Sting/『The Soul Cages』 [CD]
1987年リリースの2ndソロ・アルバム『...Nothing Like The Sun』が Sting の母の死が影響したアルバムだったとすれば、この1991年リリースの3枚目のソロ・アルバム『The Soul Cages』は Sting の父の死が影響したアルバムだった。
アルバムからの先行シングル『All This Time』は全米チャートで最高5位を記録するポップな曲で、その印象が『The Soul Cages』にもあると期待したことで、このアルバムを CD プレーヤーにかけた最初の印象は1曲目の『Island Of Souls』の重い雰囲気で大いに戸惑った思いがある。
母に続いて父も亡くした Sting は曲を書くことがままならない状況になり、『...Nothing Like The Sun』に続くアルバムの制作は順調に進まなかったそうたが、『Why Should I Cry For You』こそ苦労したものの、この曲を仕上げるとアルバムにある残りの曲は一気に作り上げたそうだ。
Sting の亡くなった父は船乗りになれなかったことを生前悔やんでいたそうで、そんな思いはこの『The Soul Cages』のジャケットにも表れ、そんな事情を踏まえながらこのアルバムを聴くと、海を見ながら聴いているような気分にもなる。
『The Soul Cages』というアルバムにある曲は事実、海や船の話題が取り上げられていて、最初のシングル『All This Time』があまりにポップな曲だったため、リリース当時はアルバムが持っていたコンセプトを正しく理解できなかった。
この『The Soul Cages』を作ったメンバーは前作『...Nothing Like The Sun』を作った Manu Katché や Kenny Kirkland、Branford Marsalis に加えて、Sting のこれ以降のアルバムに関わるギタリストの Dominic Miller が初めて参加し、Sting はベースの他にマンドリンやシンセサイザーも弾いていた。
『The Soul Cages』は前作に続いて全英アルバム・チャートで No.1 を記録し、全米チャートでも最高2位を記録した。『All This Time』以降もシングルは『Mad About You』『The Soul Cages』『Why Should I Cry For You』がカットされたが、英米チャートでヒットしたといえるような結果は残せなかった。
『The Soul Cages』はヒットしたシングルを含むアルバムではなく、Sting のより個人的な思いが詰まったアルバムだったが、リリース当時は派手な装飾もないことで今ひとつ Sting の意図が理解できないアルバムだった。
『...Nothing Like The Sun』は好きなアルバムだったが、この『The Soul Cages』にはあまりいい思いがなかった。だが、改めて歌詞の内容も踏まえて全体をとおして聴くと、1991年当時とは全く違った印象のアルバムになるかもしれない。
The Soul Cages
Island Of Souls
All This Time
Mad About You
Jeremiah Blues (Part 1)
Why Should I Cry For You
Saint Agnes And The Burning Train
The Wild Wild Sea
The Soul Cages
When The Angels Fall
アルバムからの先行シングル『All This Time』は全米チャートで最高5位を記録するポップな曲で、その印象が『The Soul Cages』にもあると期待したことで、このアルバムを CD プレーヤーにかけた最初の印象は1曲目の『Island Of Souls』の重い雰囲気で大いに戸惑った思いがある。
母に続いて父も亡くした Sting は曲を書くことがままならない状況になり、『...Nothing Like The Sun』に続くアルバムの制作は順調に進まなかったそうたが、『Why Should I Cry For You』こそ苦労したものの、この曲を仕上げるとアルバムにある残りの曲は一気に作り上げたそうだ。
Sting の亡くなった父は船乗りになれなかったことを生前悔やんでいたそうで、そんな思いはこの『The Soul Cages』のジャケットにも表れ、そんな事情を踏まえながらこのアルバムを聴くと、海を見ながら聴いているような気分にもなる。
『The Soul Cages』というアルバムにある曲は事実、海や船の話題が取り上げられていて、最初のシングル『All This Time』があまりにポップな曲だったため、リリース当時はアルバムが持っていたコンセプトを正しく理解できなかった。
この『The Soul Cages』を作ったメンバーは前作『...Nothing Like The Sun』を作った Manu Katché や Kenny Kirkland、Branford Marsalis に加えて、Sting のこれ以降のアルバムに関わるギタリストの Dominic Miller が初めて参加し、Sting はベースの他にマンドリンやシンセサイザーも弾いていた。
『The Soul Cages』は前作に続いて全英アルバム・チャートで No.1 を記録し、全米チャートでも最高2位を記録した。『All This Time』以降もシングルは『Mad About You』『The Soul Cages』『Why Should I Cry For You』がカットされたが、英米チャートでヒットしたといえるような結果は残せなかった。
『The Soul Cages』はヒットしたシングルを含むアルバムではなく、Sting のより個人的な思いが詰まったアルバムだったが、リリース当時は派手な装飾もないことで今ひとつ Sting の意図が理解できないアルバムだった。
『...Nothing Like The Sun』は好きなアルバムだったが、この『The Soul Cages』にはあまりいい思いがなかった。だが、改めて歌詞の内容も踏まえて全体をとおして聴くと、1991年当時とは全く違った印象のアルバムになるかもしれない。
The Soul Cages
Island Of Souls
All This Time
Mad About You
Jeremiah Blues (Part 1)
Why Should I Cry For You
Saint Agnes And The Burning Train
The Wild Wild Sea
The Soul Cages
When The Angels Fall
2011-10-08 20:26
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