようか迷っていますが(輸入盤の値崩れに期待)、今回の「狂気」Immersion Editionは輸入盤で、迷わず予約購入。まずBlu-Ray盤から観賞しました。他のディスクもBBCライヴ、Early Mixなど、聞き所が多いですね。
by Hitoshi Okajima (2011-10-01 09:44)
Hitoshi Okajimaさん、コメントありがとうございます!Immersion Editionご購入されたのですね!! ウチはBlu-Ray環境がないこともBOXを見送った理由の1つなんですが、特典音源はいろいろと面白そうですね。なんだか後ろ髪を引かれる思いです。(^.^;
by MCMLXV_65 (2011-10-01 10:56)
とりあえず金欠状態(笑)ですので、2CD仕様を買おうと考えています。
音が良い「狂気」、さぞかしスゴイんだろうなぁ・・・と。
ただ何年か前に出た、SACDと比較するとどうなんでしょうねぇ。
by ryo (2011-10-01 18:13)
同じく似たような状況で、まだ手を出してません。^^; SACD盤があることも今回二の足を踏んでいる一因ですが、そろそろ同じ内容のモノを買い増すクセ(…?)は、よーく考えた上で行動に移さないとマズイ! とも思っています。(ホントか…? ^^;)
by MCMLXV_65 (2011-10-01 19:52)
こんばんは。
こういった商品、なんとかばら売りできないもんでしょうかね(苦笑)
以下個人的感想w
5.1chとQuadの聴き較べはかなり面白いと感じました。SACDを聴く環境が無くマルチを聴いてみたい方にとって、この豪華BOXが唯一の選択肢ではあまりにCPが低いですよね。
Blu-RayのハイレゾとSACDはフォーマットが違うんで単純比較出来ませんが、また一つヴァージョン違いが発生して嬉しい悲鳴(?)を上げました。PCMは2011年版なんで多少のブラッシュアップはされていると思います。
by どうぷ (2011-10-02 00:49)
どうぷさん、リイシュー盤の比較ありがとうございます。参考になります!
SACDのマルチchはそうですねぇ、あまり一般的ではないですから今回のリイシューで初めてその効果を体感できる方が多いかもしれませんね。
ハイレゾ音源は数年後にはPaul McCartneyのArchiveシリーズのようなダウンロードで究極音源が提供されそうにも…。まさに嬉しい悲鳴…ですかね。^_^;
by MCMLXV_65 (2011-10-02 01:01)