Elvis Costello/『Secret, Profane & Sugarcane』 [CD]
先日の『Momofuke』の後、下書きをして紹介する予定でいたアルバムが、この Elvis Costello が2009年夏にリリースした『Secret, Profane & Sugarcane』だった。
意外に荒削りな感じがあった『Momofuke』は初期の Costello を思い出させたが、それからあまり間隔をおかずにリリースされた『Secret, Profane & Sugarcane』も、当初はそういうアルバムと期待をしていたが、このアルバムはまた意外な展開のアルバムだった。
1989年リリースの『Spike』以来となる T Bone Burnett をプロデュースに迎えた『Secret, Profane & Sugarcane』。Costello と Burnett は、それぞれ Howard と Henry の Coward 兄弟として The Coward Brothers という変名を使ったこともあった。
『Secret, Profane & Sugarcane』はコーヒーチェーンの Starbucks が運営するレーベル Hear Music からリリースされた Costello 初のスタジオ・アルバムで、レコーディングはアメリカのテネシー州のナッシュビルで、わずか3日間で行われた。
レコーディングにはいつもの Steve Nieve など The Imposters のメンバーは誰も参加しておらず、フィドルやマンドリン、バンジョー、アコーディオンなどのアコースティックな楽器をフューチャーしたフォークやカントリー風な曲が収録されていた。
『Momofuke』も短期間で作られたアルバムで、『Secret, Profane & Sugarcane』も似たような制作期間だったが、これほど方向性が違うアルバムが毎年続けてリリースされるのは、いかにも多作な Costello らしかった。
『Momofuke』でもそうだったが、『Secret, Profane & Sugarcane』でもカントリー界の大物、Emmylou Harris を招いて、『The Crooked Line』でコーラスに参加してもらっていた。
この『The Crooked Line』は Costello と Burnett のふたりが書いた曲で、このふたりは『Sulphur To Sugarcane』も共作。そして、前作『Momofuke』にも参加した Loretta Lynn が再び『Secret, Profane & Sugarcane』でも、Costello と『I Felt The Chill Before The Winter Came』を書いていた。
『Secret, Profane & Sugarcane』は最後の曲、『Changing Partners』を除き、全て Costello が関わり作られた曲で、『Changing Partners』だけは1953年に Bing Crosby が歌い、全米チャートで最高17位をマークした曲のカバーだった。
日本版の『Secret, Profane & Sugarcane』には Lou Reed の『Famme Fatale』のカバーと、Costello がアレンジをしたトラディショナル曲の『What Lewis Did Last』の2曲も追加され、全15曲入りになっていた。
Secret, Profane & Sugarcane
Down Among The Wines And Spirits
Complicated Shadows
I Felt The Chill
My All Time Doll
Hidden Shame
She Handed Me A Mirror
I Dreamed Of My Old Lover
How Deep Is The Red?
She Was No Good
Sulphur To Sugarcane
Red Cotton
The Crooked Line
Changing Partners
意外に荒削りな感じがあった『Momofuke』は初期の Costello を思い出させたが、それからあまり間隔をおかずにリリースされた『Secret, Profane & Sugarcane』も、当初はそういうアルバムと期待をしていたが、このアルバムはまた意外な展開のアルバムだった。
1989年リリースの『Spike』以来となる T Bone Burnett をプロデュースに迎えた『Secret, Profane & Sugarcane』。Costello と Burnett は、それぞれ Howard と Henry の Coward 兄弟として The Coward Brothers という変名を使ったこともあった。
『Secret, Profane & Sugarcane』はコーヒーチェーンの Starbucks が運営するレーベル Hear Music からリリースされた Costello 初のスタジオ・アルバムで、レコーディングはアメリカのテネシー州のナッシュビルで、わずか3日間で行われた。
レコーディングにはいつもの Steve Nieve など The Imposters のメンバーは誰も参加しておらず、フィドルやマンドリン、バンジョー、アコーディオンなどのアコースティックな楽器をフューチャーしたフォークやカントリー風な曲が収録されていた。
『Momofuke』も短期間で作られたアルバムで、『Secret, Profane & Sugarcane』も似たような制作期間だったが、これほど方向性が違うアルバムが毎年続けてリリースされるのは、いかにも多作な Costello らしかった。
『Momofuke』でもそうだったが、『Secret, Profane & Sugarcane』でもカントリー界の大物、Emmylou Harris を招いて、『The Crooked Line』でコーラスに参加してもらっていた。
この『The Crooked Line』は Costello と Burnett のふたりが書いた曲で、このふたりは『Sulphur To Sugarcane』も共作。そして、前作『Momofuke』にも参加した Loretta Lynn が再び『Secret, Profane & Sugarcane』でも、Costello と『I Felt The Chill Before The Winter Came』を書いていた。
『Secret, Profane & Sugarcane』は最後の曲、『Changing Partners』を除き、全て Costello が関わり作られた曲で、『Changing Partners』だけは1953年に Bing Crosby が歌い、全米チャートで最高17位をマークした曲のカバーだった。
日本版の『Secret, Profane & Sugarcane』には Lou Reed の『Famme Fatale』のカバーと、Costello がアレンジをしたトラディショナル曲の『What Lewis Did Last』の2曲も追加され、全15曲入りになっていた。
Secret, Profane & Sugarcane
Down Among The Wines And Spirits
Complicated Shadows
I Felt The Chill
My All Time Doll
Hidden Shame
She Handed Me A Mirror
I Dreamed Of My Old Lover
How Deep Is The Red?
She Was No Good
Sulphur To Sugarcane
Red Cotton
The Crooked Line
Changing Partners
2012-11-10 12:59
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