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Paul Weller/『Out Of The Sinking』 [CD]

Out-Of-The-Sinking.jpgこの『Out Of The Sinking』は Paul Weller が1995年にリリースしたソロ3枚目のスタジオ・アルバム『Stanley Road』に収録されている曲だが、シングルとしてリリースされたのは『Stanley Road』がリリースされる半年以上も前の1994年秋だった。

Digipack 仕様の CD シングルには The Beatles のカバー『Sexy Sadie』と、前作『Wild Wood』に収録の『Sunflower』の Lynch mob dub バージョンの2曲がカップリングされていた。

このシングル盤にある『Out Of The Sinking』はアルバム・バージョンと異なり、曲が始まる前にドラムの Steve White によるカウントを含む4分5秒の長いバージョンで、またアルバム・バージョンにある Carleen Anderson のバック・ボーカルがないバージョンだった。

『Out Of The Sinking』のレコーディング・メンバーは Paul と Steve の他にベースが Yolanda Charles、オルガンが Helen Turner の4人と表記されていたが、カップリングの『Sexy Sadie』では Ocean Colour Scene のメンバー、Damon Minchella と Steve Cradock が、それぞれベースとギターを弾いていた。

『Sexy Sadie』は長いこと、この『Out Of The Sinking』のシングル盤でしか聴けないレアな存在だったが、2003年にリリースされた3枚組のコンピレーション・アルバム『Fly On The Wall』に収録され、その後、2005年の『Stanley Road』10周年記念盤にも収録された。

アルバム『Wild Wood』のリリースから約1年も経った頃にリリースされた『Out Of The Sinking』は全英チャートで最高20位を記録したが、リリース時点では、この曲が次のアルバムのリード・シングルになるのかも分からない状況だった。

加えて The Beatles のカバー曲がこのシングルでしか聴けないとあり、Digipack 仕様の CD シングルは当時貴重な一枚だった。

ミッドテンポな『Out Of The Sinking』はライブで序盤によくプレイされる曲の1つで、ソロ時代のライブ盤『Days Of Speed』『Catch-Flame!』でもそれぞれ3曲目と2曲目に収録されている。

『Out Of The Sinking』はライブ盤の他に、ベスト盤の『Modern Classics』『hit parade』にも収録 (いずれもアルバム・バージョン) され、2008年にリリースされた4枚組の『At The BBC』にはアコースティックなバージョンも収録された。

そして『At The BBC』の13枚もの CD に相当するダウンロード版では7回も登場し、ライブで欠かせない定番曲の1つになっていた。


タグ:Paul Weller 1994


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