Basia/『Basia On Broadway』 [CD]
Matt Bianco からソロ活動に舞台を移したポーランド出身の Basia の1994年リリースの3rdアルバム『The Sweetest Illusion』に伴うワールド・ツアーから同じ年の11月25日、ニューヨークのブロードウェイにある The Neil Simon Theatre で行われたライブを収めたのが、この Basia 唯一のライブ盤『Basia On Broadway』になる。
このときのツアーは日本からスタートしたこともあって、このライブ盤はその日本公演を見たファンには嬉しい Basia からのプレゼントでもあった。
このブログで Basia のスタジオ・アルバムはソロ・デビュー盤の『Time and Tide』、続く2ndアルバム『London Warsaw New York』を紹介してきたが、このライブ盤には最新作も含めて3枚のアルバムから満遍なく曲がセレクトされていた。
Basia のアルバムは『The Sweetest Illusion』も全米チャートで最高27位まで上昇し、このツアーも良かったのだが、この後のスタジオ・アルバムは2009年の『It's That Girl Again』まで待つことになってしまった。1998年にはベスト盤『Clear Horizon』がリリースされたが、それを最後にほとんど Basia の名前を見かけることはなくなってしまった。
『Basia On Broadway』は全16曲の中で最もテンポの速い『Copernicus』で幕を開ける。この類のノリのいい曲は普通ライブの終盤に登場すると思っていたところに意表を突いたかたちで始まり、Basia の世界に一気に引きこまれる。
2曲目以降、次第にテンポを落とした曲が『Baby You're Mine』の辺りまで並ぶ。Basia の伸びやかなボーカルが聴きどころの序盤はバックの演奏がジャジーな雰囲気も奏で、とてもリラックスした感じのライブに変わり、『Copernicus』で高まった熱を少しずつ冷ましてくれる。
『Take Him Back Rachel』以降、再びアップテンポな曲が続いて終盤へとライブは進んでいく。Basia のボーカルはどんなタイプの曲でも全く衰えることなく、女性にしてはちょっと低い音域から高い音域までとても聴き応えがある。
この当時の来日公演を残念ながら見られなかったので、この『Basia On Broadway』を聴いてから、いつか Basia のライブを生で見たいと思っていたが、これ以降、主だった活動がなくなってしまったのはとても残念だった。
Basia の魅力は初期の3枚のスタジオ・アルバムに詰まっているのでベスト盤『Clear Horizon』より機会があればその3枚を聴いてほしいと思う。そしてベスト盤の『Clear Horizon』にはなぜか『Copernicus』が収録されていないので、Basia の曲がどんなスタイルなのかを知りたいときも、このライブ盤『Basia On Broadway』がよりお勧めだろう。
Basia On Broadway
Copernicus ☆
Cruising For Bruising ☆
Third Time Lucky ◆
Drunk On Love ◆
From Now On ※
Baby You're Mine ☆
Yearning ◆
Take Him Back Rachel ☆
New Day For You ※
Promises ※
Time And Tide ※
Half A Minute
Reward ☆
Until You Come Back To Me (That's What I'm Gonna Do) ☆
Dzień Się Budzi
Brave New Hope ☆
※:『Time and Tide』収録
☆:『London Warsaw New York』収録
◆:『The Sweetest Illusion』収録
このときのツアーは日本からスタートしたこともあって、このライブ盤はその日本公演を見たファンには嬉しい Basia からのプレゼントでもあった。
このブログで Basia のスタジオ・アルバムはソロ・デビュー盤の『Time and Tide』、続く2ndアルバム『London Warsaw New York』を紹介してきたが、このライブ盤には最新作も含めて3枚のアルバムから満遍なく曲がセレクトされていた。
Basia のアルバムは『The Sweetest Illusion』も全米チャートで最高27位まで上昇し、このツアーも良かったのだが、この後のスタジオ・アルバムは2009年の『It's That Girl Again』まで待つことになってしまった。1998年にはベスト盤『Clear Horizon』がリリースされたが、それを最後にほとんど Basia の名前を見かけることはなくなってしまった。
『Basia On Broadway』は全16曲の中で最もテンポの速い『Copernicus』で幕を開ける。この類のノリのいい曲は普通ライブの終盤に登場すると思っていたところに意表を突いたかたちで始まり、Basia の世界に一気に引きこまれる。
2曲目以降、次第にテンポを落とした曲が『Baby You're Mine』の辺りまで並ぶ。Basia の伸びやかなボーカルが聴きどころの序盤はバックの演奏がジャジーな雰囲気も奏で、とてもリラックスした感じのライブに変わり、『Copernicus』で高まった熱を少しずつ冷ましてくれる。
『Take Him Back Rachel』以降、再びアップテンポな曲が続いて終盤へとライブは進んでいく。Basia のボーカルはどんなタイプの曲でも全く衰えることなく、女性にしてはちょっと低い音域から高い音域までとても聴き応えがある。
この当時の来日公演を残念ながら見られなかったので、この『Basia On Broadway』を聴いてから、いつか Basia のライブを生で見たいと思っていたが、これ以降、主だった活動がなくなってしまったのはとても残念だった。
Basia の魅力は初期の3枚のスタジオ・アルバムに詰まっているのでベスト盤『Clear Horizon』より機会があればその3枚を聴いてほしいと思う。そしてベスト盤の『Clear Horizon』にはなぜか『Copernicus』が収録されていないので、Basia の曲がどんなスタイルなのかを知りたいときも、このライブ盤『Basia On Broadway』がよりお勧めだろう。
Basia On Broadway
Copernicus ☆
Cruising For Bruising ☆
Third Time Lucky ◆
Drunk On Love ◆
From Now On ※
Baby You're Mine ☆
Yearning ◆
Take Him Back Rachel ☆
New Day For You ※
Promises ※
Time And Tide ※
Half A Minute
Reward ☆
Until You Come Back To Me (That's What I'm Gonna Do) ☆
Dzień Się Budzi
Brave New Hope ☆
※:『Time and Tide』収録
☆:『London Warsaw New York』収録
◆:『The Sweetest Illusion』収録
2011-11-14 15:03
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