Green Day/『Warning:』 [CD]
Green Day の最新三部作から既に2枚が手元にあるにも関わらず、8枚組のボックス『The Studio Albums 1990-2009』に収録されたアルバムから順番に聴いていこう! と思い、なかなか最新作の『¡UNO!』『¡DOS!』に辿りつけない…。
「音楽は逃げていかないから…」なんて言い訳を勝手に思い、今、聴いているのは、2000年代に入って最初にリリースされたスタジオ・アルバムの『Warning:』。
この『Warning:』、Green Day のメジャー・レーベル移籍後のアルバムでは初めてアメリカでマルチ・プラティナを逃したアルバム (という表現も凄い…) だったが、チャートでは英米それぞれで最高4位をマークと、前作『nimrod.』より、いい結果を残した。
話は少しズレるが、前作のタイトルでは最後にピリオド『.』が付き、今作では最後にコロン『:』が付く。これには、どういう意味があったのだろう…???
メジャー移籍後の『dookie』から、プロデューサーには Rob Cavallo の名前があったが、この『Warning:』のプロデュースは初めて Green Day だけになり、Rob Cavallo の名前は Executive Producer の位置になった。
当初『Warning:』のプロデュースには R.E.M. などを手掛けた Scott Litt が起用されたが、バンドの目指す方向と合わず破談。そして、再び Rob Cavallo が呼ばれたが、プロデュースのほとんどの仕事は既にバンドでコントロールできていたので、Rob Cavallo は便宜上、上のような肩書きに収まったようだ。
『Warning:』を初めて聴いたとき、1曲目のタイトル曲『Warning』と続く『Blood, Sex And Booze』の Green Day にしては肩の力の抜けたスタイルに、ちょっと戸惑いを感じた。だが、3曲目の『Church On Sunday』はラブ・ソングだが、それまでの Green Day を感じるテンポの速いロックで、これはさっそくお気に入りの曲になった。
この『Church On Sunday』はゲスト・ミュージシャンに Tom Petty & The Heartbreakers のキーボード Benmont Tench を迎えた曲だった。Green Day のアルバムにこういった有名バンドのアーティストが参加しているのは珍しいことだった。
また『Warning:』では、ホーンやストリングスで Green Day の3人以外の外部ミュージシャンの力を導入。これもまた、それまでの Green Day のアルバムに、あまり見られないことだった。
『Warning:』にある曲では、終盤に登場するリード・シングルに選ばれた『Minority』が最も有名かもしれないが、個人的には歌詞を Green Day として書いた5分を超す大作 (これも Green Day にしては珍しい長さ!) の『Misery』も、お気に入りの曲のひとつ。
『Misery』にはいろいろな人物が登場し、Green Day がストーリーテラーとしても素晴らしいことを感じる曲になっていた。そして、この『Misery』もまた、Green Day にしては少しテンポを落とした曲で、こういうかたちの表現ができることも新鮮な驚きだった。
随所にそれまでの「…らしさ」から脱却する場面のある『Warning:』が、セールスの面で今ひとつ伸び悩んだのは、こういった箇所にそれまでのファンが戸惑いを感じたたこともあったのだろうか。しかし、こういう幾つかの「らしくない」箇所が、個人的には好きな『Warning:』だった。
Warning:
Warning
Blood, Sex And Booze
Church On Sunday
Fashion Victim
Castaway
Misery
Deadbeat Holiday
Hold On
Jackass
Waiting
Minority
Macy's Day Parade
「音楽は逃げていかないから…」なんて言い訳を勝手に思い、今、聴いているのは、2000年代に入って最初にリリースされたスタジオ・アルバムの『Warning:』。
この『Warning:』、Green Day のメジャー・レーベル移籍後のアルバムでは初めてアメリカでマルチ・プラティナを逃したアルバム (という表現も凄い…) だったが、チャートでは英米それぞれで最高4位をマークと、前作『nimrod.』より、いい結果を残した。
話は少しズレるが、前作のタイトルでは最後にピリオド『.』が付き、今作では最後にコロン『:』が付く。これには、どういう意味があったのだろう…???
メジャー移籍後の『dookie』から、プロデューサーには Rob Cavallo の名前があったが、この『Warning:』のプロデュースは初めて Green Day だけになり、Rob Cavallo の名前は Executive Producer の位置になった。
当初『Warning:』のプロデュースには R.E.M. などを手掛けた Scott Litt が起用されたが、バンドの目指す方向と合わず破談。そして、再び Rob Cavallo が呼ばれたが、プロデュースのほとんどの仕事は既にバンドでコントロールできていたので、Rob Cavallo は便宜上、上のような肩書きに収まったようだ。
『Warning:』を初めて聴いたとき、1曲目のタイトル曲『Warning』と続く『Blood, Sex And Booze』の Green Day にしては肩の力の抜けたスタイルに、ちょっと戸惑いを感じた。だが、3曲目の『Church On Sunday』はラブ・ソングだが、それまでの Green Day を感じるテンポの速いロックで、これはさっそくお気に入りの曲になった。
この『Church On Sunday』はゲスト・ミュージシャンに Tom Petty & The Heartbreakers のキーボード Benmont Tench を迎えた曲だった。Green Day のアルバムにこういった有名バンドのアーティストが参加しているのは珍しいことだった。
また『Warning:』では、ホーンやストリングスで Green Day の3人以外の外部ミュージシャンの力を導入。これもまた、それまでの Green Day のアルバムに、あまり見られないことだった。
『Warning:』にある曲では、終盤に登場するリード・シングルに選ばれた『Minority』が最も有名かもしれないが、個人的には歌詞を Green Day として書いた5分を超す大作 (これも Green Day にしては珍しい長さ!) の『Misery』も、お気に入りの曲のひとつ。
『Misery』にはいろいろな人物が登場し、Green Day がストーリーテラーとしても素晴らしいことを感じる曲になっていた。そして、この『Misery』もまた、Green Day にしては少しテンポを落とした曲で、こういうかたちの表現ができることも新鮮な驚きだった。
随所にそれまでの「…らしさ」から脱却する場面のある『Warning:』が、セールスの面で今ひとつ伸び悩んだのは、こういった箇所にそれまでのファンが戸惑いを感じたたこともあったのだろうか。しかし、こういう幾つかの「らしくない」箇所が、個人的には好きな『Warning:』だった。
Warning:
Warning
Blood, Sex And Booze
Church On Sunday
Fashion Victim
Castaway
Misery
Deadbeat Holiday
Hold On
Jackass
Waiting
Minority
Macy's Day Parade
2012-11-22 12:35
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