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The Rolling Stones/『Highwire』 [CD]

Highwire.jpgスタジオ・アルバム『Steel Wheels』のリリース後のワールド・ツアーは1989年8月から始まり、1990年の日本公演を最後に欧州レグに入るとその名前を Urban Jungle と変え、ステージ・セットも一新された。

そして、この久々のワールド・ツアー後にリリースされたライブ盤が『Flashpoint』で、そこからのリード・シングルが、この『Highwire』という新曲だった。

『Flashpoint』には『Highwire』と『Sexdrive』という2つの新曲があり、そのどちらもシングル・カットされ、この2枚のシングルは2011年にリリースされた45枚組みのボックス・セット『The Singles 1971-2006』にも収められた。

シングル『Highwire』がリリースされたのは1991年3月。この曲の PV や、歌詞ではこの当時勃発した第一次湾岸戦争を彷彿させる箇所があったが、リリースされた3月はその第一次湾岸戦争が終了した後と、珍しく政治的な意味を含むシングルだったが、微妙にタイミングを外す結果となってしまった。(これもストーンズらしい…?)


『Highwire』は英米のチャートで全英チャートが最高29位、全米チャートが最高57位止まりだった。(久々の復活シングルとなった1989年の『Mixed Emotions』の全英36位より上、また1986年の『Harlem Shuffle』の全英13位より下だったという結果も??、この2曲は全米チャートでは最高5位を共にマークした)

だが『Highwire』のシングルはその新曲より、カップリングされたライブ・テイクに注目で、2種類リリースされたシングルにはライブ盤『Flashpoint』になかった曲が収められていた。

『Highwire』の7インチ・バージョンには日本公演でもプレイされた『2000 Light Years From Home』があり (スペインのバルセロナ公演から)、さらに初の日本公演、その10回のステージでは一度もプレイされなかった1954年の Muddy Waters のシングル『I Just Want To Make Love To You』のカバーが収められていた。

また『Highwire』のフル・バージョンを収めた別のシングルには、日本公演でも初日を含む2回しかプレイされなかった『Play With Fire』があり、これも『Flashpoint』になかった曲だった。

1991年当時は輸入盤のシングルもまだ賑わっていた頃で、この『Flashpoint』にない曲を含む『Highwire』は、新曲より注目した点だった。

ライブ盤としての『Flashpoint』も今から考えれば CD の収録可能な時間まで目一杯使えば、これらの未収録曲を入れられたかもしれない。また、新曲はシングルでのリリースとして、その空いた時間にこれら未収録曲を追加すれば、もっと久々のワールド・ツアーの記録としての価値が高まったようにも思える。

Highwire.jpgHighwire
Highwire (7" Version)
2000 Light Years From Home (Live)
Sympathy For The Devil (Live)
I Just Want To Make Love To You (Live)
Highwire (Full Length Version)
Play With Fire (Live)
Factory Girl (Live)



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