Foo Fighters/『Greatest Hits』 [CD]
Foo Fighters の名前は1995年のバンド名を冠したデビュー盤の頃から知っていたが、実際に CD を手に入れ、アルバムを通して聴いてみたのは、最新作の『Wasting Light』が初めてだった。
たまに amazon で過去のスタジオ・アルバムが1000円もしない3桁の手軽な価格になっているので、いつかは全てのスタジオ・アルバムを聴いてみたいと思っていたが、まず手に入れたのが、この2009年にリリースされた Foo Fighters 結成から14年目にして初のベスト盤、その名前のとおりの『Greatest Hits』だった。
1995年に作られたアルバム『Foo Fighters』は元 Nirvana のドラマー Dave Grohl が全ての楽器をプレイしてボーカルも担当し、プロデュースも Barrett Jones と共に Dave が務め、名義こそ Foo Fighters となっていたが、事実上 Dave のソロ・アルバムのような存在だった。
そのデビュー盤の『Foo Fighters』からは『This Is A Call』『Big Me』の2曲が、この『Greatest Hits』に収録され、この2曲は全米のシングル総合チャートでランク入りしなかったが、オルタナティブ系チャートではそれぞれ最高2位と3位を記録した。
続く1997年の2ndアルバム『The Colour And The Shape』からは『Everlong』『My Hero』『Monkey Wrench』の3曲が収録された。この頃の Dave はドラムの他にリード・ギターとボーカルもこなし、ギターはもうひとり Pat Smear を招き入れ、ベースは Nate Mendel が担当。現在の Foo Fighters でドラムを叩く Taylor Hawkins はこの頃から加わったが、まだ Taylor がドラムを叩く曲は数曲だけだった。
そして、この3曲はまたも全米のシングル総合チャートに入らなかったが、オルタネティブ系チャートではそれぞれ最高3位、6位、9位と全て Top10 入りを記録した。
1999年の3rdアルバム『There Is Nothing Left To Lose』は Dave と Nate、Taylor の3人体制で作られ、ここからは『Learn To Fly』『Breakout』の2曲が選ばれた。
前者はコミカルな Dave の PV も記憶に残る曲で、Foo Fighters 初の全米シングル総合チャートでランク入りも果たして最高19位を記録。お馴染みオルタナティブ系チャートでは見事 No.1 を獲得した曲になった。このアルバムからの3rdシングル『Breakout』もオルタナティブ系チャートで最高8位をマークした。
2000年代に入って初のアルバム『One By One』からは『All My Life』『Times Like These』の2曲が選ばれ、『All My Life』はこのベスト盤のトップも飾っている。『All My Life』はオルタナティブ系チャートで2曲目の No.1 を記録し、『Times Like These』も同チャートで最高5位を記録した。
そして2005年にリリースされた初の2枚組アルバム『In Your Honor』からは3曲目のオルタネイティヴ系チャート No.1 になった『Best Of You』を収録。この曲は全米チャートでロック系の曲が多くかかるメインストリーム系チャートでも No.1 を記録し、全英チャートでもそれまでの最高となる4位を記録。アメリカでは Foo Fighters のシングルで初の100万枚もマークしてプラティナ・ディスクにも輝いた。
続く2007年のアルバム『Echoes, Silence, Patience & Grace』からは『The Pretender』『Long Road To Ruin』の2曲が選ばれた。このベスト盤から最も近い2枚のスタジオ・アルバムからの選曲が僅かなことが、このベスト盤の敢えて言うなら弱い点だろうか。
だが、その『The Pretender』『Long Road To Ruin』の2曲は、いずれも全米のオルタナティブ系チャートで共に No.1 を記録し、『The Pretender』はアメリカでゴールド・ディスクに、カナダでプラティナ・ディスクに輝き、ベスト盤に収録されるにこちらもふさわしい曲だった。
この『Greatest Hits』には他に2006年のアコースティック・ライブ盤『Skin And Bones』から、そのタイトル曲が選ばれ、終盤に登場する3曲は『Wheels』と『Word Forward』が当時の未発表曲。そしてベスト盤最後の曲は『Everlong』のアコースティック・バージョンだった。
『Wheels』は『Greatest Hits』からのリード・シングルとしてカットされ、全米ロック系チャートで No.1 に、メインストリーム・チャートで最高4位、オルタナティブ系チャートで最高3位を記録した。
2000年代後半の Foo Fighters はシングル総合チャートで相変わらず低い順位をウロウロしていたが、オルタナティブ系チャートでは上位が常連。ロック系の曲を専門にかけるラジオ曲では頻繁にオンエアされる存在だった。
ベスト盤『Greatest Hits』でそれまでの活動に一区切りをつけ、そして『Wasting Light』へと続くわけだが、シンプルなロックを全面に押し出した最新作が世界中のチャートで No.1 に輝き、2012年の Grammy 賞でも Best Rock Album を含む4部門に選出されたのは記憶に新しいところだ。
Greatest Hits
All My Life
Best Of You
Everlong
The Pretender
My Hero
Learn To Fly
Times Like These
Monkey Wrench
Big Me
Breakout
Long Road To Ruin
This Is A Call
Skin And Bones
Wheels
Word Forward
Everlong (Acoustic)
たまに amazon で過去のスタジオ・アルバムが1000円もしない3桁の手軽な価格になっているので、いつかは全てのスタジオ・アルバムを聴いてみたいと思っていたが、まず手に入れたのが、この2009年にリリースされた Foo Fighters 結成から14年目にして初のベスト盤、その名前のとおりの『Greatest Hits』だった。
1995年に作られたアルバム『Foo Fighters』は元 Nirvana のドラマー Dave Grohl が全ての楽器をプレイしてボーカルも担当し、プロデュースも Barrett Jones と共に Dave が務め、名義こそ Foo Fighters となっていたが、事実上 Dave のソロ・アルバムのような存在だった。
そのデビュー盤の『Foo Fighters』からは『This Is A Call』『Big Me』の2曲が、この『Greatest Hits』に収録され、この2曲は全米のシングル総合チャートでランク入りしなかったが、オルタナティブ系チャートではそれぞれ最高2位と3位を記録した。
続く1997年の2ndアルバム『The Colour And The Shape』からは『Everlong』『My Hero』『Monkey Wrench』の3曲が収録された。この頃の Dave はドラムの他にリード・ギターとボーカルもこなし、ギターはもうひとり Pat Smear を招き入れ、ベースは Nate Mendel が担当。現在の Foo Fighters でドラムを叩く Taylor Hawkins はこの頃から加わったが、まだ Taylor がドラムを叩く曲は数曲だけだった。
そして、この3曲はまたも全米のシングル総合チャートに入らなかったが、オルタネティブ系チャートではそれぞれ最高3位、6位、9位と全て Top10 入りを記録した。
1999年の3rdアルバム『There Is Nothing Left To Lose』は Dave と Nate、Taylor の3人体制で作られ、ここからは『Learn To Fly』『Breakout』の2曲が選ばれた。
前者はコミカルな Dave の PV も記憶に残る曲で、Foo Fighters 初の全米シングル総合チャートでランク入りも果たして最高19位を記録。お馴染みオルタナティブ系チャートでは見事 No.1 を獲得した曲になった。このアルバムからの3rdシングル『Breakout』もオルタナティブ系チャートで最高8位をマークした。
2000年代に入って初のアルバム『One By One』からは『All My Life』『Times Like These』の2曲が選ばれ、『All My Life』はこのベスト盤のトップも飾っている。『All My Life』はオルタナティブ系チャートで2曲目の No.1 を記録し、『Times Like These』も同チャートで最高5位を記録した。
そして2005年にリリースされた初の2枚組アルバム『In Your Honor』からは3曲目のオルタネイティヴ系チャート No.1 になった『Best Of You』を収録。この曲は全米チャートでロック系の曲が多くかかるメインストリーム系チャートでも No.1 を記録し、全英チャートでもそれまでの最高となる4位を記録。アメリカでは Foo Fighters のシングルで初の100万枚もマークしてプラティナ・ディスクにも輝いた。
続く2007年のアルバム『Echoes, Silence, Patience & Grace』からは『The Pretender』『Long Road To Ruin』の2曲が選ばれた。このベスト盤から最も近い2枚のスタジオ・アルバムからの選曲が僅かなことが、このベスト盤の敢えて言うなら弱い点だろうか。
だが、その『The Pretender』『Long Road To Ruin』の2曲は、いずれも全米のオルタナティブ系チャートで共に No.1 を記録し、『The Pretender』はアメリカでゴールド・ディスクに、カナダでプラティナ・ディスクに輝き、ベスト盤に収録されるにこちらもふさわしい曲だった。
この『Greatest Hits』には他に2006年のアコースティック・ライブ盤『Skin And Bones』から、そのタイトル曲が選ばれ、終盤に登場する3曲は『Wheels』と『Word Forward』が当時の未発表曲。そしてベスト盤最後の曲は『Everlong』のアコースティック・バージョンだった。
『Wheels』は『Greatest Hits』からのリード・シングルとしてカットされ、全米ロック系チャートで No.1 に、メインストリーム・チャートで最高4位、オルタナティブ系チャートで最高3位を記録した。
2000年代後半の Foo Fighters はシングル総合チャートで相変わらず低い順位をウロウロしていたが、オルタナティブ系チャートでは上位が常連。ロック系の曲を専門にかけるラジオ曲では頻繁にオンエアされる存在だった。
ベスト盤『Greatest Hits』でそれまでの活動に一区切りをつけ、そして『Wasting Light』へと続くわけだが、シンプルなロックを全面に押し出した最新作が世界中のチャートで No.1 に輝き、2012年の Grammy 賞でも Best Rock Album を含む4部門に選出されたのは記憶に新しいところだ。
Greatest Hits
All My Life
Best Of You
Everlong
The Pretender
My Hero
Learn To Fly
Times Like These
Monkey Wrench
Big Me
Breakout
Long Road To Ruin
This Is A Call
Skin And Bones
Wheels
Word Forward
Everlong (Acoustic)
タグ:FOO FIGHTERS 2009
2012-03-29 21:19
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